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6/26【リアルジャパン】6・29後楽園でリアルジャパン初参戦 青木インタビュー

 6・29後楽園大会で青木篤志がリアルジャパン初参戦を果たし、タカ・クノウ&小笠原和彦と組んでウルティモ・ドラゴン&倉島信行&松本崇寿と対戦する。リアルジャパン提供の青木インタビューは以下の通り。

【青木インタビュー】
――リアルジャパン初参戦が決まって、現在の心境から聞かせてください。

▼青木「いろんな意味で緊張感をおぼえていますね。やっぱり佐山先生の提唱するスタイルというものも今回初めて自分は体感するわけですから、未知の部分もありますし。自分がいままでやってきたものとどう違うのか、自分がやってきているものがどう通用するのかと考えると、本当に気を引き締めていかないといけないと思うので、自分なりのプレッシャーは感じているつもりですね」

――初参戦となる6・29後楽園のカードが、ウルティモ・ドラゴン&倉島信行&松本崇寿組vsタカ・クノウ&小笠原和彦&青木篤志組と発表されました。青木選手としては、初参戦のカードが6人タッグマッチになったことに関してはどうですか。

▼青木「全員が実力者ですよね。実力ある選手の中に自分が入っているということがどういうことなのか。それを考えないといけないと思います。ただ試合をすればいい、試合をこなせばいいというものでもないし、もちろんそのつもりもありませんから、この実力ある選手たちの中で自分がどう対応していくか、自分がなにをしたら通用するのかということを考えないといけないと思います」

――この中で絡みのあるのはウルティモ選手のほか…。

▼青木「実は松本選手とハードヒットで試合をしたことがあるんですよ。シングルマッチでした。タカ・クノウ選手とはむかし、IGFでシングルをやっています」

――なるほど。それにしても珍しい組み合わせが満載のカードですよね。

▼青木「そうですね。みなさんいろんなバックボーンがあって違うので、この中での自分はなんなんだってことですよね。レスリングをやっていたというのはもちろんありますけども、それだけでは通用しないのももちろんわかっていますので」

――敵味方問わず、意識する選手は?

▼青木「この中でしたら、まったく初めての倉島選手が気になっていますね。前に見たときに、倉島選手の気持ちの強さとか実力の部分とかを見ていて、この人はすごいなというのを感じたことがあったので、今回初めて肌を合わせられるということで、それに対してどうしていくかというのは楽しみであり、ちょっと恐いというか、そういう部分もありますね。あとは、小笠原先生ですね。まったく初の絡みであって、やっぱり空手の実力は見ても聞いてもいますし、同じチームだけども小笠原先生がどんな試合をしていくのか、どんな実力を持っているのか気になります」

――青木選手としては、この中でなにを見せたいですか。

▼青木「一番は、自分のいままでやってきたプロレスというものがどういうものなのか。そして、新しいもの、なにを自分が吸収できるか、それが自分の目標というか課題というか、そう思っています」

――ルチャあり、格闘技ありのカードですね。

▼青木「そうですね。みんな全員やってきたことが違う人たちの集まり、全然別だと思うので。全員のスタイルが違う、考え方も違う、いろんなものがある中で、だけどやっぱり試合になれば(全員が)勝ちにいく。そこで佐山先生の言うストロングスタイルというものをみんなが持って挑んでいくということを考えると、じゃあ自分にできることはなんなのか、足りないものはなんなのか、ということがすごく大きな課題になるので、それを試合までにしっかりと考えて対応して、それを試合に出していきたいですね。終わったときは終わったときで、自分になにが残るかというものをしっかり考えていきたいですね」

――このメンバーでは、青木選手がもっとも純プロレスなのかなと。

▼青木「そうですかね。まあ、そうですね。日本のプロレスと考えてみたら、自分なのかなとも思いますけど、リアルジャパンのリングではヘタしたらボクはまったく違う流派というか、そういう部分もあるので、そこがどうなるかというのも自分では気になるところでもありますね」

――そこが見所にもなりますね。

▼青木「ハイ」

――全日本代表、Evolution代表、それとも個人として参戦しますか。

▼青木「ボクは今回、個人のつもりでいます。ただ、スーパー・タイガーがいるという縁もあるので、タイガーのメンツも保たないといけないですから(笑)。そういう意味ではチームメートのためにという気持ちもなくはないですけど、あくまでボクは一個人として、プロレスラー青木篤志としてというのが一番ですね」

