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7/15【新日本】初戦激突へ内藤が飯伏を痛烈批判、オメガ戦へ鈴木「殴りたくてしょうがない」、棚橋「G1覇者として主演映画に」 『G1 CLIMAX 27』直前会見

 『G1 CLIMAX 27』(17日開幕)の直前会見が15日、東京・元赤坂の明治記念館で行われ、リーグ戦出場前20選手が出席。真夏の祭典へ向けた意気込みを語った。

 第27回を数える真夏の祭典G1がいよいよ2日後、幕を開ける。今年は20選手が出場しての2ブロック制リーグ戦。熾烈な星取り争いが予想される。

 会見で波紋を投げかけたのは内藤哲也だ。「同じAブロックの最後の夏の思い出作りのためにエントリーした選手とか、この1年間ほとんど試合をしてこなかった選手がいるわけですが、『そういう選手がエントリーする大会じゃないんですよ』ということを、彼らにはイヤと言うほど、味わっていただきたい」と同ブロックの選手を挑発した。

 特に開幕戦の7・17札幌大会で初戦激突する飯伏幸太に対しては不快感を隠せない。新日マットからしばらく遠ざかっていた飯伏だが、今回2年ぶりのG1出場が決定。「たしかに彼が素晴らしい選手であることは知ってますよ。皆様の期待を背負ってるのも知ってる。ただ、『彼は何試合やったんだ?』と。たしかに俺にできない経験はしてきたのかもしれない。でも、彼が経験できなかったことを、俺であり他の選手はしているわけだからね。年間100試合以上こなしているわけで。例えば、年間10試合程度でベストを出せるんだったらね、新日本プロレスも年間10試合しかやらないよ」と自論を展開し、飯伏を痛烈に批判した内藤は、「ホントに彼は何かをやりたくて10試合しかやっていないのか、それともサボっていただけなのか。まぁ、札幌のリングでハッキリわかるんじゃないですか」と皮肉たっぷりに投げかけた。

 手厳しい内藤の言葉の数々にも飯伏は動じない。「この1年、2年でお互いの立場だったり状況は変わったと思うんですけど、ボクも何度も言ってますが、自分がやってきたことも内藤さんには経験できないことだと思う」との自信は内藤に何と言われようと揺るがない。「いろんなことを言われましたけど、特に何の問題もないと思います。試合で見せます」と自信満々に宣言した。

 一方、Bブロックの注目カードはケニー・オメガと鈴木みのるの初対決だ。オメガは「鈴木軍とBULLET CLUBは同じヒールであり、『鈴木選手と自分は同じ世界の住民だ』と思っている」と鈴木を評した。史上初となる外国人連覇を成し遂げるためにも、「この長いトーナメントは体力を温存しなければいけないところもある」と考えている。そこで「自分は鈴木選手を必要以上に痛めつける思いもないですし、彼も同じ思いでいると願う。是非、ジェントルマンらしく、紳士らしく闘い、その日より強かった方が勝つというような展開を望んでます」と懐柔にかかった。

 だが、鈴木がそれに耳を貸すはずがない。「この対戦決まった時からさ、ストレスが溜まりまくってんだよね。もう早く殴りたくて殴りたくて、しょうがないんだよ」と殺気を充満。オメガのどこに鈴木が怒りの感情を抱いているのかわからないが、「どっちが強いとか、どっちが偉いとか、どっちが悪いとか、どっちが上とか、どっちがチャンピオンとか、どうでもいいよ。俺はお前を殴りたい。力の限り殴り続けたい。それだけだ」と敵がい心をむき出しに徹底制裁を予告した。

 また、IWGPインターコンチネンタル王者として出場する棚橋弘至は主演映画の製作が決まった。2018年公開予定で、G1終了後の8月15日にクランクインする予定。「Aブロックのチャンピオンはボクだけなので、チャンピオンとしてAブロックを勝ち上がって」と決勝進出を見据えた逸材は、「俺はもうイメージができるから。このG1が終わった頃には、ネクストレベルへ、次のステージへ」とさらなる高みに到達するつもり。「G1覇者として主演映画に」との青写真を描いていた。


