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6/14【FMW】FMW軍・大仁田、UWF軍・高山が6・21後楽園「ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」へ調印

 超戦闘プロレスFMWが14日、都内で会見。FMW軍代表・大仁田厚、UWF軍代表・高山善廣が出席。6・21後楽園ホールで行われる両軍の全面対抗戦は、3試合すべてが「ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」で決行されることになったが、それを約束する調印書に両者、立会人のFMW・山近義幸代表がサインした。

 会見で大仁田は「高山さんに指揮を執ってもらって、逃げるヤツがいないようにしてもらわないと…。急に当日になって、イヤだとか言われると、こちらもつらいんで。UWFにとって、オクタゴンみたいに仕切るのは、U系の関節技に有利だと思うんです。ある種、UWFにとって、条件はいいと思います」と持論を展開。

 高山は「別にUWFに有利とか関係ないと思います。お互いプロレスラー同士なんで」とコメント。そして、大仁田が「一切文句言わず、全選手、ノーロープ有刺鉄線デスマッチを受けるという条件で、お越しいただいたんですが、よろしんでしょうか?」と念押しすると、高山も承諾した。

 大仁田が「高山さんみたいに全部制覇した人とは…僕はいつも邪道ですから」と言えば、高山は「邪道も極めたら立派なものですよ、大仁田さん。極めた人は違いますよ。僕はしょせん全部つまみ食いですから」と発言するなど、終始、大仁田をヨイショしまくり、心理戦を展開した。

 最後に大仁田は「船木(誠勝)さんに伝えといてください。今度俺らが勝ったら、覚悟は決めろよって。高山さんは覚悟を決めてると思うけど」と話し、6・21後楽園で勝利した場合は、電流爆破デスマッチまで追い詰めたい意向を示した。

 決戦まで、あと1週間。全試合「ノーロープ有刺鉄線デスマッチ」という、禁断の闘いまで、いよいよ待ったなし。また大仁田は高山に対し、「あなたには、この試合とは別に、7・17岡山、7・18広島に来てもらいたい」と両大会への参戦を要求。調印式の場での突然のオファーに、高山は戸惑いながらも受諾していた。

プロ格 情報局