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2/14【全日本】3日後開幕のリーグ戦へ出場10選手が意気込み 『Jr.BATTLE OF GLORY』公開会見

 『Jr.BATTLE OF GLORY』公開記者会見が14日、栃木県総合文化センター(宇都宮)大会の試合前にリング上で行われ、出場全10選手が出席。3日後に開幕するリーグ戦へ向けて意気込みを語った。

 全日ジュニア最強を決めるシングルリーグ戦『Jr.BATTLE OF GLORY』が2・17後楽園大会で開幕する。3日後に迫ったこの日、宇都宮大会の試合前のリング上で公開会見が行われ、出場全10選手が顔を揃えた。

 Aブロックの優勝候補筆頭株は前年度優勝者・青木篤志だ。昨年6月の世界ジュニアの陥落以来、ジュニアの頂点から遠ざかっており、連覇による捲土重来を図る。「目指すは優勝。それのみ」と言い切った青木は、世界ジュニア王座がDDT・石井に流出している現状を「彼が世界ジュニアのベルトを持ってるからどうのこうのというもので波が来てないと思うんですよね。はっきり言ったら無味無臭だし、それで影響あるかと言ったら、別にそんな影響もないと思う」と手厳しく分析。「しっかりと優勝して、その先にまた何かみつけないといけないし、何だったらリーグ戦中にベルトを意識させることを仕掛けなきゃいけない」と連覇によってジュニアの至宝奪還の道を切り開く構えをみせた。

 注目されるのは今年1月からフリー参戦中の田中稔だ。全日本所属時代は世界ジュニア王者にも君臨したが、シングルリーグ戦は未制覇。「過去全日本に在籍している時、4回出てるんですけど、4回とも大した結果を残せてないので、今年は大した結果=優勝という結果を出したい」と初優勝を見据えた稔は、まず初戦の2・17後楽園大会で実現する世界ジュニア王者・石井との対決に全神経を集中している。

 現世界ジュニア王者の石井慧介はシングル2冠による全日ジュニア完全制覇を狙う。今回が2年ぶり2度目の出場で、「2年前のリーグ戦で2勝2敗という不本意な成績だったので、今回チャンピオンとして結果を残さないといけない」と燃えている。同じAブロックの顔触れは初対決の岩本も含めて未勝利とあって、「世界ジュニア王者としてまだ倒してない選手がいっぱいいるんで、このリーグ戦で勝ってない人を倒せば説得力もある」と王者としてさらなる箔をつけるつもり。決勝の相手に佐藤を指名し、5年前にDDTマットで敗れた借りを返しての初優勝を描いた。

 Bブロックは中島洋平が久々にジュニア戦線復帰を果たす。昨年はGAORA王座戦線に明け暮れた感があるが、「他の選手と違う形で、しっかり頂を目指してきた」という自負がある。「それをこのリーグ戦でみせつけるのも僕の役目」と言い切った中島はリーグ戦初制覇で一気に全日ジュニアの主役に躍り出るつもりだ。

 佐藤光留は昨年、準優勝に終わり、今年こその初優勝を狙う。「Aブロックがとんでもない混戦模様になると思ったんですけど、自分のいるBブロックは1強4弱。特に強い選手もいない中、これは決勝に出ることが当然」と豪語してみせた。パンクラス2・5有明大会でジョナサン・アイビーを秒殺KOに葬ったばかりで自信をさらに深めた。「4人まとめても5分以内で終わらせて決勝にいきたい」と圧勝でBブロックを突破する構えをみせた佐藤は、Aブロックから誰が勝ち上がってこようとも「優勝するのは今年は自分」と断言した。

 ほかにも初出場となる田村和宏は金本浩二のフィギュアを持参し、「金本さんはBEST OF THE SUPER Jr.で一番決勝に上がってる選手だと思うので、僕はこれを守り神に決勝まで上がって優勝したい」と宣言。3月には大日本のデスマッチリーグ戦『一騎当千』にも出場する竹田誠志は「この全日本で優勝して、3月のデスマッチのリーグ戦にも弾みをつけたい」とシングルリーグ連覇を見据えた。竹田同様、2年連続出場となる丸山敦は「決勝でリング上で青木選手に直接言いたいことがありますので。僕は死にません!ってことを直接伝えたい」と指名。青木も呼応した。