☆『G1 CLIMAX 27』出場選手
[Aブロック]
棚橋弘至
真壁刀義
石井智宏
後藤洋央紀
YOSHI-HASHI
バッドラック・ファレ
永田裕志
ザック・セイバーJr.
飯伏幸太
内藤哲也

[Bブロック]
オカダ・カズチカ
矢野通
小島聡
マイケル・エルガン
ジュース・ロビンソン
タマ・トンガ
SANADA
EVIL
鈴木みのる
ケニー・オメガ


【会見の模様】

▼棚橋「“100年に一人の逸材"棚橋弘至です。今回のG1で注目してほしいのは、ブロック分け。BブロックはIWGPのチャンピオン、USチャンピオン、NEVERのチャンピオン、たくさんチャンピオンがいますけど、Aブロックのチャンピオンはボクだけなので、チャンピオンとしてAブロックを勝ち上がって。Bブロックは……誰かな? とにかく、主演映画も決まりましたんで、G1覇者として主演映画に……そう、もう俺はもうイメージができるから。このG1が終わった頃には、ネクストレベルへ、次のステージへ、ちょっくら優勝してきます」

▼真壁「新日本プロレス、真壁刀義だ。よろしくな。つうことでよ、最近テレビ見ると、俺出てんだろ? もの凄い出てんだろ。オメェらがビックリするぐらい出てんだよ。自分でもビックリするぐらいな。だけどよ、テレビでそんだけ好成績を残せば残すほどよ、これだけじゃダメなんだよな。プロレスラーであるからテレビに出てんだろ。じゃあ、プロレスラーとしてどうするんだと。最近、イライラが止まんねぇんだよ。『そのイライラが止まんねぇのは何でかな』って考えたら、ビッグマッチにテメェで出場してねぇからだ。それは何でかって? その切符を手に入れてねぇからなんだよ。じゃあ、どうするか? G1 CLIMAXで好成績を残してよ。好成績って言ったらわかんだろ。漢字2文字だよな。それしかねぇんだよ。是が非でもよ、一つ一つの試合を勝ち取って、G1 CLIMAXの頂をテメーでゲットしなきゃ、プロレスラーじゃねぇわ。まずは開幕北海道だよな。北海道で俺の本物のプロレスを見せてやる。俺がプロレスラーっていうのを見せてやる。その対戦相手は誰かって? そこに座ってるバッドラック・ファレのクソヤローだ。コノヤローをよ、まずは血祭りにしてやる。それだけだ」

▼永田「永田裕志です。19年連続19回目の出場をもって、G1の出場を最後にします。その最後のG1 CLIMAX、対戦相手に、そしてボクの試合を見るファンの皆様に、思いっ切り自分の力をぶつけて、最後は笑って栄冠を勝ち取りたいと思います。今年デビュー20周年、一番大きな勲章を取って、笑ってG1を終えたいと思います。よろしくお願いします」

▼飯伏「飯伏幸太です。今回で3回目の出場になるんですけど、今回も始めから全力で出し尽くして、いい結果を出したいと思います。大爆発します」

▼後藤「後藤洋央紀です。昨年の準優勝から1年。常にこのG1 CLIMAXというものを意識して闘ってきました。コンディションは去年よりもいいので、去年よりもいい結果を出します」

▼石井「今年は無心でいきます」

▼YOSHI-HASHI「去年、俺はG1初出場して、正直見てるいる人は『出られて良かったね』ぐらいにしか思ってなかったと思うんすけど、俺は今年2年連続出場して、周りの見てる人も絶対に去年と俺を見る目が違うと思うので、俺は今年、去年以上の結果とインパクトを必ず残します」

▼ファレ「(※真壁に向かって)G1 CLIMAX記者会見ということで言うことを用意してきたが、コイツに邪魔をされた。お前は何を考えてるんだ? 俺に勝てると思っているのか。それは大間違いだ!(※真壁の胸ぐらをつかんでつかみ合いに、周囲が分ける)」

▼ザック「皆さん、ごきげんよう。ザック・セイバーJr.です。このトーナメントに対する自分のモチベーションは、マイケル・エルガンよりも自分の方がスーツをカッコよく着こなしてるかどうかっていうところもあるけれど、何と言ってもこのトーナメントがなぜこんなにエキサイティングしてるかというと、ヘビー級のトーナメントに自分が出場しているということはもちろん、自分が勝ち上がっていくというところだと思う。第1戦の札幌では棚橋選手をシッカリ倒して、ファイナルでは自分のボスである鈴木みのるを倒して、自分がテクニックだけではなく、本物のプロレスラーであるということを証明したいと思う」

