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11/28【全日本】三冠王者・宮原が一夜明け会見 今から2017年のさらなる進化を予告、8・27両国大会の主役獲りも宣言

 11・27両国大会で諏訪魔を下し、三冠ヘビー級王座6度目の防衛に成功した宮原健斗が一夜明けた28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2017年を見据えてさらなる進化を描く三冠王者は、「主役が大好きですから。主役で終わりたいし、主役じゃないと生きがいを感じない」と今から来年8・27両国大会の主役獲りを見据えた。

 3年ぶりの開催となった前夜の両国大会で宮原は王道トーナメント覇者・諏訪魔との激闘を制し、三冠王座V6を達成。「全日本の顔は俺」と宣言したように、全日マットの中心であることを改めて示してみせた。

 今年最大のビッグマッチを「最高」マイクで締めたが、「試合内容にしてもそうだし、試合後の風景、僕から目に見えた風景も満足してない」と振り返った宮原は、「もう一つ上に行かないといけない」との思いを抱いた。それは「俺自身は顔だと責任持っているし、その責任が自分自身を進化させてる」との王者としての使命感があるからこそだ。

 これで三冠王者として越年する可能性大。2017年は宮原にとって「変わらず日々進化して、その進化をお客様に届けて、変わらずプロレス界で自分がどれだけできるかというのを勝負する年」となる。全日マットの頂点に立っているとはいえ、ここで満足しているような宮原ではない。「宮原健斗はこんなもんじゃないですからね。それは全日本プロレスにも言えるし。全日本プロレスもこんなもんじゃないと俺は感じてる」という王者は2017年もさらなる高みを目指し、さらなる進化を遂げようとしている。

 それを証明する最高の舞台となりそうなのが8・27両国大会だ。2年連続のビッグマッチ開催が決まり、「主役が大好きですから。主役で終わりたいし、主役じゃないと生きがいを感じない」と言い切った宮原は当然、三冠王者としてメインを張るつもり。「その時の宮原健斗がどんな感じになってるか自分でも楽しみですね。想像できないぐらい進化してると思います」と自信満々に予告し、今回以上の両国大会にしてみせるつもり。しかも来年は全日本創立45周年記念イヤーで、「そういうの僕、大好きですからね。節目とか人の目がたくさん集まるとこでなおさら輝く男ですから。そういう状況に立たされた自分がまたさらに最高の男になってるんじゃないですかね」とナルシストっぷりも発揮して今から2017年のさらなる躍進を見据えていた。

【会見の模様】
▼宮原「昨日、試合後に思ったことは全て話したつもりなんですけど、一日明けて今日目覚めて、体中が痛くて。でもプロレスのことをすでに考えてしまう。一日経ってすぐプロレスのことを考えてるってことは、やっぱり進化してるなと今日改めて一夜明けて思ってます」

――諏訪魔との三冠戦に勝利したことで、改めて全日本の顔は自分であるという自負が強くなった?

▼宮原「もうリング上で言いましたから。全日本プロレスの顔はこの俺、宮原健斗だと。それをあの大勢のお客さんの前で言って、それがどうそれぞれの方に伝わったのかなという部分もあるし、俺自身は顔だと責任持っているし、その責任が自分自身を進化させてる」

――両国を勝利で飾って「最高」マイクで締めて大会を終えた手応えは?

▼宮原「ホッとした部分はあるんですが、満足はしてないですね。満足はしなかったというのが正直な感想なので、自分自身でもびっくりしてる部分があるし、満足してないってことはまた進化しちゃうんだと、自分自身でも驚いてます」

――具体的に?

▼宮原「試合内容にしてもそうだし、試合後の風景、僕から目に見えた風景も満足してないですし。でもやっぱりハイタッチして回ってる時、お客さん一人一人と目を合わすことができて、そこの部分は満足してますけど、もう一つ上に行かないといけないなというのは終わった直後の感想ですね」

――試合後の風景はどういう形になれば満足できる?

▼宮原「僕のイメージしてるところまではまだ来てないですね。それが何かは今現在あまり言いたくないですけど、その風景を自分自身で手に入れた時は言いたいですね。昨日見にきてくれた方々には感謝でいっぱいですね」

――王者として越年する可能性が高いが三冠王者としての2017年の展望は?

▼宮原「変わらず日々進化して、その進化をお客様に届けて、変わらずプロレス界で自分がどれだけできるかというのを勝負する年になると思います。宮原健斗はこんなもんじゃないですからね。それは全日本プロレスにも言えるし。全日本プロレスもこんなもんじゃないと俺は感じてるんで。それを昨日改めて感じられましたね」

――進化を見せる場が来年8・27両国大会になるが昨日以上のものを見せると?

▼宮原「間違いなくみせることになるでしょう。逆にその時の宮原健斗がどんな感じになってるか自分でも楽しみですね。想像できないぐらい進化してると思います」

――その時は当然、三冠王者としてメインを張ると?

▼宮原「主役が大好きですから。主役で終わりたいし、主役じゃないと生きがいを感じない」

――今年一年間、三冠ベルトを守ってきて、これでひと通り倒してきた感があるが?

▼宮原「対戦相手ももちろんあるんですけど、2016年を振り返った時、対自分自身っていう方がハードル高かったんで、モチベーション的には変わらないですね。これからますます、まだまだ想像もしない選手がくるかもしれないし、全日本プロレスはつわもの揃いなんで気は休まらないですね。別に一周したとは思ってないです。それこそ最強タッグで何か動きがあるかもしれないんで、また今日からスイッチ入れようかなと思ってます」

――主役となった今年をいい形で締めくくるためにも最強タッグ優勝するしかないと?

▼宮原「優勝して満場一致で主役を勝ち獲りたいですね。そのためには優勝必要でしょう。2016年を宮原健斗イヤーにするためにもね。昨日はやっぱり感謝を肌で感じた一日でしたね」

――来年は全日本45周年となるが意識する?

▼宮原「そういうの僕、大好きですからね。節目とか人の目がたくさん集まるとこでなおさら輝く男ですから。いい言葉出ました。そういう状況に立たされた自分がまたさらに最高の男になってるんじゃないですかね。昨日も思ったんですけど、宮原健斗は大きい会場が絵になりますね。昨日、ファンの皆さんの写真とかを見てたらそう思いました。絵になる男だ」

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