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10/13【WRESTLE-1】11・2後楽園W-1王座V2戦へ 「怖い河野さんに勝ってベルト持って帰る」 W-1提供・稲葉インタビュー

 11・2後楽園大会で初代王者・河野真幸を迎え撃つWRESTLE-1チャンピオンシップ2度目の防衛戦を控える稲葉大樹。「あの体格を持っていて、しかも寝技もできて立ち技もできる。僕の中で河野さんって凄く強い人」と河野の実力に一目を置きつつ、「怖い河野さんから勝ってベルトをまた持って帰りたい」と返り討ちを誓っている。WRESTLE-1提供の稲葉インタビューは以下の通り。

【稲葉インタビュー】
――まず先日の後楽園ホール大会での5対5イリミネーションマッチを振り返ってみていかがでしょうか?

▼稲葉「最終的に2対1の状況になって負けちゃったんですけど、相手の人数が多かったと言っても言い訳になっちゃうので。チャンピオンは僕なので2対1でも勝たなければならなかったと。そして後楽園をしっかり締めなければいけなかったと思います」

――実際、土肥選手、イケメン選手、熊ゴロー選手、藤村選手と組みましたが、連係やチームワークについてはどう感じましたか?

▼稲葉「後楽園に関してはそんなに連係をうまくやろうとかはなかったですね。でも個々というか、イケメンと土肥さんが連係やったりはありましたね。でもみんなでやろうとかはなかったですね」

――試合前に集まって作戦を練ったりも特になかったんですか?

▼稲葉「話し合いはありました。でもこんなふうな連係やろうとか、こんなふうに戦おうとかはなかったですね」

――なるほど。そんな中迎えた試合では結果としては敗れてしまいましたが、その中で藤村選手が大金星を挙げるという場面もありました。

▼稲葉「まぁあの5対5のイリミネーションの藤村に関しては自分でやらせてくださいって言ってきたので。あそこで普通に負けたら、お前なんで言ったんだよってなりますからね。あの時は現クルーザーのチャンピオンの児玉さんもいましたし、UWAのチャンピオンのアンディさんに吉岡さんもいたので。その中で“俺がやる"って言ったからこそ選んだので。そこで何もせず負けちゃったら“お前変なこと言うんじゃねぇよ"ってなりますから。大金星は大金星ですけどそれはやってもらわないと困ることなので」

――しかしながら結果としては敗北し、河野選手からも厳しい言葉をぶつけられた中で、稲葉選手から河野選手にタイトルマッチをやれと言いました。

▼稲葉「まぁあそこまでボコボコにされて恥かかされたわけですから。言っても僕はチャンピオンなので。どんな状態でも勝たなきゃいけなかったです。…でも正直あの時は何言われたかわかんなかったです。頭打ってボーっとしてたので。でも挑戦したいってことを言っているのはわかりました。だからだったらやりましょうって。獲られたし、ああいう風に名乗り挙げてくれたんですから」

――ある意味、逆指名のような形で河野選手との王座戦が決定し、一昨日の会見で顔を合わせてコメントを出しましたが改めて河野選手についてどのようなイメージを持っていますか?

▼稲葉「河野さんはやっぱりあの体格を持っていて、しかも寝技もできて立ち技もできる。僕の中で河野さんって凄く強い人なんです。ただ過去に何度かシングルをやってきましたけど河野さんを本気にさせられていないって感じていまして…本気の河野さん、怖い河野さんを出したいですね。わかんないですけど、もしかしたら僕たちの力不足で河野さんが本気を出すに至っていないのかもしれないし、もっと河野さんは凄いって僕は思っています。そこをリング上で見るのは怖いですよ。でも引き出したい。そういう部分を引き出したいですね」

――確かにここ最近はTriggeRというユニットを第一に考えて、言ってみれば一歩引いた立ち位置にいるように感じられました。ですがなんといってもWRESTLE-1チャンピオンシップの初代王者ですからね。

▼稲葉「そうですよね。しかも河野さんは凄く的確に、客観的にWRESTLE-1を観れているというか。凄い正論を言うじゃないですか。ぐぅの音も出ないくらい(笑) でも言っておかなきゃいけないのは、この前河野さんが言ってましたけど僕は“ステロイド"は使ってません。“プロテイン"飲んで練習してますよ」

――ぐぅの音も出ない正論を言われるんだったらその正論ごと結果で覆してやろうってことでしょうか?

▼稲葉「はい。僕は“ステロイド"は使わない」

――河野選手の言う“ステロイド"というのは他団体に出て話題になる、一種のカンフル剤的な意味で使われたのだと思うのですが、稲葉選手の言うのはいわゆる……。

▼稲葉「いやいや、僕らが考える対抗戦は“プロテイン"ですよ。対抗戦に出てるみんなはその熱を一時的で終わらせるつもりはないはずです。だからそれは“ステロイド"じゃなくて“プロテイン"。まぁそもそもこの僕が言い始めた上の人たちとの戦いも“プロテイン"ですからね」

――確かに稲葉選手の言葉から、今までのユニット間での争いがWRESTLE-1を二分する世代闘争へと大きく変わっていきました。

▼稲葉「WRESTLE-1に置いてあったプロテインを使いました(笑) でもこれで何も変わらなかったら、それこそ河野さんのいう“ステロイド"になってしまうので。絶対に負けられないです」

――では会見の時に河野選手が稲葉選手のファイトスタイルは好きだと発言していましたが、稲葉選手から見て河野選手はどのように見えているんでしょうか?

▼稲葉「僕も好きですよ。あんな体格があって羨ましいですし、寝技もできるし。前に河野さんと練習する機会があった時に寝技の練習をしたんですけど、子供のようにコロコロ転がされました。で、初代王者だし。河野さんのポテンシャルってホントに凄いと思うんですよ。だから対戦相手の僕たちがそれを引き出すに至ってないんですよね。だから久しぶりに主張をしてきた河野さんを1対1で後楽園のタイトルマッチで本気を出させる。僕の中で河野真幸最強説、一番強いんじゃないかっていう。なんでもできるし…だからこそ、その河野さんに勝ちたい」

――稲葉が提唱する“河野真幸最強説"ですか。

▼稲葉「はい(笑)オープンフィンガーグローブなんて着けられた日にゃ…ねぇ?」

――確かに会見でもおっしゃってました。

▼稲葉「でしょ!? 本当に引き出しが多いじゃないですか。もしかしたら初っ端からそういう戦い方をしてくるかもしれないし、もう全く読めないですよね。河野さんできることたくさんあるので」

――そうですね。あとは先ほどおっしゃっていたように体格差もあります。

▼稲葉「そうですね。こればっかりはどうしようもないです。でも卍固めは極まってしまえば体格は関係ないです。絡みついて反れれば」

――なるほど。やはり自身の決め技にはかなり自信はあるという事ですね。では最後にタイトルマッチに向けての意気込みをお願いいたします。

▼稲葉「また新たな強敵が現れましたが僕が言い始めたことなので。上の人たちに勝ってWRESTLE-1を変える。だから11月2日までプロテイン飲んで練習して、ステロイドは使わずに怖い河野さんから勝ってベルトをまた持って帰りたいと思います」

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