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9/20【WRESTLE-1】10・2川口で新世代対決6人タッグ王座戦決定 稲葉「僕たちの世代で面白くしていく」、児玉は10・9後楽園で元留学生フレッディーとクルーザー王座V2戦も

 WRESTLE-1は20日、10・2川口大会でUWA世界6人タッグ選手権試合「稲葉大樹&アンディ・ウー&吉岡世起vs児玉裕輔&土肥孝司&熊ゴロー」を行うと発表。W-1王者でもある稲葉は「僕たちの世代でこのW-1をもっと面白くしていたい」と誓うばかり。クルーザーディビジョン王者・児玉は自らの指名で元留学生ジェイ・フレッディーとのV2戦(10・9後楽園)も決まった。

 9・18後楽園大会でW-1王者・稲葉を中心に新世代勢がW-1マットを活性化すべく決起。10・9後楽園大会では5対5イリミネーションマッチによる世代闘争も決まった。そして児玉が「俺たち若手だけでこれだけのものができるというところをみせたい」とアピールし、10・2川口大会で王者組・稲葉&アンディ&吉岡に児玉&土肥&熊ゴローが挑戦するUWA世界6人タッグ王座戦が組まれた。

 KAIとのリマッチに勝利してW-1王座初防衛を果たしたばかりの稲葉は「後楽園でKAI選手から3カウントを獲って、前回は卍でギブアップ獲ったんですけど、これでマグレじゃない」と自信を深めた。「僕たちの世代でこのW-1をもっと面白くしていたいということで、僕たち若手は気持ちの部分で一丸となっています。これから僕たちでW-1を引っ張っていきたい」と誓っている。

 今回実現する6人タッグ王座戦はそれを証明する絶好の舞台。世代闘争必勝を宣言した稲葉は6人タッグ王座V2で弾みをつけるつもり。「UWAも僕たちの中でこのベルトを争っていけるように、そして凄い試合をして、UWAの価値もどんどんさらに上げていきたい」と10月2大会で新時代への足がかりを作る構えだ。

 自らの主張が通った児玉は「僕らの世代で6人、3対3でしっかりしたものをみせるのはプレッシャーも凄いですし、タイトルマッチですし、そういうプレッシャーをどんどん経験して、それを跳ね返していく力というのも必要」とキッパリ。「この大会でしっかりしたものを6人で見せていきたい」と改めて誓っている。

 また、児玉は10・9後楽園大会でクルーザー王座2度目の防衛戦も決まった。挑戦者は元留学生でもあるフレッディー。「何個か案があって。どれにするかというのは、また考えたいと思います。次に向けて打ち出したい」と今後の防衛ロードについて語っていた児玉だが、フレッディーの再来日が決まり、次期挑戦者に指名した。

 フレッディーとはアメリカ遠征時代に接点があり、友人関係となった。今回フレッディーは正式な外国人選手枠での来日となり、児玉は「せっかく自分の力で来てくれるんで、このチャンスを僕も王者としてモノにしたい」とキッパリ。アメリカではW-1参戦を希望する選手もたくさんいたといい、「この試合をきっかけにしっかりとW-1を世界に広めて、どんどん海外の面白い選手とかもどんどん上がるように、そういうきっかけになる試合ができれば」とその先の展望を描いていた。

☆10/2(日)埼玉・川口産業技術総合センター『WRESTLE-1 TOUR 2016 UPDRAFT』12:30開場、13:00開始

▼UWA世界6人タッグ選手権試合
[挑戦者組]
熊ゴロー
土肥孝司
児玉裕輔
(1/60)
吉岡世起
アンディ・ウー
稲葉大樹
[第51代王者組]
※稲葉&アンディ&吉岡2度目の防衛戦


☆10/9(日)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2016 UPDRAFT』11:00開場、12:00開始

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ
[挑戦者]
ジェイ・フレッディー
(1/60)
児玉裕輔
[第5代王者]
※児玉2度目の防衛戦


【会見における児玉、稲葉】
▼稲葉「後楽園でKAI選手から3カウントを獲って、前回は卍でギブアップ獲ったんですけど、これでマグレじゃないなと。児玉選手もそうですし、僕たちの世代でこのW-1をもっと面白くしていたいということで、僕たち若手は気持ちの部分で一丸となっています。これから僕たちでW-1を引っ張っていきたいと思います」

