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6/30【ACE/WRESTLE-1】7・2新木場のW-1GP出場者決定Tへ W-1提供・伊藤インタビュー

 7・2新木場大会で行われる「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2017 出場者決定トーナメント」にエントリーしている伊藤貴則。ACE選抜選手枠を巡る同トーナメントへ向けた伊藤のインタビュー(WRESTLE-1提供)は以下の通り。

【伊藤インタビュー】
──ACEとして2回目の新木場大会が間近に迫っています。現在はどのような心境ですか?

▼伊藤「もう一回新木場でできるのはうれしいことですよね。1回目が良かったから、2回目もやろうっていうことになったと思うんで」

──でも、1回目の新木場大会から伊藤選手を取り巻く環境もガラリと変わりましたよね。W-1のタッグのチャンピオンベルトを取った(6.24横浜大会で陥落)ということもあるんですけど、この約2カ月というのはどのような期間でしたか?

▼伊藤「本当にガラリと変わった期間でしたね。W-1のタッグチャンピオンにもなって、防衛戦にも勝ちましたし、W-1の強い人たちとの闘いが続いているんですけど、自分的にはこの2カ月は順調っていう感じですね」

──デビューしてからケガで欠場している期間もありましたけど、そういうブランクも埋められたという感覚はありますか?

▼伊藤「まあ埋めた埋められたっていう意識は自分の中にはないですけど、遅れていた分は取り戻せたというか、今できることをやってそれが一歩ずつ順調に来ている感じですよね」

──順調という言葉が出ていますけど、それはデビューしてから自分が思い描いていた通りに進んでいるっていう感じなんですか?

▼伊藤「まあそれ以上にうまいこといってますよね(笑)。ケガで休んでいた時期もあったんで、復帰してからは自分の想像よりは全然順調に進んでいますよ」

──今回の新木場大会では7月12日にW-1の後楽園大会で行なわれる『W-1 GP 2017』の出場者決定トーナメントが開催されます。伊藤選手もエントリーされましたが、このトーナメントについて、どのようにお考えですか?

▼伊藤「まあ、予選なしで出たかったですけどね。ACEだけで固められたトーナメントで勝ち上がっても、予選の勝者みたいな形で出ることになるわけじゃないですか? こっちはタッグチャンピオンにもなっているんでね」

──チャンピオンなら普通に『W-1 GP』にエントリーされていてもおかしくないだろうと。

▼伊藤「そうですね。予選に参加するという部分では、若干不服はありますね」

──なるほど(笑)。相変わらず強気でいいですね。ところで、1回戦の相手は1期生の頓所選手になりました。頓所選手にはどのような印象をお持ちですか?

▼伊藤「頓所選手……眼中にないですね」

──眼中にない(笑)。

▼伊藤「はい。このトーナメントに出るACEの選手の中で、自分が一番楽に1回戦を勝ち上がれると思っている相手は頓所さんですね。だから、頓所さんに関しては眼中にないです。タナカ岩石はずっと自分に突っかかってきて、この間、タッグのチャンピオンシップでも闘いましたし、あいつは現状UWAのベルトを持っているし、いい感じで来ていると思うんですよ。立花さんに関してもW-1王者の芦野さんと組んで、地方の大会でも芦野さんの前哨戦のパートナーとして闘っていますからね。そこで強い相手とずっとやっているわけじゃないですか? 立花さんはベルトこそ持っていないけど、凄い力を秘めていると思うんですよね。そうやってみんなががんばっている中、頓所さんはずっと前座というか第1試合、第2試合しかやってないんで眼中にないです」

──では、1回戦の突破は当たり前だと。

▼伊藤「当たり前ですね。対策とか全然考えずに試合に臨んで、勝ち上がりたいと思っています」

──本当に眼中になさそうですね。決勝戦は立花選手と岩石選手の勝者とやることになるんですけど、どちらの選手と闘いたいですか?

▼伊藤「自分の願望は立花さんです。タナカ岩石はここ最近ずっとやってたし、タッグのチャンピオンシップでやったんでもういいだろうと。立花さんはシングルとかではやったことがないんで、一度1vs1で闘ってみたいという気持ちがあります」

──今回のトーナメントの1回戦は2試合とも1期生vs2期生という組み合わせじゃないですか? 決勝戦でもその組み合わせになる可能性もありますけど、そこは意識されますか?

▼伊藤「自分は1期生だろうと2期生だろうと、たとえこのトーナメントに3期生が入っていようとなんとも思ってないです。どんな相手だろうとやるだけです。1期生だとか2期生だとか、そんな意識はまったくないです」

──現状では2期生の2人はベルトを取りましたし、それに対して1期生は悔しい思いをしていると思うんですけど、そこもどうでもいいという感じですか?

▼伊藤「ああ、まったくどうでもいいですね。ACE同士での対戦だとかもまったく意識してないんで。自分はW-1の上の人たちとやりたいという気持ちしかないんですよ。自分が唯一この『W-1 GP』に出る選手で闘ったことがないのが近藤さんなんですよ」

──『W-1 GP』でのACE選抜選手の1回戦の相手は近藤選手になりますよね。

▼伊藤「はい。他の選手は地方とかでも闘ったことがあるんですけど、近藤さんだけは一度も闘ったことがないんで、勝ち上がって近藤さんと闘いたいです」

──なるほど。すでに『W-1 GP』の1回戦の相手を見据えているわけですね。ちなみに『W-1 GP』を勝ち上がると9.2横浜文体で芦野選手のW-1チャンピオンシップに挑戦することができるんですが、伊藤選手もやはり視線はそこに向いていますか?

▼伊藤「トーナメントに出るからには目指すところはそこしかないんで。『W-1 GP』に出る人は身体がデカい人ばかりだし、経験も豊かな人たちばかりなんで、そこに出て闘うことは自分にとってマイナスなことは一つもないですよね。だから、近藤さんに勝って、準決勝では願望で言うとパートナーの河野さんともう一度シングルでやって今度は勝って、最後に決勝で勝てたら一番うれしい形ですけどね」

──タッグチャンピオンになったこともあって、W-1の上位の人たちとの闘いが続いているじゃないですか? そういう闘いを経験している中で、『W-1 GP』に出てもやっていけるという手応えを感じていますか?

▼伊藤「手応えというか、タッグのベルトを取ってから、自信がグッとついたんですよ。今は誰との試合であろうが、負ける気でリングに上がることはないですね。負けん気だけはドンドン出していけたらいいなと思っています」

──なるほど。伊藤選手はもう新木場を飛び越えて、その視線は文体に向いているんですね。

▼伊藤「そうですね。僕が見ているのは文体のメインですね」

──わかりました。では、改めて2度目のACE新木場大会に向けて、意気込みをお願いします。

▼伊藤「まずは新木場に来てもらって、ACEのトーナメントと、そして他の試合も見てもらいたいですね。それでACEっていう団体っていいなっていうのをその目で確かめてもらいたいです」

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