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7/18【全日本】8・27両国メインで最強vs最高・第2ラウンド 三冠戦「石川vs宮原」が正式決定

 全日本は18日、神奈川・横浜市の事務所で会見し、8・27両国大会の追加カードを発表。三冠ヘビー級選手権試合「石川修司vs宮原健斗」が正式に決まった。

 7・17後楽園大会で第56代三冠王者・石川が大激闘の末に諏訪魔を下し、2度目の防衛に成功。試合後、ジョー・ドーリングとの元三冠王者対決に勝利した宮原が両国メインでの挑戦をアピールし、王者も受諾して決まった。両者は5・21後楽園大会における三冠戦以来の再戦。前回と立場を逆転させての対決となる。

 前回、宮原に勝利し、三冠ベルト初戴冠を果たした石川は3度目の防衛戦。一度倒した相手ながら、「自分としては全く拒む理由もないんで。いつも地方の大会で全力ファイトをしてるのは見てるんで、チャレンジャーとして申し分ない」と言い切った。前回の三冠戦以降もタッグで何度も対戦し、「チャンピオンベルトを失ってもチャンピオンになってる時と変わらず興行を締めてファンと触れ合って帰ってる姿を見て、自分は宮原選手を全日本の太陽のような選手と言ったんですけど、まだその輝きは失ってない」と挑戦者を評価。「まだ返すのは早いと思ってるんで、もう一回自分が勝って、両国で最後、自分が立っていたい」と連勝を見据えた。

 諏訪魔との大激闘を突破したことで、石川は「諏訪魔選手と正面衝突してぶつかり合って、その上で勝ったというのは大きな自信になりましたし、このベルトを持つ男として、このベルトの価値を守ろうというのが自分のチャンピオンとしてのアレもあったんで、それはできたかなと思ってる」と三冠王者として一段階上がったことを実感している。だからこそ「憧れたベルト、まだ手放したくないと思ってるんで。宮原選手といえども負けたくない気持ちが強いんで、勝ちたい」と必勝を期し、頂点死守を誓った。

 一方、宮原は3ヶ月ぶりの三冠王座返り咲きを狙う。陥落以来、腰回りをさする仕草がすっかり定着。「今、非常に全日本プロレス盛り上がってるので、その盛り上がりの中でやっぱり中心にいたいっていう気持ち、イコール三冠チャンピオンですから。プロレスラーである以上、常に主役でいたい」と言い切るこの男がいつまでも無冠であることに我慢できるはずがない。

 「今プロレス界で最も最強という言葉が似合うチャンピオンだと。僕がベルトを取られて3ヶ月しか経ってないんですけど、もう半年以上持ってるようなイメージが僕の中である」。そう石川を認める宮原だが、一方で「それだけチャンピオンを全うしてるんだと思うし、そこにジェラシーを感じる」との感情も口にした。諏訪魔とのV2戦を見ても、今の石川は絶好調。「そこから引っぺがすのは非常にエネルギーのいること」と言うように宮原は苦戦を覚悟の上だが、丸腰となったことで「宮原健斗は常に貪欲なんで、その貪欲さがあのチャンピオンだった頃に比べたら、宮原健斗をさらに最高にしてる」と至宝ベルトを欲する気持ちは増すばかり。だからこそ「当日は両国国技館を最高一色にしたい」と頂点返り咲きを見据えた。

 最強vs最高・第2ラウンドは1ヵ月後。ともに不退転の覚悟を胸に出陣する。

☆8/27(日)東京・両国国技館『2017 SUMMER EXPLOSION最終戦 全日本プロレス45周年記念 両国大会〜新たなる決意〜』13:30開場、15:00開始

▼シングルマッチ
タイチ
vs
青柳優馬

▼大隅興業presents 全日本プロレス創立45周年記念タッグマッチ
ザ・グレート・カブキ
渕正信
vs
ヒロ斉藤
ドリー・ファンク・ジュニア

▼シングルマッチ
エル・ディアマンテ
vs
カリスティコ

▼全日本プロレス創立45周年記念特別試合
小島聡
vs
諏訪魔

▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
宮原健斗
(1/60)
石川修司
[第56代王者]
※石川3度目の防衛戦


【会見の模様】
▼宮原「昨日、後楽園ホールで三冠ベルトへの挑戦をつかみ、そして今日ここで8月27日、両国国技館大会で三冠ベルトに挑戦できるということで最高の気分です。ただし、今回はチャレンジャーですから。ただ一つ言えるのはプロレス界で最も最高なチャレンジャーですから。8月27日まであと40日ですか。それまで何が起こるかわかりません。しかし当日は両国国技館を最高一色にしたいと思います」

▼石川「昨日、諏訪魔選手と防衛戦を行って、真正面からぶつかり合って、体のダメージはだいぶありますけど、やり応えがあったというか、やって勝って充実した戦いができたなと思ってます。試合後、宮原選手がリングに上がってきて、挑戦表明をしてきたので、自分としては全く拒む理由もないんで。いつも地方の大会で全力ファイトをしてるのは見てるんで、チャレンジャーとして申し分ないんで。ただ前回、自分が勝てて、このベルトを獲ったんで、まだ返すのは早いと思ってるんで、もう一回自分が勝って、両国で最後、自分が立っていたいなと思っています」

――改めてお互いの印象を?