▼内藤「G1 CLIMAXとは、これ以上ない踏み台だと思います。踏み台、要するにこれ以上ないジャンプ台ってことっすね。かつて俺はそのジャンプ台を踏んだんですが、ジャンプ台のバネをうまく利用することができませんでした。ですが、いまの俺ならG1 CLIMAXという名のジャンプ台のバネを最大限活かせることでしょう。そのジャンプ台を踏んだ時、一体どのぐらいの高さまで跳ね上がるのか。そして、そこからどのような景色が見えるのか、いろいろ想像しながら今年のG1 CLIMAX楽しみたいと思います。あと、同じAブロックの最後の夏の思い出作りのためにエントリーした選手とか、この1年間ほとんど試合をしてこなかった選手がいるわけですが、『そういう選手がエントリーする大会じゃないんですよ』ということを、彼らにはイヤと言うほど、味わっていただきたいと思います。それでは皆様、月曜日に北海きたえーるでお会いしましょう。アスタルネス、アディオス」

▼オカダ「2017年、IWGPヘビー級チャンピオンとしていろいろな激しい試合をしてきました。G1 CLIMAX、IWGPヘビー級チャンピオンとして激しい試合をたくさんして、優勝して。それはやはり自分のためでもありますし、お客さんのため、会社のため、すべてにつながっていくと思うので。G1 CLIMAX、しっかりカネの雨を降らせます」

▼矢野「(※松居一代さんばりに)まずはこの晴れやかな舞台に39歳の男がスッピンで来てしまったことをお詫びいたします。皆さま、動画は横ではなく、縦でお撮りください。ことの始まりは2017年、7月12日のことでした。1枚のDVD、『ウルトラCHAOSクイズ』が発売されました。応援してくださる“ご家族"のみなさまのおかげで、売れ行きはすこぶる好調でございます。お買い求めください。そしてG1 CLIMAX、私は必ず勝ちます。なぜならば、私は一切のウソをついていないからです。もう一度言います、私は一切のウソをついてません。さしあたりまして、日本では無認可の100mgくらいのクスリを飲んで頑張りたいと思います」

▼エルガン「まずはじめにザック、自分のスーツのことをたいへん気にしてくれてありがとう。このスーツ、カッコイイかな? そして今回、この地球上で最高の20人のレスラーがここに集った。Bブロックは10人、そのうちの3人がチャンピオンだ。オカダ選手、ケニー選手、そして鈴木選手。室内でサングラスしている選手(SANADA)もカッコイイですね。とはいえ、自分の目標はここでチャンピオンになるだけではなく、WRESTLE KINGDOMに出場するだけでもない。このベルトを持っている3人のチャンピオン、彼らを倒すことが一番の大きな目標だ」

▼ロビンソン「皆さんこんにちは。できることなら、ここに登壇してみなさんに100%の自信を持って決勝に進み、勝つと高らかに宣言したいところです。しかし、このBブロック、さっきもコメントがあったように3人のチャンピオン、レジェンド、元G1覇者と僕。ここで100%勝つというコメントを残すのではなく、1試合1試合を大切に、そこですべてを出し尽くして自分自身の強さを証明し、優勝をもぎ取りたいと思う。今回だけでなく、2回、3回とこれからも出場できるようにがんばります」

▼小島「小島です。昨年の今頃はさまざまな悩みや葛藤やを抱えた夏になりました。今年はなんの迷いもありません。私のため、私を応援していただく皆さまのため、そして! 昨年、感動を与えてくれた天山広吉のために、必ず優勝します! 以上です!」

