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5/24【リアルジャパン】6・23後楽園で6ヶ月ぶりレジェンド王座再戦 船木「ベルト返してもらう」、王者・関本は打撃対策の肉体強化を宣言

 リアルジャパンは24日、東京・本郷三丁目の興義館で会見し、6・23後楽園大会の開催を発表。メインイベントではレジェンド選手権試合「関本大介vs船木誠勝」が決まった。王者・関本は船木の打撃を警戒し、肉体強化を宣言。船木は「関本選手に貸した借りを返して、一緒にベルトを返してもらいたい」と6ヶ月ぶりの雪辱を誓った。

 関本と船木は昨年12・9後楽園大会以来6ヶ月ぶり2度目の一騎打ちとなる。大激闘となった前回は12分58秒、関本が必殺のぶっこ抜きジャーマンで勝利し、レジェンド王座初戴冠を果たした。

 初代タイガーマスクは「私が推進するストロングスタイルをキッチリ頭に刻んでいただいていて、その通り実行して試合をしてくれる」と二人を評価。「歴史に残る試合」を期待してリアルジャパンの至宝ベルトをかけた再戦を組んだ。

 前回のシングル初対決に敗れ、第8代王者から陥落した船木にとっては満を持しての雪辱戦となる。「半年前が昨日のことように感じられて、こんな早くリターンマッチの権利が回ってきたんだなとびっくりしてます」と想像以上に早く再戦を迎えることになったが、「佐山さんから指名されたからには、これは絶対取り返せという意味だと思ってますので、関本選手に貸した借りを返して、一緒にベルトを返してもらいたい」と雪辱を誓うばかりだ。

 前回の対決を通じて実感したのは関本の怪力。「ラリアットとか最後のジャーマンにしても、大技を食らいすぎた」のが反省材料で、「一発食らうたびに消耗するのを感じた」と関本の攻撃力に舌を巻いた。それでも「半年間フリーでいろんな選手と戦ってきて調子が上がってる」と自信を深めている船木は「攻防の中の自分が追い込まれていった部分をそこに少し抵抗して新しいものをぶつけていきたい」と相打ちも覚悟のうえで真っ向勝負する構えをみせた。

 対する関本は3・24後楽園大会で長井満也を下して以来2度目の防衛戦。戴冠から半年が経過し、再び船木と対峙する時を迎える。「船木選手に勝った喜びは昨日のように憶えています」という関本にとって前回の勝利はとてつもなく大きな自信につながった。

 半年前は勝利こそ収めたものの、船木のハイキックを食らって一時的に記憶を失うほどのダメージを受けた。「以前と同じように打撃に細心の注意を払いたい」と改めて警戒した関本は、「寝技でも船木選手の方がまったくもって体重が重く感じた」という。そこで「少しでも自分はウェートアップして打撃に耐えうるような体を6月23日までに作っていきたい。脳が揺れないように筋肉を鍛えるだけ」と肉体強化を見据えた。

 船木からは「関本選手は大日本で負けが込んでるという噂を聞きますので、もしかしたらリアルジャパンのこのベルトに束縛されてるんじゃないか」と指摘されたが、関本は「レジェンドのベルトを手にしたことによって自分への責任感も強くなった」と完全否定。対船木連勝に自信をのぞかせていた。

☆6/23(木)東京・後楽園ホール『佐山サトルプロデュース 初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF GOLD V』17:30開場、18:30開始

▼メインイベント レジェンド選手権試合
[挑戦者]
船木誠勝
(1/60)
関本大介
[第9代王者]
※関本2度目の防衛戦

[出場予定選手]
スーパー・タイガー
長井満也
アレクサンダー大塚
タカ・クノウ
スーパー・ライダー
ウルティモ・ドラゴン
折原昌夫
小笠原和彦
間下隼人
倉島信行
山本SAN

LEONA

※他追加選手、対戦カードは後日発表


【会見の模様】
▼初代タイガー「皆さんご存知の通り12月に凄い試合をしていただき、そのリターンマッチですので、次の試合で何が起こるか、だいたいわかってくれると思います。歴史を作っていく二人がやると思いますので、皆さんよろしくお願いします」

