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1/3【新日本】“HIGH ENERGY”ツッコミで内藤口撃でも棚橋圧倒、メインIWGP戦にもプレッシャー 1・4ドーム公開会見第2部

 3日に都内ディファ有明で開かれた『大プロレス祭り2017』内で、1・4東京ドーム大会に向けた公開会見が行われた。

 第1部、第2部と二部制で行われ、第2部にはタイトルマッチ3試合分の選手が登場。セミファイナルのIWGPインターコンチネンタル王座戦に向けた会見では、王者の内藤哲也が挑戦者・棚橋弘至を“口撃"でも圧倒。12・17で“別れ"を告げたはずの入場テーマ曲『HIGH ENERGY』で現れた棚橋を「さすがの俺もあせっちまったぜ」と皮肉ってみせた内藤は、「棚橋弘至最後の晴れ舞台だからね。トップから引きずり下ろすことを俺はできなかったけど、最後のトドメを俺が刺してやりたいと思ってます」と改めて通告した。また、メインイベントのIWGPヘビー級選手権についても「凄い試合になるんじゃないですか? 何せIWGPヘビー級選手権試合ですから」と期待感を煽って“プレッシャー"をかけた。

 一方の棚橋は会場で“棚橋ファン"と“内藤ファン"の熱量を確認。「ロスインゴファンのエネルギーをひじょうに感じますね。ただね、棚橋ファンも熱いから。今回の東京ドームはイメージしただけでドキドキするんだけど、ファン同士の熱量が近年無かったくらい高まった試合になる」と胸を高鳴らせた。

 公開会見第2部における各選手のコメントは以下の通り。



☆1/4(水)東京ドーム『WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』15:30開場、17:00開始

◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
高橋ヒロム
(1/60)
KUSHIDA
[第75代王者]
※KUSHIDA初防衛戦
【会見の模様】
▼ヒロム「何度も言ってきましたけど、チャンピオンとしての自覚がないIWGPジュニアのベルトを獲るのはひじょうに簡単なことです。明日は…俺がチャンピオンだ」

▼KUSHIDA「(※羽織袴で登場)新年明けましておめでとうございます。明日から始まる新しい戦いにワクワクしてます。高橋ヒロム確かに強くなって帰ってきました。しかしそれだけではこのベルトは獲れません。しっかり叩き潰してスカッと防衛します。新日本ジュニア、2017年、期待してください」


◇第8試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合
[挑戦者]
後藤洋央紀
(1/60)
柴田勝頼
[第14代王者]
※柴田初防衛戦
【会見の模様】
▼後藤「明けましておめでとうございます。昨年はいろいろありました。いろいろありましたが、すべては明日の試合につながっていた。そう思われるような熱い試合を皆さんにお見せしたいと思います」

▼柴田「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。散々、言いたいこと言ってきたんで、これと言って今、特に話したいこともないので、明日は試合で会話したいと思います。以上」


◇第9試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合
[挑戦者]
棚橋弘至
(1/60)
内藤哲也
[第15代王者]
※内藤2度目の防衛戦
【会見の模様】
※棚橋はテーマ曲『HIGH ENERGY』に乗って登場、内藤はベルトを花道からリング上に高々と投げ入れて登場

▼棚橋「改めまして、新日本プロレス100年に一人の逸材・棚橋弘至です。今回はインターコンチのベルトに挑戦者として臨みます。昨年はロスインゴに試合内容、試合結果、そしてコメントにいたるまで、ボロッカスにやられました。今回、内藤に対しては敵対心、怒り、憎しみ…実はそれ以外の感情があります。だから試合中は心のさいころを転がしながら、どの面が出るか。その場その場に応じて戦っていく。何と言っても東京ドームなんで。そう…東京ドームで一番輝くのは…?(※棚橋と内藤の名が口々に飛ぶ)……半々か…。でもね、直前のこの状況。ファンを巻き込んだ戦いになる。棚橋ファン、元気出せよ! 棚橋ファン、期待してるから。そして俺が、その期待に期待以上で応えるから。インターコンチのベルトを必ず獲ります」

▼内藤「棚橋選手、12月17日の後楽園ホール大会が最後の『HIGH ENERGY』じゃなかったんですか? あんだけ最後だ最後だって言うもんだからさ、今日は果たして何の曲で登場してくるのか俺、すっげー楽しみにしてたんだ・け・ど…聞こえてきた曲はまさかの『HIGH ENERGY』。さすがの俺もあせっちまったぜ、カブロン! まぁさ、明日は新しい曲で入場するわけでしょ? でも所詮、入場曲を変えただけで人間変わるわけじゃないからね? 入場曲を変えたくらいで強くなるんだったら、全選手、毎試合変えてるよ。まぁ何度も言ってますが、明日の東京ドーム大会が棚橋選手にとっての最後の晴れ舞台になることでしょう。俺が棚橋選手に最後のトドメを刺す、その瞬間を皆さんその目で確認してください。明日の東京ドーム大会まで……トランキーロ!……あっせんなよ」

――『HIGH ENERGY』について突っ込まれたが?

▼棚橋「何ならこの後もう一回かけます。僕もね、すっかり忘れてましてですね。言い訳をするなら“試合で使うのは最後"ってことでね。まぁ分かりやすい説明にしてもらって、ありがとうございます」

――内藤を支持する声も大きかったが?

▼棚橋「ロスインゴファンのエネルギーをひじょうに感じますね。ただね、棚橋ファンも熱いから。今回の東京ドームはイメージしただけでドキドキするんだけど、ファン同士の熱量が近年無かったくらい高まった試合になる。去年DDTに乗り込んだ時のような。そういう戦いも重要になってくると思います」

――ドームで棚橋戦が実現することについて?

▼内藤「僕は棚橋選手の背中をみて、棚橋選手の姿を追いかけてずっと戦ってましたよ。だから東京ドームでシングルマッチ。すげー嬉しいっすよ。でも俺はもっと光り輝いてる棚橋弘至と試合がしたかった。俺が上がっていくのが遅かったのか、棚橋が下がるのが早かったのか。ま、タイミング合わなかったけどね。そこは残念ではありますが、棚橋弘至最後の晴れ舞台だからね。トップから引きずり下ろすことを俺はできなかったけど、最後のトドメを俺が刺してやりたいと思ってます。モチベーションが上がるポイントといえば、そこくらいですね。あとは…コンディションが整ってることを僕は祈ってますよ」

――コンディションは?

▼棚橋「疲れてないです。そして俺から言いたいのは、内藤のゴールではなく、2017年、俺の新たなスタートです」

――メインのIWGP戦を意識する?

▼内藤「レスラーですから。そりゃ意識しますよ。どの試合も意識しますよ。おそらく俺以上に意識してるのはメインイベントの二人なんじゃないですか? 凄い試合になるんじゃないですか? 何せIWGPヘビー級選手権試合ですから。メインイベントに推すべき試合はIWGPヘビー級選手権試合だと僕は思っているので。それにふさわしい試合が見られるんじゃないですか? 楽しみにしてます」

※その後棚橋が一人残って「ラストー!」と叫び、『HIGH ENERGY』に乗ったパフォーマンスを披露

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