プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/9【W-1】連覇へ征矢「野上さんに続いて生きざま見せる」、火野は返り咲きに自信 『W-1 GP 2016』へ14選手が会見

 『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016』に向けた会見が9日、都内W-1事務所で開かれ、出場16選手中14選手が意気込みのほどを述べた。

 今年も行われる“W-1グランプリ"。6・8後楽園大会の結果を受けて芦野祥太郎、AKIRA2選手の参加もあらたに決まり、出場全16選手が出揃った。6・15新宿FACE大会で一回戦8試合が行われ、準決勝および決勝は7・1後楽園大会。優勝者は8・11横浜文化体育館大会でKAIのWRESTLE-1チャンピオンシップに挑戦できる。

 会見には都合により欠席となった田中稔、黒潮“イケメン"二郎2選手をのぞく14選手が出席。連覇を目指す征矢学は「昨日、野上さん(AKIRA)がクルーザーのベルトに挑戦したんですけど、“野上彰"の31年間のプロレスラーとしての生きざまを見せてもらいました。だから次は自分がトーナメント優勝という生きざまを見せなきゃいけないんじゃないかと思っております」と珍しくマトモに力を込めた。

 前夜の後楽園大会でKAIに敗れてW-1王座奪取に失敗した芦野祥太郎は、諸事情により会見を欠席した一回戦の相手・黒潮“イケメン"二郎に不快感を示しつつも「ここは普通に勝って、文体のメインに立って、もう一回ベルトに挑戦して僕がWRESTLE-1チャンピオンになりたいと思います」と話した。

 KAIに敗れて王座から陥落している前W-1王者・火野裕士は一回戦で巨漢・浜亮太と対戦。「一回戦目にこの怪物が来るとはねえ(笑) でも、まったくビビってへんよ。ビビるどころか楽しみでしゃあない。なかなか自分より体が大きい選手と当たることはないんだけど、こんな明らかに俺よりデカい…倍ですよ、倍。そんな明らかにデカい選手とやるのは楽しみでしゃあない」と腕をぶした火野は、現役再重量レスラー(205kg)のFucking BOMB葬すら視野に入れた。無論狙うは王座返り咲きで「(KAIは)奇跡が起きて俺からベルトを獲れただけだと思うんで、このトーナメント優勝して彼に挑戦する。そんな流れみたいやけど『あ、そう』ってカンジだね。『獲れるの分かってるし』って感じやね」と豪語してみせた。

 6・15新宿大会の一回戦カードと、会見での各選手のコメントは以下の通り。


【会見の模様】

――トーナメントに向けた意気込みを

◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(1)◇
征矢学
(1/無)
KAZMA SAKAMOTO

▼征矢「昨日、野上さん(AKIRA)がクルーザーのベルトに挑戦したんですけど、結果は敗れてしまいました。ただ、セコンドとしてプロレスを見ていて、“野上彰"の31年間のプロレスラーとしての生きざまを見せてもらいました。だから次は自分がトーナメント優勝という生きざまを見せなきゃいけないんじゃないかと思っております。今回トーナメントに優勝したら、自然と横浜文体のメインに上がることができる。王者はKAIでしたっけ? ヤツをぶっ倒せるようにまずはこのトーナメント、優勝します」

▼KAZMA「昨日負けての今日。正直まだショックから立ち直れてないので特にありません」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(2)◇
村瀬広樹
(1/無)
稲葉大樹

▼村瀬「WRESTLE-1でのトーナメント。つまり次期W-1無差別級チャンピオンシップ挑戦権が懸かったトーナメント。こんなおいし〜〜!キップは無いと思うんで、俺がベルトを獲るために、このトーナメントを勝ち上がりたいと思います」

▼稲葉「6月15日の一回戦では“WRESTLE-1イチのイロモノ"村瀬選手と戦うんですけど、僕がこの厄介なイロモノをちゃちゃっと排除します」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(3)◇
芦野祥太郎
(1/無)
黒潮イケメン二郎

▼芦野「昨日KAIに負けちゃったので、ここにエントリーという形になってるんですけど…。対戦相手(黒潮)もいないし…。でもここは普通に勝って、文体のメインに立って、もう一回ベルトに挑戦して僕がWRESTLE-1チャンピオンになりたいと思います」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(4)◇
土肥孝司
(1/無)
AKIRA

▼土肥「トーナメントどうこうよりも、俺はAKIRAさんとシングルができるということが凄く楽しみですね。俺は今チームとして動いているけど、俺のシングルプレイヤーとしての力量を存分に発揮できる相手かなと思っています…ハイ!」

▼AKIRA「なるほど…。一回戦で当たる土肥孝司。確かSMASHという団体でデビュー戦の相手を務めた選手だったと思います。しかし、あれから随分時間が経って、土肥が実力をつけてきたことも凄く良く分かってます。俺が危ないくらいだということも分かってます。でも! 昭和の男をナメんじゃねえぞ!ってことですね。“大やけど"させてやろうかと思ってます。楽しみにしていてください」

――村瀬選手は『一番のイロモノ』と言われたが?

▼村瀬「まぁ今ここで特に言うことはないです」

――征矢選手、KAZMAの印象は?

