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7/13【WRESTLE-1】W-1GP覇者・イケメンが9・2横浜文体メインで王者・芦野に挑戦 「ベルト獲ったら船木さんと戦いたい」

 WRESTLE-1は13日、東京・大久保のGSPメディアセンターで会見し、9・2横浜文化体育館大会の一部カードを発表。『WRESTLE-1 GRAND PRIX 2017』優勝者・黒潮“イケメン"二郎が王者・芦野祥太郎に挑戦するWRESTLE-1チャンピオンシップが正式に決まった。

 7・12後楽園大会で開催されたW-1GP第3回大会はイケメンの初優勝で幕を閉じた。優勝者の権利としてイケメンは9・2横浜文体でのW-1ベルト挑戦を決定。秋のビッグマッチのメインイベントで頂点の座を狙うことになった。

 一夜明けたこの日、足を運んだ治療院で「交通事故に遭って全身打撲した人と同じ体をしてる」と言われたように、GP制覇の代償として肉体はボロボロ。それでもW-1ベルト挑戦のチャンスをつかみ、「お客さんの後押しが何よりも自信につながってますので。文体もこの勢いのまま駆け抜けたい」と大一番を見据えた。

 芦野は河野真幸を破って王者となって以来、防衛戦で近藤修司、征矢学、土肥孝司をことごとく撃破する快進撃を続けている。が、イケメンもGPで土肥、征矢、河野を連破し、実績はほぼ同等。「負けず嫌い、努力家、プロレスが大好き」と芦野の印象を話したイケメンは、「僕の基盤が寝技とかレスリングとか、そういうものがないので、俺にしかできない返し方みたいなのをたぶん奴は恐れてるんですよね。だから俺は奴の天敵かもしれない」と自己分析しつつ、王者攻略に自信をのぞかせた。

 イケメンにはW-1王座初戴冠後の青写真もある。かつて師と仰いだ船木誠勝との再会だ。「トップ獲ってからまた会おう」との約束はベルト獲りを成し遂げれば果たすことができる。イケメンは「試練の七番勝負の最後の相手って今なってるんですけど、ベルトを獲った上でさらなる試練というか。ベルトを獲ったら船木さんをWRESTLE-1に呼びたい」と見据えた。

 「追い風はずーっとたぶん吹いてますね。WRESTLE-1に上がり出してから1秒たりともその追い風は止まってない状態ですね。で、今はその追い風がさらに強くなってる」。GP制覇によってさらに勢いを加速させたイケメンがこの秋、W-1マットの頂を目指す。

☆9/2(土)神奈川・横浜文化体育館『2017プロレス LOVE in YOKOHAMA』14:00開場、15:00開始

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ
[挑戦者/WRESTLE-1 GRAND PRIX 2017優勝者]
黒潮“イケメン"二郎
(1/60)
芦野祥太郎
[第11代王者]
※芦野4度目の防衛戦

[参戦決定選手]
丸藤正道
鷹木信悟


【会見の模様】
▼イケメン「昨日、後楽園ホールで行われたWRESTLE-1 GRAND PRIX 2017で見事優勝いたしました。自分の中では結構なことでして、何ていうんですかね。何にもコメントを用意してこなかったんですけど、何だろう…どんなことが聞きたいですか? 苛酷だったですね。まず一つ文句じゃないけど、なぜワンデーにした?っていう。もちろんそれを乗り越えて、みんな同じ条件なんで。一番つらいのは河野さん1試合目、2試合目が結構短かった。いろいろありましたけど、熊ゴローのせいでですね。あいつリングの板をセントーンでバンバン割るんで変えたんですね。昨日の後楽園大会から変わったんですけど、その板が割れないように飲み屋のカウンターぐらいの板でして、その上にマット敷いてやってるぐらいなんで、噂で聞いたんですけど、ACEの伊藤も『肩が上がらない、背中もやばいですね』みたいなこと言ってるらしいですよ。そんなこんなで今日、昨日のこともあって治療院に行ったら、『交通事故に遭って全身打撲した人と同じ体をしてる』と言われて。それだけ過酷なトーナメントを乗り越えて、土肥、征矢、河野、この3選手から連続で勝ち上がった。これはまさにミラクルです。もし興行が今日だったらわからないです。とにかく文体で芦野と戦うことが決まったので、正直怖いですけど、やってやります。フィニッシュ」

――王者・芦野の印象は?

▼イケメン「印象ですか。印象はね、凄くありますよ。負けず嫌い、努力家、プロレスが大好き。で、イケメン。あと二丁目受けが半端ないって感じですかね。アンクルロック、スープレックスですかね」

――アンクルロック対策は考えている?

