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11/29【訃報/NOAH】永源遥さんが70歳で死去 引退から10年

 全日本やノアで活躍した永源遥さんが28日、死去した。70歳だった。死因は調査中で、同日夕方に容態が急変したという。

 永源さんは1946年、石川県中能登町生まれ。1965年まで相撲界で活躍後、プロレスラーに転向し、1966年に東京プロレスでデビューした。その後日本プロレスに移籍し、海外武者修行を経て新日本プロレスへ。1984年のジャパンプロレス参加を経て、1987年には全日本プロレスに移籍し、各団体を渡り歩いた。

 全日本時代には「悪役商会」として広く認知され、ピンクのタイツやひょうきんなキャラクターで人気だった。永源さんがチョップをもらった際に客席に向かってツバを吐くのも全日本・前座戦線の定番だった。

 2000年にはノアの旗揚げに参加。レスラーである一方で営業面でもらつ腕を発揮し、愛きょうと細やかさを生かした幅広い人脈には定評があった。2006年の還暦記念試合で引退を表明し、同年3月に故郷・中能登町で引退試合。引退後もノアの取締役や相談役を務め、営業面から団体を支えていたが、引退からちょうど10年で悲しい別れとなった。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

プロ格 情報局