▼征矢「基本的にヒールチームですから、何をしてくるか分かりませんけど…。とにかく全力で。ただ、僕のなかでは一回戦よりも7・1の決勝に誰が上がってくるのか。あくまでそこを目指してますんで。僕の生きざまを7・1後楽園ホールで見せることができるか。だから一回戦のことはまったく考えておりません」

※別の山の選手と入れ替え

――トーナメントに向けた意気込みを

◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(5)◇
火野裕士
(1/無)
浜亮太

▼火野「昨日タッグチャンピオンシップで残念ながら負けてしまいました。でもそんなに気にしてないです。またKAZMAと組んで挑戦すればいつでも獲れると思ってるベルトだと思ってるんでね。気持ちを切り替えてこのトーナメント。基本的には誰が相手でも気にしないんですけどね。でも一回戦目にこの怪物が来るとはねえ(笑) でも、まったくビビってへんよ。ビビるどころか楽しみでしゃあない。なかなか自分より体が大きい選手と当たることはないんだけど、こんな明らかに俺よりデカい…倍ですよ、倍。そんな明らかにデカい選手とやるのは楽しみでしゃあない。ハマちゃん、よろしくね」

▼浜「皆さんお疲れ様です。僕はこういう大きい体をしていて、なかなか僕のパワーを受け止めてくれる選手と出会うことは無かったので、一回戦から実力、体格ともに凄い火野選手とやれるっていうのは、楽しみで仕方ない。一回戦にまずは一点集中していきたい。そこで勝ったらおのずと結果はついてくると思ってます」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(6)◇
中之上靖文
(1/無)
熊ゴロー

▼中之上「昨日なんとかタッグのベルトを勝ち取ることができたので、この勢いのままこのトーナメントも優勝できるように。負けてしまったらパートナーの岡林さんにも申し訳ないので、優勝して良い報告できるように頑張ります」

▼熊ゴロー「デビューしてからまったく結果が出せていないので、現タッグチャンピオンの中之上さんから勝って、一回戦で勢いをつけて優勝を目指していきたいと思います」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(7)◇
カズ・ハヤシ
(1/無)
田中稔

▼カズ「昨日の後楽園大会で凄い熱戦を繰り広げたAKIRAさん。その生きざまを見せてくれました。そして芦野選手。その高いポテンシャルも見せてくれて、中之上選手の試合も感動的なものでした。個々が口に出さずとも試合のなかで自己主張してきているように思っています。その中で行われるWRESTLE-1グランプリ。みんなが上を向いてる時に自分がトップをとりたいと思います」


◇「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2016」1回戦(8)◇
河野真幸
(1/無)
吉岡世起

▼河野「トーナメントにエントリーさせてもらったんで、出る以上は優勝を目指してやります。あと、ひとつ問題なのは、WRESTLE-1グランプリという名前を使っているんですが、結局は“KAIへの挑戦者決定トーナメント"だってことがちょっと納得いきません」

▼吉岡「昨日中之上さんがベルトを獲りましたし、AKIRAさんの試合を見て燃えるものがあって、火をつけられました。クルーザーのベルトも狙いたいんですけど、僕は欲張りなのでW-1チャンピオンシップのベルトも狙っていきたい。もらえるチャンスはすべてモノにして、すべてのベルトを獲りたいと思います」

――それぞれ改めて王者・KAIをどう見る?

▼火野「この前、自分からベルトを獲ったんやけど…見たでしょ? 何ともない。たまたまホンマ…奇跡やね。奇跡が起きて俺からベルトを獲れただけだと思うんで、このトーナメント優勝して彼に挑戦する。そんな流れみたいやけど『あ、そう』ってカンジだね。『獲れるの分かってるし』って感じやね」

▼浜「なんて言うのかな…大仁田さんにしても、武藤さんにしても、ヒザとか色々故障してから、ああいうスタイルになったんだと思うんですけど…。KAI選手は怪我とかしてないのに、ああいうスタイルになっちゃったのはもったいないって言うか…“ラクなプロレス"してるなっていうのが正直な印象です」

▼中之上「本人がああいうプロレスをしたいのであれば、そこは人それぞれなので僕は良いと思います」

▼熊ゴロー「KAIさんの印象は…ハジけてて良いと思います。ハイ」

▼カズ「うーん…なかなか理解できない言動なので、つかめないのはあるんですけど、やはり人間。100人いたら100人の考えがあると思うので、彼の自由なスタイルもそれを貫き通すなら良いんじゃないですか?」

▼吉岡「あの世界観は僕には分かりかねますし、理解しがたい。良く分からないです」

――浜選手、火野に以前シングルで敗れているが?

▼浜「だからこそ勝ちたいし、一点集中していきたい」

――逆に火野選手は浜相手にどう勝ちたい?

▼火野「正面から出来たら行きたいけどね。前回は勝ったけど、ぶっちゃけダメージ残ったのはこっちやったと思うし。まぁ勝てればいいよね。まさかこの体にFucking BOMB決められるわけでも……いや、狙ってみようかな? 狙ってみよう。それもいいかもしれないっすねえ」

プロ格 情報局