――いま名前の挙がったスーパー・タイガー選手は、リアルジャパンで諏訪魔選手と対戦したのをきっかけに全日本へ参戦するようになりました。そこから青木選手もスーパー・タイガー選手と組むようになりましたね。

▼青木「ハイ。本当にリアルに強い選手ですよね。技術だとか気持ちだとか強い選手なので、見ていてボクとしては頼もしいというか。一緒にやっていても楽しい選手なので、いいですね」

――現在は組む機会が多いですけども、対戦は?

▼青木「対戦は1回ありましたね。まだチーム(Evolution)に入る前に全日本で対戦したことがあります。やっぱり、強かったですね」

――そのときなにを感じましたか。

▼青木「教わってきたことが違うので、そういう意味ではスタイルの違いを非常に強く感じましたね。でもだからといってなにが悪いわけでもなく、それはスーパー・タイガーのスタイルですから否定もしないですし。ただそれを彼が追求してやっていってくれれば、もっとすごい選手になるなと思っています」

――そのスーパー・タイガー選手が所属しているリアルジャパンですが、リアルジャパンへのイメージは?

▼青木「緊張感のある試合。すごい緊張感のある大会ですね。いままで自分がやってきたものの中で、いろんなことを経験してきましたけど、お互いが実力あって踏み込んではいけないラインとかをお互いが知っているとその緊張感が必ず生まれると思うし、本当の実力を持った人たちが集まるリングだなというのは感じていましたね」

――リアルジャパンは初代タイガーマスク選手の団体です。

▼青木「やっぱりボクらからすれば(初代タイガーは)ヒーローですから。なによりも格闘技の実力と、そういった格闘技の世界を創ってきた方ですよね。マスクを被っているのは伊達じゃないというか、本当の実力を求めてる方なんだなというのが、すごくわかります」

――リアルジャパンはストロングスタイルの復興をテーマにしています。

▼青木「そうですね。ストロングスタイルがなにを表しているかというのは、たぶん言葉じゃわからないと思うので、やっぱり肌を合わせてリアルジャパンのリングで闘って、道場で汗を流している選手たちと交わえることが自分にとってストロングスタイルとはなんなのかと感じられるいい機会だと思っています」

――青木選手が出場する試合や大会全体から感じてみたいと?

▼青木「そうですね。なんでもそうですけども、中に入ってみないとこういうのはわからないので」

――そのリアルジャパンで頂点に君臨しているのがレジェンドチャンピオンシップです。現在、大谷晋二郎選手が王者で、6・29後楽園大会では船木誠勝選手が奪回をめざし挑戦します。このベルトに興味はありますか。

▼青木「現段階ではまだわからないですね。結局、今回が初めてなので、そこのベルトに(挑戦)というのがどういう意味を持つのかというのもまだわからないですし。ただ、興味はありますね。やっぱり、ストロングスタイルを追求するリングで一番のベルトですから、そこのチャンピオンになることがどういうことなのかというのはやっぱり見てみないとわからないし、やっぱり、そこでなにを自分が感じるかが大事なので、まずはこの団体に踏み込んでいけることがまずは第一歩ですからね」

――このベルトは初代タイガーマスク選手が欠場中、船木選手が関本大介選手らとの激闘を通じて価値を上げてきたタイトルです。また、階級別ではなく、過去にはジュニアの選手も巻いていますし無差別級のタイトルと言ってもいいと思います。そこに青木選手が参入しても違和感はないかと思いますが。

▼青木「ホントですか(笑)。それではその試合を見てみないと」

――今後もリアルジャパンに参戦していけばベルトも視野に入ってくるかもしれないですね。

▼青木「そうですね。まずは今回の6人タッグで、ボクが埋もれるか出ていけるか。そこが非常に重要になってくると思いますね」

――今回の試合をきっかけにしたいですか。

▼青木「そうですね、やっぱり一回呼んでもらってその後に要らないなと言われたらイヤなので。そこはもちろん、しっかりと気を引き締めて挑んでいかないといけないと思ってます!」

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