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4/29【WRESTLE-1】ACE5・1新木場vs岩石、5・4後楽園W-1タッグ王座挑戦へ W-1提供・伊藤貴則インタビュー

 ACE5・1新木場大会でタナカ岩石との一騎打ち、5・4後楽園大会でWRESTLE-1タッグ王座初挑戦を控える伊藤貴則。W-1提供のインタビューは以下の通り。

【伊藤インタビュー】
──伊藤選手は去年の9月にデビューして半年以上経過しました。ケガで欠場している期間もありますけど、プロレスラーとして活動しているこの期間はいかがですか?

▼伊藤「いやあ、あっという間ですね。デビューして、今年の1月から4月まで約3カ月欠場しているんですけど、9月の卒業試合もケガで欠場していますんで。ケガが多すぎて、治すのに必死であっという間っていう感じでした」

──プロレスラーになるとケガとの闘いが続くと思うんですけど、早速それを経験しているんですね。

▼伊藤「そうですね。デビュー前にもケガしていますし、ケガという期間が長すぎですね(笑)」

──でも、プロレスラーになったという実感はありますか?

▼伊藤「まあ、リングに上がらせてもらって、お客さんのいる前で試合をしたら、やっぱり自分はプロレスラーなんだなって思うし。試合数とか少ないんですけど、それでもプロレスラーだと思って自分はリングに上がっていますね」

──では、4月2日のACE興行での復帰戦は格別なものがあったんじゃないですか?

▼伊藤「とにかく休んでいる期間が長かったんで、気持ちの面でも感情は入ってましたね」

──同期の人たちに置いていかれるとか、そういう焦りはありました?

▼伊藤「焦りっていうか、悔しかったですね。自分がケガする前はちょっといいカードというか、チャンスをもらっていたんで、このままドンドン上がっていこうと思ってましたから。そんな矢先にケガして、その間に同期の岩石とか1期生の先輩方もリザルトトーナメントに出たり、UWAに挑戦した奴もいるんで、もう置いていかれているというか、悔しさしかなかったですね」

──でも、復帰してからは札幌大会でチャンピオンの芦野選手と一騎打ちをしたりとか、後楽園大会では河野選手と一騎打ちと、まあチャンスが次々と舞い込んできていますよね。

▼伊藤「そうですね。チャンスはたくさんいただいているし、凄い人たちばっかりとやらせてもらっているんで。現チャンピオンと前チャンピオン。それは自分の経験にもなっていますし、他の人よりも凄い経験させてもらっているなっていうのは感じています」

──なるほど。そういう中でACEが昨年の11月に旗揚げされて、ついに5月1日にこれまで興行をやってきたGSPを出て、新木場1st RINGで大会を開催します。どのようなお気持ちで臨みますか?

▼伊藤「まあ、ACEはまだ旗揚げされて間もないし、知っている人も少ないんで、この新木場を成功させたいという気持ちが強いですね」

──やっぱり気持ち的に違うものがありますか。

▼伊藤「全然違いますね。いつも練習しているここを出て、しかもACEとしての興行なんで。W-1ではいろんな会場のリングに上がっていますけど、ACEは僕らだけなんで、全然気持ちは違いますよ」

──そういう大会で伊藤選手は同じプロレス総合学院出身の2期生であるタナカ岩石選手との一騎打ちが組まれたわけですけど、どのようなお気持ちで臨みますか?

▼伊藤「まあ、僕は河野さんや芦野さんっていう凄い人たちとシングルで対戦させてもらっているんで、岩石との違いじゃないですけど、自分の力を出しきって、圧倒的勝利で勝ちたいと思いますね」

──圧倒的勝利! 岩石選手にもお話を聞いているんですけど、伊藤選手は卒業前からデビューが決まっていたと。凄く期待されていたというのもわかっていたから悔しかったと。ケガで休んでいる間にも自分は実績を積んでいるのに、復帰した途端、こうやってチャンスを与えられたということについてジェラシーがあるし、それをこの試合でぶつけたいって言っていましたね。

▼伊藤「いや、岩石はそう言いますけど、僕が休んでいる間にあいつはリザルトのトーナメントに出場したりとか、UWA6人タッグに挑戦したりしているじゃないですか?ジェラシーを感じているのは僕のほうですよ!」

──俺のほうが嫉妬しているよと(笑)。伊藤選手にとって、岩石選手はどのような存在なんですか? ライバル視したりしているんですか?