 青柳優馬と岩本煌史は初出場。1・3後楽園大会で世界ジュニア初挑戦を果たし、王者・石井に敗れたばかりの青柳は「初出場で初優勝を狙って、石井慧介選手の持つベルトにまた挑戦したい」と再挑戦のチャンスをつかみ取るつもり。今年1月の入団後、勝利に恵まれていない岩本は「目の前の一戦一戦を確実に戦って、一戦必勝でいきたい」と着実に白星を積み重ねていく構えをみせていた。

☆『Jr.BATTLE OF GLORY』

[出場選手]
▼Aブロック
青木篤志(4年連続4度目の出場/昨年度優勝者)
岩本煌史(初出場)
竹田誠志(初出場)
田中稔(初出場)
石井慧介(2年ぶり2度目の出場/現・世界ジュニアヘビー級王者)
▼Bブロック
中島洋平(2年ぶり2度目の出場)
青柳優馬(初出場)
佐藤光留(4年連続4度目の出場)
田村和宏(初出場)
丸山敦(2年連続2度目の出場)

[試合形式及び、得点方法]
・全10名参加、A、B2ブロック制によるリーグ戦を2/17後楽園ホール大会〜2/26大阪大会の6大会にてリーグ戦20試合を行い、優勝決定戦は2/26大阪大会にてAブロック1位vsBブロック1位の勝者で行う
・ブロック内で2人以上が同点の場合は、優勝戦進出決定戦を行う
・公式リーグ戦は全て、PWFルールによる20分1本勝負。優勝決定戦は時間無制限1本勝負で行う
・勝ち2点、負け0点、時間切れ引き分け1点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は0点

[公式戦日程]
☆2/17(金)後楽園
▼Aブロック
岩本vs竹田
石井vs稔
▼Bブロック
中島vs青柳
田村vs丸山

☆2/18(土)銚子
▼Aブロック
青木vs竹田
岩本vs石井
▼Bブロック
中島vs佐藤
青柳vs丸山

☆2/19(日)甲府
▼Aブロック
青木vs石井
▼Bブロック
中島vs田村
佐藤vs丸山

☆2/23(木)焼津
▼Aブロック
青木vs稔
石井vs竹田
▼Bブロック
佐藤vs田村

☆2/24(金)名古屋
▼Aブロック
岩本vs稔
▼Bブロック
中島vs丸山
青柳vs田村

☆2/26(日)大阪
▼Aブロック
青木vs岩本
竹田vs稔
▼Bブロック
佐藤vs青柳
▼優勝決定戦
Aブロック1位vsBブロック1位


【会見の模様】
▼丸山「今回のリーグ戦のために自分は2週間前にインフルエンザになりましたので、これでもうリーグ戦中にインフルエンザで休むことはないんで、もし、まだかかってない選手がいたら、インフルエンザになったらプロレス休む傾向にありますんで、自分が優勝します!」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼丸山「今まで2回やって2回勝てなかった佐藤光留選手。自分が勝てないこと自体は珍しくないんですけど、少しも動揺させられなかった、スキを作れなかったということで、今回は佐藤選手、蹴りを使う選手がこのブロック多いですから、蹴り足をキャッチしてからのダブルアキレス腱バックブリーカーホイップ、これを決めてやります」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼丸山「決勝戦で戦うというと、やはりAブロックの選手になるんじゃないかなと思います。やはりAブロックの中でも青木篤志選手、この選手は自分がこのリーグ戦に出てる理由の大半を占めています。決勝でリング上で青木選手に直接言いたいことがありますので。僕は死にません!ってことを直接伝えたいと思います」

