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12/19【WRESTLE-1】1・8後楽園でW-1王座戦決定 河野「このベルトに武藤敬司の目線がいくように」、征矢は1年ぶり2度目の戴冠へ荒行を予告「百八つの煩悩を全て洗い流す」

 1・8後楽園大会でWRESTLE-1チャンピオンシップが決まった王者・河野真幸、挑戦者・征矢学が19日、東京・大久保のWRESTLE-1事務所で会見。全日本の最強タッグで全勝優勝の実績を残し、挑戦を決めた征矢は、1年ぶり2度目の戴冠へ向けて「百八つの煩悩を全て洗いざらい流した時に、真の強者に私はなるのではないか」と荒行を敢行する構え。2度目の防衛戦となる河野は武藤敬司とのタイトルマッチを実現させるべく「まだこのベルトに魅力が足りないようなので、このベルトに(武藤の)目線がいくように防衛戦頑張りますよ」と誓った。

 W-1にとって2017年オープニング興行となる1・8後楽園大会。当初はスペシャルシングルマッチとして河野と征矢の一騎打ちが組まれていた。河野の持つW-1ベルトへの挑戦をアピールした征矢は実績作りを宣言。全日本の『2016世界最強タッグ決定リーグ戦』で大森隆男とのGET WILDで全勝優勝という実績を作り、晴れて挑戦を決めた。

 今年1月に第6代王者から陥落以来1年ぶり2度目の戴冠を狙う征矢は最強タッグ制覇によって手応えを得ることができた。10・9後楽園大会で復帰してからわずか2ヶ月で全勝優勝を達成。復調ぶりを実感する征矢は「試合に関しての自信という部分では出たあとの征矢学の方が多少、いや30倍、30ワイルド倍、そのぐらい自信がついた」と断言。W-1王座挑戦が決まり、今は年明け早々の大一番に集中するのみで、「百八つの煩悩を全て洗いざらい流した時に、真の強者に私はなるのではないかと思っております。百八つの欲望とか人間の欲あるでしょ。性欲とか食欲とか睡眠欲。いろんな欲を洗いざらい流してやりたい。そうしたら必ず私はもう一段上のワイルドにいけるのではないかなと思ってます」と宣言。己に荒行を課す構えをみせた。

 一方、河野は12・9後楽園大会で黒潮“イケメン"二郎を退けて以来2度目の防衛戦となる。2017年の幕開け早々ベルトを手放すつもりは当然なく、「2017年一発目はこのベルトをかけて思い切り戦って勝ちたい」と必勝を誓うばかりだ。

 征矢は実績作りにこだわってきたが、河野は「過去の歴代チャンピオンの中に彼はいるので、すでに実績はあると僕は思ってたので、手間がなくなってよかったですね。2回やらなくてよかった」と最初から認めていた。「このベルトが本当にほしいという選手がいれば、その人とやるっていうのが筋だと思うので。基本的にこのベルトは全選手が目指してWRESTLE-1のリングで戦っていかなければいけない」との考えを持っており、ベルト挑戦に執念をみせた征矢なら問題はない。

 本来ならV2戦は武藤を迎え撃つつもりだったが、またも象徴とのタイトルマッチは後回しになった。「武藤敬司の目線が全然ベルトに向かないので。MASTERSの方に向いちゃってるんで」と判断した河野は、「まだこのベルトに魅力が足りないようなので、このベルトに目線がいくように防衛戦頑張りますよ。やっぱり武藤敬司やらないといけないと思ってます」と宣言。W-1ベルトを自らの手で高めていくことで武藤を振り向かせるつもりだ。

【会見の模様】
▼河野「まぁ彼が最強タッグ優勝したということなので、プロレス界では素晴らしい実績だと思うので、チャンピオンシップ、このベルトをかけて、本人が実績、実績と言ってたので問題ないと僕は思ってます。なので2017年一発目はこのベルトをかけて思い切り戦って勝ちたいと思います」

▼征矢「昨日の2016年最強タッグ優勝戦で大森さんとGET WILD再結成しまして、優勝することができました。WRESTLE-1の実績ではないですけど、プロレス界を通して大きな実績だと思っておりますので、これを実績として私は次1月8日、後楽園ホール。WRESTLE-1の2017年の一発目、後楽園で河野さんとこのWRESTLE-1のベルトをかけて勝負します」

――河野選手は征矢選手の最強タッグ優勝の情報を得た?の

▼河野「昨日、帰りに試合会場にいた週プロさんに聞いたらわかりませんということだったので、僕の二つ折りの携帯で調べて何とか大森さんと優勝したっぽい写真があったので、そうなのかなと思いました」

――タイトルマッチが正式に決まったが?

