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6/14【リアルジャパン】6・23後楽園でレジェンド王者・関本に挑戦 リアルジャパン提供・船木インタビュー

 6・23後楽園大会でレジェンド王者・関本大介に挑戦する船木誠勝。リアルジャパン提供のインタビューは以下の通り。

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 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD V」(6月23日、東京・後楽園ホール)で第9代レジェンド王者・関本大介(大日本プロレス)に挑む前王者・船木誠勝(フリー)。半年ぶりとなる再戦でリベンジとベルト奪還を狙う“蘇ったサムライ"がその思いを語る。

【船木インタビュー】
――船木選手は現在大阪に拠点を置かれているそうですね。

▼船木「去年の11月からです。だから前回のタイトルマッチ(昨年12月)は大阪へ行って初めての試合だったんです」

――では環境が変わった直後でやはりコンディションの整わないところがあったのでしょうか?

▼船木「いえ、それは関係ないです」

――現在は大阪でパーソナルジムを開かれているとのことで、こちらについてお話を聞かせてください。

▼船木「3月の半ばから募集をかけて、4月の頭からスタートしました。会員さんは下は28歳から上は69歳、幅広い層の方に入って頂いて、今ちょうど6週間です(※取材は5月24日のタイトルマッチ発表会見の後で行われた)。みなさん結果が出てきて、逆にこっちがすごく嬉しいんですよね。自分がやってきたことを教えることによって、体の外はもちろんなんですけど中も変わってきて、体調が良くなったとか、いろいろあります」

――1ヵ月半ですでに様々な効果が出てきているのですね。

▼船木「はい、体重減少、筋肉・筋力増強、体脂肪減少、柔軟性増加、服のサイズダウン、回復が早くなった、血圧の正常化だったり、そういういろんな効果が出ているので本当にやってよかったと思いました」

――筋肉の増加や体重・体脂肪の減少で外見が変わるだけでなく、内面の変化もあるのですね。

▼船木「そうですね、外から中から全部変わって、外側はウェイトトレーニング、内側はヨガで変えるんです。まさに外と中の両方から鍛える感じで、そういう指導をしています」

――ジムでは船木選手がプロレス界に入門してから学んできた様々なことを教えてもらえるのでしょうか。

▼船木「そうですね、30年で習得した、自分の肉体改造法の集大成です。でも今もまだ現在進行形で自分自身もやっていますし、今自分は47ですけど、実際の47という年齢より若いという自信はあります」

――以前取り組んでいたヨガもメソッドの中に組み込まれているのですね。

▼船木「ヨガは2000年、ヒクソン・グレイシー戦の時からやっています。今はそういったことを全部ひっくるめて、マニュアル化しようかと思っています。やっぱり一般の人たちはそこまで体力がなくて、最初は若干やり過ぎの傾向があったんですけど、1ヵ月半経ってメモをしながらやってきて、この年代は大体これぐらい、この年代はこのトレーニングとこのトレーニングをどれぐらい、っていうデータができてきました。もちろん30代の人と60代の人は全然体力が違いますし、教え方もこなす運動も内容が全く違います。初心者はちょっとゆっくりめにやっていった方がいいなっていうのは感じています」

――船木選手というとかつてストイックな食事法も話題となりましたが、そういった方法も指導されるのでしょうか。

▼船木「食事をは二の次で、自分はまず運動からです。運動をやると必ず体が変わってきます。正しい生活・正しい運動をして体が変わってくると、食べ物も変えたくなってくるんです。いまはその食事法を実践している人もいます」

――去年の6月末でWRESTLE-1を退団して、今回の試合でちょうど1年となります。

▼船木「ようやく1年になりますけど、本当によかったしフリーになって全ての面で正解でした。退団して夏に人間ドックをやったんですけど、胃潰瘍になっていたんです。団体に入るっていうのはもちろんいい面もあるんですけど、我慢しなければいけない面もたくさんあって、そういう意味では自分の体が辛くなるぐらい我慢していた部分があったんだと思います。でも今はもう伸び伸びと、ほんとにオファーを頂いた毎試合毎試合に全力を出す、そういう形があって、やっぱりいろんな選手と戦えることがすごく嬉しいです。毎回新鮮ですね。こないだも全日本プロレスのファン感謝デーで現チャンピオンで若い20代の宮原(健斗)選手とジェイク・リー、一緒に組んだのがやはり20代の野村(直矢)選手で、自分だけ40代後半なんです。でも、そんな中で試合をして彼らと20分同等に試合ができた。それがすごく嬉しかったし、その次の日には橋本真也の息子の大地と初めて試合もできて、そういう意味で毎回毎回新鮮です。また大仁田選手、FMWとの試合もあれば、こちらで関本選手とのリマッチでタイトルにも挑戦できる。本当に毎試合毎試合が思い出に残るというか、いろんな選手と戦っていろんな試合を残していく、自分が求めていたプロレスラー像がこれで、今一番充実しています」

――では、まさに生きている実感があるというか。

▼船木「プロレスに帰ってきて6年、7年目なんですけど、7年目にしてようやく楽しさを感じています。団体の束縛によってやりたい試合や戦いたい選手がいるのになかなかできない、そういった中でいたずらに年だけを取っていく、そういうことを2、3年感じていたので、フリーになって本当によかったと思っています」

――昨年手にしたレジェンド選手権王座はフリーになって初めて手にした勲章でした。

▼船木「これも嬉しかったですね。でも一瞬で取られてしまったので、だからもう1回。3度目というのはなかなかないですから、今度は本当に2度目の正直で、自分のものにしたいです」

――改めて関本選手の印象をお願いします。

▼船木「岩ですね。岩人間。プロレス界を見渡しても特殊な体型というか、なかなかいないです。日本人離れしていて外国人よりパワーがある。不得意は不得意なんですけど、そこを克服していくのもやっぱりプロレスラーだと思いますので、自分の道を行くために関本大介っていう選手をどかして、先に進みたいと思っています」

――前回の試合は昨年のリアルジャパンでのベストバウトに推す声もありましたがいかがでしょうか。

▼船木「負けっていう形で終わりましたが、試合の最中も試合が終わってからもお客さんの応援・歓声があったので、ベストバウトってこんな感じなのかなって思いました。やっぱりタイトルマッチっていうのはプロレスの中でも別格な試合で、昔全日本プロレスで三冠戦をやっていた時もそうでしたが、“勝負"という気持ちでやっています」

――その“勝負"の時がまた巡ってきました。

▼船木「今年まず1発目の勝負です。1発目の運を逃してしまうとその後の運っていうのが決まるので、そこをしっかり理解して臨みたいと思います。そういう意味で佐山さんもこの試合を組んだと思いますので、その期待に沿うような試合をしたいと思います」

――では、前回以上の試合を見せる?

▼船木「もちろん、前回以上じゃなければやる意味がないですから!」

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