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3/2【全日本】三冠王者としてCC出場へ 宮原が今からシングル完全制覇宣言、“変貌"も示唆「見せ方も変えようかな」

 三冠ヘビー級王者・宮原健斗が2日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。4月の『2017チャンピオン・カーニバル』に三冠王者としての出場が決まり、シングル完全制覇を誓うばかり。「今は1年持った三冠チャンピオンですから、見られ方も違うんでね。見せ方も変えようかなと思ってますよ」と変貌も示唆した。

 宮原は28歳の誕生日前日となった2・26大阪大会でボディガーとの三冠王座V8戦に出陣。挑戦者への歓声が集中するアウェーの状況下、シャットダウン・スープレックス・ホールドで22分23秒に及んだ激闘を制し、至宝ベルトを死守した。

 宮原は「28歳を迎える宮原健斗の前日に8回目の防衛戦が行われるのも、俺のための大会というか、そんな感じもするし。とにかくあの大阪大会は最高MAXでした」と満足げに振り返った。これで第17代王者・三沢光晴、第33代王者・小島聡と三冠防衛記録2位タイに並んだ。最多防衛記録更新まであと3つと迫った宮原は「最年少チャンピオンとして最多防衛記録を作るというのが僕にふさわしいかなと思うんで。僕で全部記録を塗り替えちゃいます」と改めて記録更新に色気をみせた。

 3月シリーズにおける三冠戦の開催はなし。ということは4月のチャンピオン・カーニバルに2年連続で三冠王者として出場する。しかも今年は激戦となった昨年に勝るとも劣らない豪華メンバーが集結。さすがの宮原も「参加選手を見てね、今から毎日毎日、この対戦相手だったらこうしようとかイメージして眠れませんよ。眠りますけど。そんな感じで本当に気分が高揚してますよ」と興奮を隠せない。

 昨年は春の栄冠を逸したが、今度こそ初優勝を成し遂げるのみ。「1戦ももちろん抜くところがないんですけど、なおさらチャンピオンとしてこのチャンピオン・カーニバルを1試合1試合お客さんにアピールしないと埋もれちゃうんで。チャンピオンこんなもんかと思われるのも僕しゃくなんでね」と王者の存在感もみせつけるつもりで、「三冠チャンピオンとしてチャンピオン・カーニバルを制するのもあまりないことなんでね。そのジンクスも覆そうかなと思ってます」と宣言。「前回はチャンピオンになってすぐのチャンピオン・カーニバルですからね。ただ、今は1年持った三冠チャンピオンですから、見られ方も違うんでね。見せ方も変えようかなと思ってますよ」と何らかの変貌もほのめかした。

 3月シリーズでは春の祭典へ向けた前哨戦「The Road to 2017Champion Carnival」が多数組まれている。「3月も気が抜けないですね。もしかしたらチャンピオン・カーニバルにいくまでに3月で流れが変わる可能性も大ですから」と今から気を引き締めた宮原は「最初の開幕戦からフルスロットルでいきたい」と宣言。カーニバルへ向けてしっかりクサビを打ち込んでおくつもりだ。

 最多防衛記録更新へさらに箔をつけるためにも、宮原は三冠王者として春の祭典初制覇を何としても成し遂げる。

【会見の模様】
▼宮原「まず2月26日、大阪。会場が揺れんばかりの大熱狂の中で防衛できたことをうれしく思います。最多防衛記録、まだ遠くにあったんですけど、もう目の前にきた。現在2位ですか? ただ僕は2位には興味がないので。何においても一番が大好きなんで。最多防衛記録1位に向けて防衛ロードあと2回。楽しみですね。ただ一番が好きっていうだけじゃなくて、まだ理由はあるんですけど、それはその夢がかなった時に言いましょう。夢はかなった時に言う方がかっこいいですから」

――初戴冠から1周年、誕生日の前日に防衛したのは大きな喜びになったのでは?

▼宮原「何か28歳を迎える宮原健斗の前日に8回目の防衛戦が行われるのも、俺のための大会というか、そんな感じもするし。とにかくあの大阪大会は最高MAXでした」

――この1年以上ベルトを守り続けてきて自信もより大きくなった?

▼宮原「回数以上に1年間持っていて、毎回毎回、応援してくれる皆さんが試合後に『最高!』と叫んでくれて、そういうものが自分の後押しになって今を迎えたかなというのはありますね。僕だけの力じゃないですね」

――3月は三冠戦が行われないということで、王者としてチャンピオン・カーニバル出場が決まったが?

▼宮原「メンバーを見渡してもね、1戦ももちろん抜くところがないんですけど、なおさらチャンピオンとしてこのチャンピオン・カーニバルを1試合1試合お客さんにアピールしないと埋もれちゃうんで。チャンピオンこんなもんかと思われるのも僕しゃくなんでね。三冠チャンピオンとしてチャンピオン・カーニバルを制するのもあまりないことなんでね。そのジンクスも覆そうかなと思ってますし、3月もチャンピオン・カーニバルまで前哨戦じゃないけど、参加選手との戦いがいっぱいありますからね。そこで一発かましてやろうかなと思ってますし。そういう気持ちです」

――昨年も三冠王者としてチャンピオン・カーニバルに出場し、優勝ならなかっただけに今年こその思いは強い?

▼宮原「去年のことは忘れましたけどね。全然覚えてないです。なおさら前回はチャンピオンになってすぐのチャンピオン・カーニバルですからね。ただ、今は1年持った三冠チャンピオンですから、見られ方も違うんでね。見せ方も変えようかなと思ってますよ」

――見せ方を変えるというのは言える範囲で具体的に?

▼宮原「僕から目を離さなければ間違いなくわかるでしょう」

――出場選手で気になる存在は?

▼宮原「気になりすぎますよ、みんな。気になりすぎて眠れないですよ。うそですけど。眠りはするんすけど。参加選手を見てね、今から毎日毎日、この対戦相手だったらこうしようとかイメージして眠れませんよ。眠りますけど。そんな感じで本当に気分が高揚してますよ。だから3月12日もそうだけど、チャンピオン・カーニバル参加選手いっぱい当たりますから、3月も気が抜けないですね。もしかしたらチャンピオン・カーニバルにいくまでに3月で流れが変わる可能性も大ですから。それぐらい3月シリーズ、最初の開幕戦からフルスロットルでいきたいですね」

――28歳をどんな一年にしたい?

▼宮原「28歳ですか、僕も。感慨深いですね。最年少チャンピオンとして最多防衛記録を作るというのが僕にふさわしいかなと思うんで。僕で全部記録を塗り替えちゃいます。そういう年に28歳はしたいですね」

――記録への期待を感じる?

▼宮原「うーん、意外とまだそこまで感じてないですね。僕の方が感じてるかなっていうぐらいなんで。僕しか言ってないんじゃないかってぐらい感じてないんで。でもそうやって僕は自分で発信して、あとからお客さんについてきてもらう。それが僕のやり方なんで。まだそこまでの期待感は感じないですけど、これから間違いなくそういう目で、お客さんの目はそれに向けての、防衛記録を期待する目に変わっていくと思いますよ」

――口に出すことで自分にプレッシャーをかける部分もある?

▼宮原「そうですね。そうやって僕は26歳と11ヶ月で獲ってから1年間やってきたんで、それは28歳の宮原健斗も変わらないですね」

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