▼船木「12月のタイトルマッチ、半年前なんですけど、あっという間に半年間がすぎて、だけど半年前が昨日のことように感じられて、こんな早くリターンマッチの権利が回ってきたんだなとびっくりしてますけど、佐山さんから指名されたからには、これは絶対取り返せという意味だと思ってますので、関本選手に貸した借りを返して、一緒にベルトを返してもらいたい。そういう気持ちで臨みます。半年間フリーでいろんな選手と戦ってきて調子が上がってる。かたや関本選手は大日本で負けが込んでるという噂を聞きますので、もしかしたらリアルジャパンのこのベルトに束縛されてるんじゃないかなという気持ちがあります。そういうことからして自分が奪い返して関本選手を楽にしてあげたいなと思います」

▼関本「自分も12月9日のあの時ことが昨日のことのように、船木選手に勝った時の喜びは昨日のように憶えています。あの時も言ったと思うんですけど、本当に船木さんの打撃には気をつけてはいたんですけど、あの時の試合でもやっぱりハイキックを食らって一瞬覚えてないんですね。その次の瞬間から。そこは何とか回復して持ち直せたんですけど、本当に打撃には細心の注意を払って、リマッチが決まったんで、それまでに打撃に耐えうる体を作っていきたいなと思います」

▼初代タイガー「歴史に残る試合であると思います。それから歴史に残る試合であるということを作ったのも彼らですね。12月の試合の凄さを経て今日のリターンマッチがあるわけですけど、これが歴史に残るような試合を作ったのも作るのも彼らです。私が推進するストロングスタイルをキッチリ頭に刻んでいただいていて、その通り実行して試合をしてくれる。関本選手や船木選手を始め、長井選手やアレクサンダー選手や、スーパー・タイガーは当たり前、タカ・クノウ選手、いろんな選手が本物のプロレスといいましょうか、私が目指してるプロレスを実践してくれる。なかなかやろうと思ってもできないし、選手がやらないとできない。それを感じ取ってやってくれる人たち、その中でももっとパーフェクトにやってくれる人、頂点に立つ人がこの試合です。二人の意気込みを聞いて、素晴らしい歴史が始まるのかなと思ってます」

――どういった試合になると思う?

▼船木「どういった試合と聞かれても言いづらいんですけど、前回の反省、自分が追い込まれていった部分含め、攻防の中の自分が追い込まれていった部分を、そこに少し抵抗して新しいものをぶつけていきたい。自分の必殺技、フィニッシュを決めたことがないので、できればそこまでつなげていきたいと思います」

▼関本「自分は以前と同じように打撃に細心の注意を払いたい。あと組ませてもらった時、12月9日に僕の方が体重は重いはずなんですけど、寝技でも船木選手の方がまったくもって体重が重く感じましたので、そのへんですね。少しでも自分はウェートアップして打撃に耐えうるような体を6月23日までに作っていきたいと思います」

――前回の対戦で関本選手のどこを警戒すべきと思った?

▼船木「やっぱり大技ですね。ラリアットとか最後のジャーマンにしても、重い技を大技を食らいすぎたなと思いました。自分の方が体重も少ないですし、そういったプロレスの中での打撃は強烈ですから。一発食らうたびに消耗するのを感じた。今回はそこに抵抗したいなという感じです」

――抵抗ということは攻撃で返すと?

▼船木「はい。攻撃もしくは相打ちですね」

――船木選手の打撃対策は肉体を強化するのが一番?

▼関本「それしかないですね。脳が揺れないように筋肉を鍛えるだけです」

――ということは首に一番重点を置くと?

▼関本「そうですね。はい」

――船木選手から「ベルトに束縛されている」と指摘されたが?

▼関本「束縛は…ベルトにですか? いや全然」

▼船木「そのへんも踏まえて自分が取り返して軽くしてあげます」

――前回、船木選手に勝利したことは大きな自信になっている?

▼関本「自信にはなりますね。当たり前です。凄く自分の中では強く感じてます、そのことは。そしてレジェンドのベルトを手にしたことによって自分への責任感も強くなりましたし」

――重圧というよりも糧になっていると?

▼関本「はい、もちろんです」

――船木選手の打撃の速さ対策も必要?

▼関本「やらなければいけないですね。バッティングセンターにでも通いましょうか。動体視力を鍛えて」

▼初代タイガー「記者会見を聞いていてもワクワクしますね。次の試合が待ち遠しいみたいな。プロ中のプロ二人ですから間違いないだろうと。僕と同じように観客もワクワクするような試合になると思いますので、試合前から大変な会場になるんじゃないかと想像できます。おそらく死闘になると思いますけど、それを提供できることはプロレス界のために凄い二人がやってくれたなという思いでいっぱいです。本当に凄い試合になると思います」

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