▼田村「大森さんの名に恥じないよう、アックスボンバーズとしてこのリーグ戦優勝したいと思います。応援よろしくお願いします!」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼田村「中島選手以外!」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼田村「そうですね、Aブロック、僕の必殺技をみてわかるように、憧れの選手がいますし、戦いたい相手じゃなくて、戦いたくない相手もいるんで。昔、ちょっと調布の方でいろいろ一緒にやってたちょっと嫌な選手がいるんで。それぐらいですね」

▼佐藤「昨年度準優勝・佐藤光留です。今年は組み合わせをみて、Aブロックがとんでもない混戦模様になると思ったんですけど、自分のいるBブロックは1強4弱。特に強い選手もいない中、これは決勝に出ることが当然として、全員立てなくするぐらいしないと。全日本ジュニアがどんどんいなくなる中、青木篤志を支えながら、そして引かないようにと思ってます。自分は1月1日にインフルエンザの症状が出ました。2日、3日、試合しましたが、病院もいかず、普通に治したんで、体の出来が違うと。今、丸山選手の話を聞いて、より自信がつきました。1週間前のパンクラスでも1ラウンド1分でKOで勝ってます。4人まとめても5分以内で終わらせて決勝にいきたいと思います」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼佐藤「自分がマークされる側と思ってますので、特にいません」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼佐藤「もちろん青木さんにも出てきてほしいと思うんですけど、ベルト持ってる人もいますし、今まで一回も勝ったことのない田中稔選手もいます。誰が上がってきてもAブロックから上がってきたというだけで戦う価値があると思います。ただ、優勝するのは今年は自分。以上です」

▼青柳「このリーグ戦、初出場で初優勝を狙って、石井慧介選手の持つベルトにまた挑戦したいと思います」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼青柳「個人的に二人いるんですけど、佐藤光留選手と丸山敦選手。一番のヤマ場になると思ってます」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼青柳「チャンピオンの石井慧介選手に勝って、また挑戦させろと言いたいです」

▼中島「意気込みはもちろん目指すは優勝です。去年、ジュニアのリーグ戦、シングル、タッグともに出場しませんでしたけど、僕としてはその間も他の選手と違う形で、しっかり頂を目指してきたつもりであります。それをこのリーグ戦でみせつけるのも僕の役目だと思ってます」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼中島「一番はやっぱり丸山敦選手ですね。実は僕がマスクをかぶっている時代、丸山選手がかぶっている時代、お互い別の姿で戦ってますけど、その時ものらりくらりとした中で強さ、その得体の知れなさというのを今まで一番恐ろしく感じた選手でもあります。しっかりとインフルエンザの予防接種を打って戦いに臨みたいと思います。そしてマークするのは丸山選手ですけど、勝つべきは佐藤光留選手、必ず勝ちを上げたいと思います」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼中島「僕としては竹田誠志選手です。ほぼ同キャリアという中で、今までほぼ触れる機会がなかったので、竹田誠志選手とこの場で、決勝で、大阪のリングで肌を合わせたいと思います」

▼岩本「自分は1月1日付で全日本に移籍してから、まだ全日本のリングで勝ち星を挙げたことがないので、優勝っていうよりは目の前の一戦一戦を確実に戦って、一戦必勝でいきたいと思います」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼岩本「自分は青木さんです。年明け所属第1戦で青木さんとシングルマッチやらせてもらって、物凄い力の差を感じたので、この1ヵ月ちょっとで自分がどれだけいけるのか力を試したいと思います」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼岩本「自分は若い世代で盛り上げていきたいので、青柳選手とぜひ決勝戦で当たりたいと思ってます」

▼稔「この全日本ジュニアのリーグ戦、過去全日本に在籍している時、4回出てるんですけど、4回とも大した結果を残せてないので、今年は大した結果=優勝という結果を出したいと思っております。そして僕はまだインフルエンザになってないので気をつけたいと思います」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼稔「こちらのブロック、いい選手揃ってますので、特に誰をマークするとかはなく、一番近いところで3日後、開幕戦でこのピンク色の方と試合しますので、今は頭の中はピンク色のことでいっぱいです」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼稔「マークする選手がない=決勝で戦いたい選手も特にいません。僕は間違いなく決勝に上がりますので、決勝に上がった時、目の前の相手を倒す」

