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9/20【WRESTLE-1】10・9征矢復帰戦の相手が大森に正式決定、あの“GET WILD会見"も復活

 10・9後楽園大会における征矢学復帰戦の対戦相手が全日本・大森隆男に正式決定。20日、東京・大久保のWRESTLE-1事務所で両者同席のもと発表会見が行われ、ハチャメチャな押し問答を展開する懐かしの“GET WILD会見"が復活した。

 9・18後楽園大会で征矢が10・9後楽園での復帰を宣言。対戦相手に大森を指名し、全日本9・19後楽園大会で直訴した。「即答できない」とした大森だったが、「昨日、試合が終わって寝ないで考えた」末に受けて立つことを決断。かつてGET WILDとして一世を風靡した二人の再会対決がこの日、正式決定をみた。

 右肩負傷によって8月から欠場し、8・11横浜大会でのW-1王座挑戦も棒に振った征矢。2ヶ月ぶりの復帰に際し、大森を相手に熱望したのは、「もう一度、ワイルドを思い起こすためにぜひとも自分にまた刺激を与えたい」という理由から。「試合しないと征矢学という存在が薄れていく」との危機感もあって、復帰戦をインパクトのある一戦にする必要もあった。

 征矢は負傷欠場中の2013年12月、分裂後の全日本を退団。「復帰戦はGET WILDで」と誓い合っていただけに、大森は「それも果たせないまま彼がいなくなってしまったんでね。僕も胸中、複雑なものがあった」だけに征矢の直訴に即答できなかった。それでも「全日本プロレスが2013年に分裂してしまった時、彼がずっと欠場してた。その間、残された選手で何ができるかと。試合もやらなきゃいけない、自分のことだけで精一杯で、欠場してる彼のことまでおもんばかってやれなかったですね。パートナーとして支えになれなかった」との思いもあって、征矢の訴えに心を揺さぶられ、「あの時の続きって言い方はおかしいんですけど、果たせなかったものを今果たすめぐり合わせ、チャンスにきてるんじゃないかなと。今回、彼が全日本のリングに足を運んでくれたことがきっかけになったことなので、俺にとっては拒む理由もなかったし、全てを飲み込んで思い切って一歩前に俺の方から出てもいいんじゃないか」と決断した。

 当初は、ともに神妙な面持ちだったが、会見は妙な方向へと進んでいく。きっかけを作ったのは征矢だ。大森に向かってGET WILD結成時に提唱した“ワイルド五箇条"の全文を読み上げるよう迫ったかと思えば、自分から熱望しておいて「大森さんが僕とシングルマッチをやりたいということで」と言い放つ。大森と再会した印象を「髪の毛の色が変わったのかなという感じはあります」と話しておきながら、大森から「相変わらずベラベラしゃべるな。久しぶりに会ったと思ったら伸びたのはヒゲだけか」と言われると、「大森さん、外見で判断するのは全然ワイルドじゃないですよ」と自分の発言を棚に上げる始末だ。

 付き合っていられないとばかりに大森は「10月9日、覚悟しとけよ」と通告して退席。征矢が「また、そうやって得意の帰るやつですか? まったく…大森さん! 何やってんだ!?」とあとを追って会見は終了となった。

 このハチャメチャな押し問答はまさに二人がタッグを組んでいた当時の会見のノリそのもの。かつてテレビ朝日の番組「アメトーーク!」で取り上げられて話題となった“GET WILD会見"が二人の再会と同時に復活する形ともなった。

 ともあれ、征矢復帰戦でGET WILD対決が実現。征矢と大森が約3年ぶりに同じリングに立ち、対角線上で向かい合う。

☆10/9(日)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2016 UPDRAFT』11:00開場、12:00開始

▼征矢学復帰戦
大森隆男
(1/60)
征矢学

[既報カード]
▼5対5イリミネーションマッチ
NOSAWA論外
火野裕士
葛西純
近藤修司
河野真幸
vs
藤村康平
熊ゴロー
黒潮“イケメン"二郎
土肥孝司
稲葉大樹
※勝敗は通常のプロレスルールにより決定し、負けた選手より退場となります。最終的に勝ち残った選手がいるチームの勝利となります

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