▼オメガ「たぶん、ここにいるみなさんは覚えていると思う。自分自身がこの新日本プロレスに何百万ドルもの利益をもたらしたこと。そして、この団体を世界規模にしたこと。もちろん、G1の去年の覇者でもある。今年のG1もたいへん楽しみにしている。このメンバーの中にはこれからのスター、そしてレジェンド、チャンピオン、元チャンピオンという名だたるメンバーが揃っている。しかし、いわば自分たちが持っているタイトルに逃げ隠れすることができないのが、このトーナメントのよさでもある。チャンピオンベルト、もしくは自分がいる団体などに逃げ隠れせず、男たちの1対1の戦い。これがG1 CLIMAXだ。ここに参戦している一人一人の選手たちと、自分は敬意を持って対戦し、彼ら一人一人が自分のレベルに達していないことを知らしめようと思う。いくら入場曲、衣装、マスクがすばらしくカッコイイものだとしても、それをすべてはぎ取って見せよう。そして、自分自身のレジェンドは続いていく。私が初めての外国人選手、二連覇を果たしてみせる。グッバイ・アンド・グッドアフタヌーン」

▼トンガ「G1 CLIMAXというこの戦いそのものに、自分はどうでもいいという感情しかない。正直なところ、いつも顔を合わせて対戦しているようなメンバーと、タイトルがつくからと言って、また同じようなことを繰り返すことに自分は何の意味も見いだせないでいる。2年目の出場とはいえ、新しいメンバーも何人かいるかもしれないけど、似たようなメンバーとこの日本で試合することに何の意味があるんだ? 自分はどんなトーナメントだろうが、大きなステージだろうが関係なく、この新日本プロレスに入門した一日目から、自分の強さを証明してきた。ソーシャルメディアでは、自分が何かを証明しないといけないというコメントを見たけど、それに関しても自分は一日目から証明してきたつもりだ。もし、このG1 CLIMAXというのが特別なトーナメントなのだとすれば、日本だけではなくアメリカでやったらどうだ? この中で一番を決めるのではなく、ヨーロッパ、アメリカ、世界中から連れてきたレスラーと戦うことで世界一を決めればいいと思う。そして、年老いていくレスラーの中で自分が戦うことについて、凄く疑問を感じている。もっともっと、ヤングバックスとか若い選手にもチャンスを与えるべきだと思う。BULLET CLUBのリーダーであるケニー・オメガが今回参戦しているが、自分含めてBULLET CLUBがこの新日本を、この団体を牽引してきたと思っている。新日本を世界規模にまで持ち上げたのは私たちだ。G1 SPECIAL IN USAも観てくれればわかると思う。観客のほぼ90%がBULLET CLUBのグッズを身につけていた。L・I・Jでも鈴木軍でもなく、新日本のグッズでもなく、BULLET CLUBのグッズを身につけていたのをみんなも観ていたと思う。これだけ世界規模になったのに、まだ日本でだけでやっているのが理解できないし、BULLET CLUBこそが最強だ。自分自身は100%、それがテレビ中継であろうがなかろうが戦っている。G1でも同じことをするだろう。そして、BULLET CLUBのリーダー、ケニー・オメガがこのプロレスの世界を制覇するだろう。そうしたらみんな、BULLET CLUBについてくればいい」

▼鈴木「プロレスって名前がついたら、王様は一人だけでいい。いまから、この組み合わせを変えてもらえねえか? 棚橋、オマエもコッチのブロックに入れ。そうすれば1回で終わる。あと、何も持たない平民たちは、黙って首を差し出せばいい。今日、ここに来ているオマエらもクスクスクスクス笑って。ニタニタニタニタ笑っているオマエらだよ。オマエらの泣き叫ぶ顔、俺に見せてみろ…ざまーみろ」

▼SANADA「今年のG1はBブロック。俺からBブロックのメンバーにすてきなプレゼント、Skull Endを贈ります」

▼EVIL「現IWGPヘビー級チャンピオン、超人オカダ・カズチカの倒し方は、この俺が見せてやるよ。そしてG1 CLIMAX、俺が制してやる。よく覚えておけ。This is EVIL…Everiyhing is EVIL…すべてはEVILだ!」

――内藤選手は『飯伏戦は消化試合だ』と言っていたが?

