プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/25【カッキーライド】垣原が約6年ぶりリング復帰 8・14後楽園『カッキーライド』開催決定

 垣原賢人が25日、大日本・後楽園大会の試合前に大日本・登坂栄児社長同席のもと会見し、8・14後楽園ホール大会『垣原賢人復帰戦〜カッキーライド〜』の開催を発表。新生UWF時代の先輩・藤原喜明とのUWF道場スパーリングマッチで約6年ぶりのリング復帰を果たす垣原は「簡単に克服できるもんじゃないと思ってますけど、こうやってリングに上がることによって、大きな目標を持つことによって心身ともに強くなっていくんじゃないかなと思っております。必ず克服しようという気持ちになってます」と悪性リンパ腫克服を誓って久々のリングに立つ決意を示した。

 新生UWFでデビューし、UWFインターナショナル、キングダム、ノア、全日本、新日本と渡り歩いた垣原は2006年4月に首の負傷もあって現役を引退。その後もIWGP実行委員会に名を連ねるなどプロレス界に携わってきたが、2014年12月に悪性リンパ腫に侵されていることを公表。2015年8月にはカッキーエイドなる大会も開催(主催はカッキー応援隊)された。その時、協力した大日本が今回も協力し、8・14後楽園大会の開催が決まった。

 そこで垣原は「2年前にカッキーエイドをやっていただきまして、そのおかげで私はこのように元気で過ごすことができております。その元気な姿を応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様にぜひみていただこう」とリング復帰を決意した。垣原が試合を行うのは2011年11月に開催された金原弘光デビュー20周年記念興行(望月成晃と対戦)以来、5年9ヶ月ぶりとなる。

 当日は新生UWF時代の先輩・藤原とスパーリング形式で対戦。「新生UWF在籍時に藤原さんと実は道場でスパーリングをしたことがなかったものですから、今回、藤原さんの胸を借りてぶつかっていきたいなと思います。藤原さんはがんを克服して現在もファイトされてますから、そういった部分の強さも体感したい」と意気込む垣原は、「目標を持ったことによって意識改革できているというか、トレーニングしていても凄く気合も入ってますし。8月14日までにいろんな意味で仕上げて、ベストな状態のベストな姿を皆様におみせしたい」と誓うばかり。「こうやってリングに上がることによって、大きな目標を持つことによって心身ともに強くなっていくんじゃないかなと思っております。必ず克服しようという気持ちになってます」と悪性リンパ腫克服を誓っていた。

 ほかにも「船木誠勝vs田中稔」、「丸藤正道vs冨宅飛駈」のUWFルール2試合が決定。元UWF、元UWFインターナショナル勢も参戦する予定だ。


☆8/14(月)東京・後楽園ホール『垣原賢人〜カッキーライド〜』17:30開場、18:30開始

▼UWFルール
冨宅飛駈
(1/30)
丸藤正道

▼UWFルール
田中稔
(1/30)
船木誠勝

▼UWF道場スパーリングマッチ/時間無制限
藤原喜明
vs
垣原賢人

[主催]
カッキー応援隊

[協力]
大日本プロレス



【会見の模様】
▼登坂社長「一昨年、ここ後楽園ホールで垣原選手のカッキーエイドにご協力させていただきました。大日本プロレス自体はUWFもしくはUWFインターとリング上の交流はございませんでしたが、同じプロレス界で戦う仲間として何かお役の立てればということでお声がけをさせていただいた次第です。昨年は後楽園ホールの改修の事情もありまして、この8月にお借りすることはなかったんですが、今年は改めて8月に後楽園ホールをお借りすることができました。そこで一昨年行いましたカッキーエイド、リング上に再び帰ってくる垣原選手の姿が見せられる場所をご提供できればと思い、ご相談させていただいたところ、今回のカッキーライドの開催に至ったわけです。微力ではありますけど、大会当日たくさんの皆様に、そして垣原選手に大きな力を存分に発揮していただけるような大会にご協力させていただければと思います。どうかよろしくお願いします」

▼垣原「登坂社長ならびに大日本さんのバックアップを受けて、このたび8月14日に復帰戦をやらせていただくことになりました。2年前にカッキーエイドをやっていただきまして、そのおかげで私はこのように元気で過ごすことができております。その元気な姿を応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様にぜひ見ていただこうと決意して、このたびこの話を発表したという感じです。非常に燃えております」

――カードについて

▼垣原「まず私の試合なんですけど、試合というかスパーリングという形になるかと思うんですけど、対戦相手が関節技の鬼・藤原喜明選手に胸を借りようと思っています。私、新生UWF在籍時に藤原さんと実は道場でスパーリングをしたことがなかったものですから、今回、藤原さんの胸を借りてぶつかっていきたいなと思います。藤原さんはがんを克服して現在もファイトされてますから、そういった部分の強さも体感したいなと思ってます。今決まっているカードは新生UWFレジェンド軍とプロ格軍の対抗戦みたいな感じを考えておりまして、新生UWF時代のエースとして活躍されました船木誠勝選手と田中稔選手の一騎打ち、それと僕の同期になりますけど冨宅祐輔(飛駈)選手とノアの丸藤正道選手の一騎打ちですね。この2カードが決まっております。このほかにも何人か新生UWF、Uインターの選手が上がってくれることになっています」

――3月に屋外で雨天中止になったが?

▼垣原「そうですね。3月に雨天中止で気持ちがなえた部分がありましたけど、こういうお話をいただいたのもありますし、2年前にカッキーエイドという形で後楽園のリングに立たせていただいて、それで僕も凄く元気をもらいましたので、そうだ、よし後楽園のリングで暴れてみようという気持ちになりました。そしてテーマは僕が入門した、今はありませんけど、新生UWF、その世界観を出したいなと思ってます」

――体調面は?

▼垣原「1年半に及ぶ抗がん剤治療は今、中止していまして、体調はいいです。トレーニングも始めておりまして、少しずつですけど、スパーリングも始めてます。ただ血液のがんということなので、簡単には考えておりません。そう簡単に克服できるもんじゃないと思ってますけど、こうやってリングに上がることによって、大きな目標を持つことによって心身ともに強くなっていくんじゃないかなと思っております。必ず克服しようという気持ちになってます」

――リングに上がる精神的な自信は?

▼垣原「そうですね。正直まだまだ不安材料もあるんですけど、目標を持ったことによって意識改革できているというか、トレーニングしていても凄く気合も入ってますし。8月14日までにいろんな意味で仕上げて、ベストな状態のベストな姿を皆様におみせしたいなと思ってます」

――全何試合を考えている?

▼垣原「5、6試合ですかね。なにぶんレジェンド軍は少ないですからね」

プロ格 情報局