▼イケメン「考えてないですね。昨日の今日なんで、これから作っていこうとは思うんですけど。前に戦った時に何個か考えたんですけど、どの切り返しよりもびっくりしました。僕の基盤が寝技とかレスリングとか、そういうものがないので、そういう人間から発想できる返し方じゃない。何ていうんですか。俺にしかできない返し方みたいなのをたぶん奴は恐れてるんですよね。だから俺は奴の天敵かもしれないですね。間違いない」

――GPで2冠王の土肥、元W-1王者の征矢と河野を立て続けに破ったことで、今まで以上に自信につながったのでは?

▼イケメン「征矢さんに勝ったのはホントでかいですね。征矢さん、僕、苦手ですね。ああいうホントにパワーファイターというか、ど直球でガッコンガッコンくる選手。直球の選手、結構得意だと思われてるんですけど、割と苦手で。芦野も割と直球というか、変則的なんですよね実は。征矢さんはどストライクをどんどん打ってくる。最後、パイルドライバーの前にラリアットを食らったんですけど、パイルドライバー食らう時にゲロ出ちゃって、本気のやつが出ちゃって。ラリアットでノドつぶれたんじゃねぇかと思って。『アーアーアー』ってやってたらパイルドライバーがドンって。地獄ですよ。自信ついたってやつですね? 自信はつきますよ、そりゃ。だってWRESTLE-1で久しぶりにお客さん全体で『1、2、3!』って言ってましたからね。あれは凄かったですね。お客さんの後押しが何よりも自信につながってますので。文体もこの勢いのまま駆け抜けたいと思っております」

――優勝して周囲の祝福はあった?

▼イケメン「親父とかは照れくさくて言ってこないけど、ご近隣の方、焼き鳥屋のオーナーは熱烈な応援で、おめでとうって言ってくれましたね。冗談はさておき土肥孝司が試合後、おめでとう、よくやったと。あれが完全に勝利につながりましたね。あの第1試合は俺にとってかなりターニングポイントというか、大事な試合だったんで、あの試合に勝てたということは優勝が見えました」

――近藤との特訓の成果は出せた?

▼イケメン「出たと思います。近藤さんは俺のせいで負けましたね。わからないけど。近藤さん1回戦負けですからね。本当に感謝の気持ちは凄くあるんですけど、次は俺が練習を教えてあげようかなと思っております。と言いたいところなんですけど、さっき近藤さんからLINEで『道場行けないから、どれやっといて、どれやっといて』ってLINEがバーっときてたんですけど、まだ既読スルーしているところです。まだまだ続くそうです」

――GPに優勝して追い風は実感している?

▼イケメン「追い風はずーっとたぶん吹いてますね。WRESTLE-1に上がり出してから1秒たりともその追い風は止まってない状態ですね。で、今はその追い風がさらに強くなってるという考え方をしてます。だから、これからどんどん自分の足もついていかないぐらいの強風になってくると思うんで、その時、WRESTLE-1、全・後楽園大会がパンパンになってると思います」

――「Number」のプロレス総選挙で6位になったが?

▼イケメン「あれは追い風以外の何物でもないですね。俺もだって最初まさか名前があるとも思ってなかったんで、最初の中間発表の時に名前があるまでツイッターとかまったく触れてなかった。名前あったんで頑張ろうと。高木さんから『これもっと宣伝して頑張った方がいいよ』というのもあり、皆さんの協力もあり、6位でしたね。賛否両論もちろんございますけど、これを利用しない手はないんで」

――ファンの期待値が高いことになるが?

▼イケメン「期待していただけているうちが花だと思いますので。よりいいものを見せなきゃいけないというプレッシャーももちろんございますけど、そんなものは気にせず、120パーセント、200パーセントの自分をどんどん見せていくだけです。皆さん、ありがとうございました。フィニッシュ」

――文体でベルトを獲ったらW-1をどうしていきたい?

▼イケメン「チャンピオンベルトを獲ったら船木さんと戦いたいです。ベルトを獲ったら船木さんと戦いたいですね。ベルトを獲るまではやっぱり…『トップ獲ってからまた会おう』っていう約束だったんで。ベルトを獲ってから。試練の七番勝負の最後の相手って今なってるんですけど、ベルトを獲った上でさらなる試練というか。自分でもここにきてよくわからないんですけど、ベルトを獲ったら船木さんをWRESTLE-1に呼びたいです。それをやりたい。あとはベルトを獲って、真新しいプロレス団体を作りたいと思ってます。ジャケットを着た男がチャンピオンになったり、めちゃくちゃですよ」

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