▼児玉「前回の後楽園ホールで吉岡さんから辛くも血を吐きながらも防衛しまして、後楽園ホールの最後で稲葉さんを中心に僕らの世代が立ち上がったというか、ハッキリと上の世代に宣戦布告したんですけど、宣戦布告したからには僕らだけでしっかりとした試合をみせたいということで、稲葉さんたちUWAの王者組に10月2日の川口大会でUWAタイトルに僕たち若い世代だけでタイトルマッチをやらせてくれとお願いしましてやることになりました。やっぱり若い世代でというか、僕らの世代で6人、3対3でしっかりしたものをみせるのはプレッシャーも凄いですし、タイトルマッチですし、そういうプレッシャーをどんどん経験して、それを跳ね返していく力というのも必要だと思うんで、この大会でしっかりしたものを6人で見せていきたいと思います」

――フレッディーを挑戦者に指名したとのことだが?

▼児玉「フレッディーは僕が海外に行ってた時と入れ違いみたいな感じでW-1にきてたんですけど、その前から友人で、お互いにリスペクトし合ってみたいな感じだったんですけど、W-1に来て、帰って、そのあと僕、海外でアメリカの方でしばらく一緒にいて、もう前が見えない猛吹雪の中を二人でドライブしながら試合会場に行ったり、その車中でずっとフレッディーがPerfumeを歌ったり。『NIGHT FLIGHT』って曲、知ってます? 凄く好きでPerfumeをずっと歌ってたり。ジェイのご家族の方にもお世話になったり、お父さんに飲みに連れて行ってもらったり、公私共に凄くお世話になったんですけど、W-1に行って帰ってきた時も『W-1のリングが凄くエキサイティングだった』、『ぜひまた上がりたい』ということをずっと言ってたんですね。今回叶ったということで、せっかく自分の力で来てくれるんで、このチャンスを僕も王者としてモノにしたい。海外にもどんどん広がるきっかけになればいいなと思ってて。僕、アメリカにいた時もW-1に上がりたいって選手はいっぱいいたんですけど、この試合をきっかけにしっかりとW-1を世界に広めて、どんどん海外の面白い選手とかもどんどん上がるように、そういうきっかけになる試合ができればなと思ってます」

――5対5イリミネーションマッチの前に若い世代によるUWA6人タッグが決まったが?

▼稲葉「今度の後楽園の5対5はやっぱり僕たちから発信して、僕たちの時代にしたいですと言ってからの5対5なんで絶対勝たなきゃいけない。W-1でちゃんと武藤塾から入ってきた一番下の若手が藤村で、藤村がこの間の後楽園で自分からこの試合に出たいといってくれた。そういう意思表示とかも大切にしたいので、5対5僕らで勝って時代を変えたいというのと、UWAも僕たちの中でこのベルトを争っていけるように、そして凄い試合をして、UWAの価値もどんどんさらに上げていきたいと思います」

――これまで稲葉選手と戦う機会はそれほどなかったのでは?

▼児玉「そうですね。W-1に入ってきたばっかりの時に何回か。でもタッグなんで、タイトルマッチでしっかり当たるのはないですね。頭が凄く硬くてヘッドバットを肩口に食らって骨砕けるかと思ったんですね。ヘッドバットは気をつけようと思ってます」

――タイトルマッチをみてお互いの印象は?

▼児玉「稲葉さんって不器用かもしれないんですけど、しっかりお客さんに伝わるプロレスができる人だなと思って。それだから愛されるんじゃないかなと思います。二人ともベルトを持ってますし、この世代、若い世代でどんどん、成功とか失敗とかそういうのは全く気にせず、どんどん進んでいこうかなというのは僕も稲葉さんも思ってるので、そこはしっかり行動に移していけたらなと思います」

▼稲葉「僕は児玉さんは器用だなと。試合が上手というか、スピーディーですし、技も的確ですし。プロレスやる前は児玉さんみたいな試合やりたいなと思ってたけど、いざ自分がリングに上がったら僕にはこういうことはできないんだなって。憧れていた試合をする人です」

――リスペクトし合っている?

▼稲葉「リスペクトしてます。はい。言わされてないですか? 大丈夫ですか?(苦笑)」

▼児玉「ベルトを持ってからメインを務めることとか多くなるじゃないですか。そういう急にじゃないですけど、バット団体の最後の試合を任されるのは相当なプレッシャーだと思うんですよ。バックステージで凄い吐きそうな顔してる稲葉さんもいますし、そういうプレッシャーに毎試合耐えていい試合していくのは凄いなと思いますね。お疲れ様です、いつも」

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