▼内藤「何度も言ってきましたが、彼は一体この1年間何試合してきたのか? たしかに彼が素晴らしい選手であることは知ってますよ。皆様の期待を背負ってるのも知ってる。ただ、『彼は何試合やったんだ?』と。たしかに俺にできない経験はしてきたのかもしれない。でも、彼が経験できなかったことを、俺であり他の選手はしているわけだからね。年間100試合以上こなしているわけで。例えば、年間10試合程度でベストを出せるんだったらね、新日本プロレスも年間10試合しかやらないよ。それでベストが出せるんだったら、みんな10試合しかやらないよ。ホントに彼は何かをやりたくて10試合しかやっていないのか、それともサボっていただけなのか。まぁ、札幌のリングでハッキリわかるんじゃないですか、その答えが。ボクはできたら『ガッカリさせないでいただきたいな』と、心の底から思っていますよ」

――それを受けて?

▼飯伏「この1年、2年でお互いの立場だったり状況は変わったと思うんですけど、ボクも何度も言ってますが、自分がやってきたことも内藤さんには経験できないことだと思うので。いろんなことを言われましたけど、特に何の問題もないと思います。試合で見せます」

――オメガ選手は鈴木選手とのシングル初対決、軍団のボス同士の戦いが控えているが?

▼オメガ「鈴木軍とBULLET CLUBは同じヒールであり、『鈴木選手と自分は同じ世界の住民だ』と思っている。自分は鈴木選手を必要以上に痛めつける思いもないですし、彼も同じ思いでいると願う。この長いトーナメントは体力を温存しなければいけないところもあると思う。是非、ジェントルマンらしく、紳士らしく闘い、その日より強かった方が勝つというような展開を望んでます」

▼鈴木「この対戦決まった時からさ、ストレスが溜まりまくってんだよね。もう早く殴りたくて殴りたくて、しょうがないんだよ。あとのことはあとで考えるよ。なぁ、ケニー・オメガ。どっちが強いとか、どっちが偉いとか、どっちが悪いとか、どっちが上とか、どっちがチャンピオンとか、どうでもいいよ。俺はお前を殴りたい。力の限り殴り続けたい。それだけだ」

――棚橋選手から見て今回G1の飯伏選手の存在をどう見ている?

▼棚橋「ポイントで言うと、棚橋対飯伏が組まれているのが、鹿児島ということ。で、飯伏選手の地元だということ。そのシチュエーションで、棚橋がどう闘うか。飯伏がどう闘うかっていうところには注目してますが、その他の選手との対戦は好きに暴れてください」

――永田選手、内藤選手から『思い出づくりでG1にエントリーしてる』と言われたが?

永田「最後のG1とうたいましたので、『永田裕志はこのG1を楽しんで去っていくだろう』と思われたと思うんですけど、何も思い出作りっていうのは自分のためだけではなく、対戦相手、そして見てるファンの人たちに思いっ切りインパクトを残すと。つまり相手にはこれ以上ない永田の蹴り技を受けてしまったという。ずっとこの先、彼らが現役生活を続けていくうえで『あの技は強烈だった』って身体に刻み込むのも一つの思い出作りですし。そして、ファンの皆様に最後のG1ですけど、永田裕志はこのG1 CLIMAXを去る必要がないんじゃないかという思いを伝えるようなファイトを目一杯するのも、一つの思い出作りかなと。そして、対戦相手、ファンの皆様にそういう思い出作りをしたあと、自分が大きな栄冠を獲って、最後のG1思い出作りできればなという意味があるってことを、ちょっとここで言わせてもらえればなと思いました」

――SANADA選手とEVIL選手は同門対決に向けて?

▼SANADA「EVIL戦は自分の中で一番楽しみにしてる闘いなので、皆様の目と心に刻んで見てほしいです」

▼EVIL「Bブロックの中で、一番熱くて、ダークネスに輝いてるのは、この一戦だよ。この天才を倒して、この俺がG1 CLIMAXを制していく。熱くなるぜ」

――Bブロックは3人のシングルチャンピオンがいますが、チャンピオン対決についてどのように考えている?

▼オカダ「ボクの中では、Bブロックにチャンピオンは1人しかいないと思ってます。ただ、ベルトを持ってる人が他にもいるというだけで、本物のチャンピオンはボク一人なので、腰にベルトを巻いてる人が何人いようとも、ボクがIWGPヘビー級チャンピオンの闘いを、同じBブロックの選手にもお客さんにもしっかり見せたいと思います」

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