▼河野「もともとですけど、彼も実績、実績と言ってましたけど、過去の歴代チャンピオンの中に彼はいるので、すでに実績はあると僕は思ってたので、手間がなくなってよかったですね。2回やらなくてよかった」

▼征矢「ちょっと待ってください。だったら実績といわず、私が挑戦した時に受諾してくださいよ」

▼河野「お前が自分で言ったでしょ。実績を積んでWRESTLE-1のチャンピオンシップに臨みたいと自分で言ったから。自分でハードル上げただけでしょ」

▼征矢「上げてないですよ。勝手に上げられたんでしょ」

▼河野「上げたのはお前だよ。ずっと実績、実績って言ってたのはお前だよ。俺はお前が実績足りないといってるわけじゃないから」

▼征矢「そんなこといったら別に最強タッグ出なくてもよかったってことですか?」

▼河野「出たのお前だろ、勝手に」

▼征矢「これはこれで置いておいて、とりあえず実績関係なく挑戦できたんだったらOKって言ってくださいよ。どういうことですかホントに」

▼河野「実績と言ったのはお前で、お前が自分で持ってこなきゃいけないというから、じゃあ頑張れと思ってたよ。見守ってたよ」

――征矢選手は正式に挑戦が決まったが?

▼征矢「実績、実績といってる中で、それとは別で最強タッグに出て大森さんと優勝したことに関しては自信というか、欠場して復帰したばかりなので、試合に関しての自信という部分では出たあとの征矢学の方が多少、いや30倍、30ワイルド倍、そのぐらい自信がついたのかなと。ただ、もう一つ俺に必要なものがあるとしたら百八つの煩悩というものがある。時期的にも百八つの鐘。百八つの煩悩を全て洗いざらい流した時に、真の強者に私はなるのではないかと思っております。百八つの欲望とか人間の欲あるでしょ。性欲とか食欲とか睡眠欲。いろんな欲を洗いざらい流してやりたい。そうしたら必ず私はもう一段上のワイルドにいけるのではないかなと思ってます」

――ほかにどんな欲がある?

▼征矢「歩きたくないよ欲とかあります。買い物欲とか物欲もあるでしょ。皆さん、今パソコンいじったりカメラいじったりしてるでしょ。これだって原始時代だったら全くないものですよ。こういうものに皆さん頼りすぎて、携帯をいじりすぎて情報を今得てる。それが当たり前だと思ってるでしょ。原始時代だと全然当たり前じゃないですからね。原始時代の生活したことあるのか?」

▼河野「お前も原始時代の生活送ったことないだろ」

▼征矢「いやいや、気持ちは原始時代の生活みたいなものですよ。要するに百八つ欲があるんです」

――若手世代と上世代で戦っているがその中でタイトルマッチを

▼河野「別に特に下ばっかりに限定してたわけではないので、このベルトが本当にほしいという選手がいれば、その人とやるっていうのが筋だと思うので。基本的にこのベルトは全選手が目指してWRESTLE-1のリングで戦っていかなければいけないと思ってるんで、連合軍とかNEW ERA関係なく、挑戦表明を受けるというスタンスですね」

――征矢は連合軍?

▼河野「この間、みんなに聞いたところ保留されてましたからね。どうなんですかね」

▼征矢「我々、連合軍という扱いにされてますけど、これはただ若手が決起した中で、あいつら生意気だという同じ意思のもと連合軍という扱いというか連合軍というチームになってますけど、この間の会見見ましたよ。必死に全日本プロレスで戦ってる時に見させてもらいましたけど、私とNOSAWA論外選手、この二人は明らかにはぐれ連合軍という扱いではないかと。我々二人はぐれてる感じになってますよ。見ました?」

▼河野「いたよ俺。俺がみんなに聞いたんだよ。征矢はどうです?って。そしたらみんなはっきり言わず、最終的にチームメイトの葛西さんが『何であいつ横にいたんだろう』って言ったんだよ」

▼征矢「人がいないとこで言いたい放題言いやがって。純ちゃんのヤロー。いいですよ、NOSAWA論外、征矢学はぐれ連合軍としてやっていきますから。このベルトをかけてやってやりますよ。はぐれ連合軍として」

――河野選手はこの試合を突破したら今度こそ武藤と防衛戦をやりたい?

▼河野「本当はイケメン突破したらって話だったんですけどね。武藤敬司の目線が全然ベルトに向かないので。MASTERSの方に向いちゃってるんで。まだこのベルトに魅力が足りないようなので、このベルトに目線がいくように防衛戦頑張りますよ。やっぱり武藤敬司やらないといけないと思ってます」

――征矢戦は負け越しだが苦手意識がある?

▼河野「そうですね。去年も12月に挑戦して負けてるんで、得意ではないですね、レスラーとしても人としても苦手な方です」

――具体的に苦手な部分は?

▼河野「全部」

▼征矢「ちょっと待て。質問の聞き方がおかしいだろ。苦手なていで聞くんじゃないよ。いい加減にしろコノヤロー」

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