▼竹田「全日本のリーグ戦、デスマッチではないんですが、何をするのかわからないのが竹田誠志だと思ってるんで、皆さんお楽しみにしていてください。3月にはデスマッチのリーグ戦にも参戦が決まってるので、この全日本で優勝して、3月のデスマッチのリーグ戦にも弾みをつけたいと思います。頑張ります」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼竹田「マークする選手、前年度チャンピオン・青木さんもいるし、今のチャンピオン・石井君もいるし、ベテランの田中選手もいます。誰に勝ってもおいしいんでね。僕は誰もいないということでお願いします」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼竹田「いません。そしてやりたくない選手います。調布でなんだといってた小さい人、やりたくありません」

▼石井「世界ジュニア王者の石井慧介です。2年前のリーグ戦で2勝2敗という不本意な成績だったので、今回チャンピオンとして結果を残さないといけないと思ってます」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼石井「はっきりいって初対決の選手も含め、この中で誰一人勝ったことがないので、そこは全員マークしてます」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼石井「佐藤光留選手です。2012年5月13日、大阪大会で12分56秒、クロスヒールホールドでやられてるので、その時の借りを返したいと思います」

▼青木「リーグ戦ということで、目指すは優勝。それのみです」

――同ブロックでマークしている選手は?

▼青木「同じブロックでもリーグ戦なので、戦う日も違うし、相手の勝ち星の状況にもよりますし、マークすると言ってもどういうふうに変化していくかわからないので現時点ではありません」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼青木「去年の話になってしまうんですけど、去年は自分がリーグを出て、反対側のブロックが進出決定戦、光留さんと丸山選手で。光留さんが勝ち上がって2試合目で決勝をやったんですけど、そういうことを考えると、今度は正々堂々と同じ条件で優勝を争いたいと思ったけど、それ以前に丸山選手がもしかしたら有利かもしれないし、僕は死にませんってことを聞きたいので、優勝戦で丸山さんとやりたいです。お互い頑張りましょう」

――青木、佐藤両選手にとっては世界ジュニア流出の現状を打破する意味でも重要なリーグ戦になるが?

▼青木「ベルトが他団体に流出しているっていう状況なんですけど、今いるからあまり言いたくなかったんだけど、彼が世界ジュニアのベルトを持ってるからどうのこうのというもので波が来てないと思うんですよね。はっきり言ったら無味無臭だし、それで影響あるかと言ったら、別にそんな影響もないと思うんで。それはそろそろ返してもらわないといけないかなと思うんだけどね。しっかりと優勝して、その先にまた何かみつけないといけないし、何だったらリーグ戦中にベルトを意識させることを仕掛けなきゃいけないかなと思ってます」

▼佐藤「自分が持ってない時点で、誰が持っていても同じですね」

――初出場の青柳、岩本両選手はプレッシャーもあると思うが今の気持ちは?

▼青柳「リーグ戦なんでプレッシャーはありますけど、そういうプレッシャーには負けたくないですね。ジュニアでしか盛り上げることができないリーグ戦なんで、ジュニアにしかできない戦いを僕もやっていきたいと思います」

▼岩本「自分は全部今のところ負けてるので、プレッシャーというのは全くないですし、前進あるのみだと思ってます」

――王者として出場するが、全日ジュニアの頂点に王手をかけた実感は?

▼石井「世界ジュニア王者としてまだ倒してない選手がいっぱいいるんで、このリーグ戦で勝ってない人を倒せば説得力もあるんで、もちろん意気込んでます」

――田村選手は今日は金本浩二選手のフィギュアを持ってきたがどんな意味がある?

▼田村「家から金本フィギュア持ってきました。金本さんはBEST OF THE SUPER Jr.で一番決勝に上がってる選手だと思うので、僕はこれを守り神に決勝まで上がって優勝したいと思います」

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