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10/19【全日本】大仁田の「爆破バット持参」発言を秋山社長がすんなり容認、カシンとのタッグと復活GET WILD迎撃にも前向き

 秋山準社長が19日、茨城・水戸市民体育館大会の試合前に会見。アジアタッグ王者・青木篤志&佐藤光留から次期挑戦者に指名された大仁田厚が電流爆破バット持参を条件に突きつけてきたことを受け、「こちらからお願いしたんだったら、向こうのお願いも聞かないといけない。それが筋」とすんなり容認。11・27両国大会へ向けて再結成を宣言したGET WILD迎撃とケンドー・カシンとのタッグ結成に前向きな姿勢をみせた。

 10・15三条大会で青木&佐藤が丸山敦&竹田誠志を退け、アジアタッグ3度目の防衛に成功。第99代王者組は試合後、11・27両国大会出陣を宣言し、挑戦者に渕正信&大仁田厚を指名した。

 これを受けて大仁田は夕刊スポーツ紙上で「電流爆破バット持参」を条件に提示。邪道の流儀で両国大会へ向けて波紋を投げかけてきた。

 大仁田発言に対し、この日、秋山が試合前に会見し、社長としての見解を述べた。全日マットに爆破アイテムはそぐわないものといえる。秋山社長も断固反対するかと思われたが、その返答は意外なものだった。「青木、佐藤から渕さんのパートナーに大仁田さんを指名して、形的にこちらからお願いした形になってる。こちらからお願いしたんだったら、向こうのお願いも聞かないといけない。それが筋」と大仁田の要求をすんなり受け入れた。

 「使うとは明言してないわけでしょ。持ってくると言ってるだけでしょ。お守りみたいなもんでしょ。それだったら俺は別にいいんじゃないかなと思う」とした秋山社長は、「大仁田厚と言ったらそれじゃない。じゃあ普通にレスリングやるのかといったら、それはあの人のスタイルじゃないし、それ込みの大仁田厚だと思う」と大仁田の邪道スタイルを尊重。「もし俺が相手であっても、そこは引くつもりない。かといって俺と電流爆破やりたいとか言うなよ。振りじゃないからね」と釘を刺すことも忘れない。

 そして秋山は大森隆男&征矢学のGET WILD再結成についても言及した。昨日18日の会見でタッグ復活に合意した大森と征矢は11・27両国大会と暮れの最強タッグへの出場を宣言。秋山社長は「久しぶりに大森の生き生きとした顔が見れて、何かいいんじゃないかなと。俺も征矢のことに関しても何もないんで。他の人はあるかもわからないけどね。二人でそうやって前を向いて出たいというのであれば、それは構わないんじゃないかな」とこちらも問題なしを強調した。

 征矢は10・9後楽園大会で完敗した秋山への雪辱を誓っている。征矢に対する私怨はないものの、二人の会見の模様を見た秋山は「カボチャのくだりみたけど、またぶっ飛ばしてやろうか、あいつ」と不快感をチラリ。「俺を望むんであれば全然相手していいし、カボチャがどんだけ硬いか教えてやるよ。カボチャも硬いけど、俺もなかなかカタいからね。俺に冗談は通じないからね」と両国大会で迎撃する構えをみせた。

 対GET WILDとなると、自ずとパートナーが必要となる。現時点で秋山は正パートナーは不在。そこで浮上してくるのが、カシンの存在だ。カシンは10・9後楽園大会に現れ、誕生日プレゼントとして「はぐれ全日本軍団」と書かれたTシャツを秋山に渡す怪行動をみせた。「大森は俺のパートナーでもあったんで、大森が征矢と組むとなったら、俺はぐれちゃうからね」と苦笑した秋山は、「それもちょっと難題といえば難題だし、言うこと絶対に聞かなそうだし、俺も聞かないし」とカシンとタッグを組むにしても不安を抱いている。

 それでも「普通に決まった相手とパッと出るよりは面白いんじゃないかなという気持ちになってるのは確か」と前向きな姿勢をみせた。カシンとはレスリング時代から旧知の間柄。「そういうおちゃらけた部分がクローズアップされてますけど、俺も中身知ってるんでね。ガシっと決めるところは決める人なんで、面白いかなと思いますね」と続けた。