▼伊藤「ライバル視はしてないですけど、同期なんで負けるわけにはいかないですよね。僕はACEではダントツの存在になりたいんです。だから、負けるわけにはいかない相手です。あとはプロレス総合学院卒で、ACEの選手でもこんだけの試合ができるんだっていうことをこの試合を通してわかってもらいたいですね」

──なるほど。新木場大会では1期生の立花選手と頓所選手が一騎打ちを行なったりします。この伊藤選手と岩石選手の2期生同士の一騎打ちでは、試合内容で他の試合を上回りたいというお気持ちもありますか?

▼伊藤「まだ試合順とかはわからないんですけど、新木場のお客さんに一番印象に残る試合をしたいですよね。僕と岩石だからこそできる試合を見せたいと思っています。他の1期生や2期生の試合よりも、全然凄い試合ができる自信はあるんで、それを見せたいですね」

──それは楽しみですね! そしてもう一つ伊藤選手には大一番が待っているんですけど、5月4日のW-1の後楽園大会で河野選手のパートナーに抜擢されて、W-1タッグ王座に挑戦することになりました。

▼伊藤「本当にこんな10戦しかやってない奴がタッグタイトルなんかって思っている人もいるかもしれないですけど、こういうチャンスは掴んでこそチャンスだと思っています。だからこそ、自分を全部出しきって闘いたいですね」

──パートナーの河野選手とは一騎打ちをしていますけど、どのような選手ですか?

▼伊藤「いやあ、強かったですね。シンプルに強かったです」

──シンプルに強い!

▼伊藤「でも、自分から見たら凄い上の人とやれて楽しいなっていうのが一番だったんで。ACEの選手たちとやるよりも、河野さんや芦野さんと試合をするほうが楽しさじゃないですけど、特別な感じがあります」

──なるほど。会見ではわりとふてぶてしい態度を取っていられましたけど、これはパートナーに選ばれても当然だなという思いもありますか?

▼伊藤「いやいや全然(笑)。精一杯じゃないですけど、全部出しきっての河野さんとのシングルだったんで。まあ、出しきったことで河野さんにパートナーとして認められたのであればうれしいですけどね。とにかくこの試合がチャンスというなら自分はすべてを出しきるだけですね」

──でも、河野選手に何か爪痕を残さないとこうはならないわけですからね。

▼伊藤「どうなんですかね? まあ、こういう結果につながったんで、なんか見せられたのかなとは思いますけど、自分で抜擢された理由はわからないもんで(笑)。河野さんに理由を聞いたわけじゃないので。ただ、認めてもらったのであれば自分は自分のできることをやるだけですね」

──逆にチャンピオンチームである土肥熊の印象はいかがですか?

▼伊藤「凄いコンビネーションがいいというか、仲がいいというか、息がピッタリ合っているというのが一番印象深いチームですよね。凄いチャンピオンチームだと思っていますね」

──土肥熊というチームはW-1の中でも本当にヘビー級っていうタッグチームですよね。伊藤選手も大きな身体をお持ちですけど、どういう試合をお客さんに見せたいですか?

▼伊藤「河野さんもデカいんで、せっかくデカい4人が闘うということで、ガツガツじゃないですけど、バチバチとした試合を見せられたらと思いますね。僕もそっちのほうが得意なんで」

──バチバチとした試合! たしか空手をやられていたんですよね? 凄い実績を持っているとお聞きしました。

▼伊藤「真樹道場の全日本大会で無差別で2回優勝しているのと、四国の拳武道会館というところの全日本大会も1度優勝していますね。あとWKOというところの世界大会にも出場していますね」

──それは凄い! なぜ打撃系じゃなくてプロレスに来たんですか?

▼伊藤「僕は『キン肉マン』を見て、超人になりたいっていう夢があったんですよ」

──ああ、『キン肉マン』がお好きでしたか(笑)。

▼伊藤「中学校の卒業文集にも超人になりたいって書いてたんで(笑)。超人=プロレスラーだったので、プロレスラーを目指しましたね」

──では、超人になるためにも5月のこの2試合、そしてその後もドンドン勝ち続けたいですよね。

▼伊藤「そうですね。強い奴こそ超人なんで、ドンドン勝って、自分の名前を広げていきたいですね」

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