 「いろいろ問題とおぼしきものがあるけど、さほど問題ではない。それぐらい全部、受け止めるものが全日本プロレスにはあるんじゃないか。俺はそう思う。もちろん俺もそのつもりです」。最後にそう言いきって締めくくった秋山。社長が見解を明確にしたことで、大仁田の11・27両国参戦、秋山&カシンvsGET WILDが一気に現実味を帯びてきた。

【会見の模様】
――大森と征矢がGET WILD再結成と11・27両国、最強タッグ出場を宣言していたが?

▼秋山「俺も会見を見て、久しぶりに大森の生き生きとした顔が見れて、何かいいんじゃないかなと。俺も征矢のことに関しても何もないんで。他の人はあるかもわからないけどね。二人でそうやって前を向いて出たいというのであれば、それは構わないんじゃないかなと思います」

――征矢は10・9後楽園で秋山選手に敗れた雪辱をしたいと発現していたが?

▼秋山「カボチャのくだりみたけど、またぶっ飛ばしてやろうか、あいつ」

――本人たちは両国で組むつもりだが、秋山選手としてはそこで相手してもいい?

▼秋山「そうですね。俺を望むんであれば全然相手していいし、カボチャがどんだけ硬いか教えてやるよ。カボチャも硬いけど、俺もなかなかカタいからね。俺に冗談は通じないからね」

――GET WILDと対戦となれば自ずとタッグマッチになるが、パートナー候補で浮上するのがカシンの存在だが?

▼秋山「まぁ、それはケンドー・カシンが言ってるだけであって(苦笑) 大森は俺のパートナーでもあったんで、大森が征矢と組むとなったら、俺はぐれちゃうからね(苦笑) それもちょっと難題といえば難題だし、言うこと絶対に聞かなそうだし、俺も聞かないし(笑)。まぁ、そこも含めて面白いかなっていう。普通に決まった相手とパッと出るよりは面白いんじゃないかなという気持ちになってるのは確かですね」

――ではカシンとのタッグに前向きになっている?

▼秋山「前向きって言われるのもどうもこうもないけど、俺も実際、面白いというか、そういうおちゃらけた部分がクローズアップされてますけど、俺も中身知ってるんでね。ガシっと決めるところは決める人なんで、面白いかなと思いますね」

――青木&佐藤にアジアタッグの挑戦者に指名された大仁田が電流爆破バット持参を条件に提示してきたが?

▼秋山「それがお守り代わりなわけでしょ、大仁田さんの。対戦相手の青木、佐藤がどういうのか。青木、佐藤から渕さんのパートナーに大仁田さんを指名して、形的にこちらからお願いした形になってる。こちらからお願いしたんだったら、向こうのお願いも聞かないといけない。それが筋だと思う。それが電流爆破バット? であろうが、そこは…使うのかな? 使うのか使わないのかわからないけど、俺は別に問題ないですよ。あとは青木、佐藤がどう思うか、答えるかわからないけど。あいつらもそれ込みの大仁田さんだとわかって言ってるんじゃないの。俺はそれ言われたら、それ込みなんだろうなって。大仁田厚と言ったらそれじゃない。じゃあ普通にレスリングやるのかといったら、それはあの人のスタイルじゃないし、それ込みの大仁田厚だと思うし。もし俺が相手であっても、そこは引くつもりない。かといって俺と電流爆破やりたいとか言うなよ。振りじゃないからね」

――当然、タイトルマッチで使えば反則になるが?

▼秋山「使うとは明言してないわけでしょ。持ってくると言ってるだけでしょ。お守りみたいなもんでしょ。それだったら俺は別にいいんじゃないかなと思う。当日ドリーさんも来るんで、ダメだと思ったらドリーさんが前に立ちはだかるんじゃないかな。それも楽しみでしょ(笑) いろいろ問題とおぼしきものがあるけど、さほど問題ではない。それぐらい全部、受け止めるものが全日本プロレスにはあるんじゃないか。俺はそう思う。もちろん俺もそのつもりです」

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