▼宮原「昨日も言ったとおり、今プロレス界で最も最強という言葉が似合うチャンピオンだと。僕がベルトを取られて3ヶ月しか経ってないんですけど、もう半年以上持ってるようなイメージが僕の中であるんで。それだけチャンピオンを全うしてるんだと思うし、そこにジェラシーを感じる。そういう印象ですね」

▼石川「自分がチャンピオンだったんですけど、地方大会で宮原選手が最後締めて興行を終わるっていうのが多かったので、チャンピオンベルトを失ってもチャンピオンになってる時と変わらず興行を締めてファンと触れ合って帰ってる姿を見て、自分は宮原選手を全日本の太陽のような選手と言ったんですけど、まだその輝きは失ってないんで、だからまたやる時がくるんだろうなと思ったんですけど。スタミナとか技術とかレベルが高いんで、また前回よりも激しい戦いができるんじゃないかと思ってワクワクしています」

――諏訪魔戦を突破したことで今まで以上に自信が深まったのでは?

▼石川「そうですね。諏訪魔選手と正面衝突してぶつかり合って、その上で勝ったというのは大きな自信になりましたし、このベルトを持つ男として、このベルトの価値を守ろうというのが自分のチャンピオンとしてのアレもあったんで、それはできたかなと思ってるんで。憧れたベルト、まだ手放したくないと思ってるんで。宮原選手といえども負けたくない気持ちが強いんで、勝ちたいなと思ってます」

――ようやく雪辱の機会が巡ってきたが、諏訪魔を倒した石川選手が前回以上に強く映るのでは?

▼宮原「でもさっき言った通り、このベルトを巻いて実際より長く巻いてる印象が強いってことは、それだけ僕の中で前の5月の負けた試合が凄く昔のことに感じるぐらいベルトがしっくりきてる選手だと思うんで。そこから引っぺがすのは非常にエネルギーのいることだと思いますし。ただ、全日本プロレスはさらに高みにいかなきゃいけないと思いますし、高みに一緒にいきたいと思ってるし、今、非常に全日本プロレス盛り上がってるので、その盛り上がりの中でやっぱり中心にいたいっていう気持ち、イコール三冠チャンピオンですから。プロレスラーである以上、常に主役でいたいんで。それが三冠ベルト。だから負けるわけにいかない」

――フリーの立場で全日本45周年記念の両国メインに出ることになるが?

▼石川「歴史ある45周年という年間最大のビッグマッチで最後に入場してくるっていうのは凄く価値があることだと思いますし、レスラー冥利に尽きると思うんですけど、そこがゴールじゃないし、そのあと試合があって、そこで勝たないと意味がないと思ってるんで。ありがたいと思うと同時に、メインになったというところで最高の試合をして、勝って最後に立っていたいと思います」

――昨年の両国大会で「やり残したことがある」と言っていたが?

▼宮原「やり残したことは両国大会が終わって、勝って言いましょう。今回チャレンジャーですから。さっきも言った通り、プロレス界で最も最高のチャレンジャーですから、その舞台にふさわしいチャンピオン・石川修司vsプロレス界で最も最高のチャレンジャー・宮原健斗、タイミングも全て何か必然のような感じがしますけどね」

――右目は昨日の試合中に?

▼石川「ぶつかっただけなんで。ケガとかじゃないんで、全然大丈夫です」

――石川vs諏訪魔の三冠戦の印象?

▼宮原「もう控室にいてもお客さんの声が響き渡るぐらいの大熱狂でしたし。でもやっぱりプロレスラーってみんなライバルですから、いい試合して、いい試合でしたねって言うつもりはないし、そこにジェラシーを感じるのは当たり前ですし、そこに立っていないのは事実ですからね。両国国技館は国技館の外まで響き渡るような試合になるでしょう」

――今回は新兵器の必要はない?

▼石川「結構、日々練習している中で見つけたりするんで。前回、宮原殺しって先に言葉を言ってから考えたんで、納品が決められてる、期限が決められてる状態で結構考えて四苦八苦したんで、今回はもしうまく考えられたら当日ポンって出そうかなと思いますけどね。昨日、気づいてない人もいると思うんですけど、諏訪魔選手との試合で両腕持ってヒザ蹴りやったのはちょっとした新技なんで。あんな感じで突然出すかもしれない。いつも研究はしてます」

――前回の石川選手との三冠戦以上にどこが最も最高になっている?

▼宮原「まず僕が三冠チャンピオンじゃないってことで、宮原健斗は常に貪欲なんで。その貪欲さがあのチャンピオンだった頃に比べたら、宮原健斗をさらに最高にしてるかなと。シチュエーションがまったく違いますからね、今回の両国は。正反対。そのチャレンジャーというものにはまった宮原健斗がどう映るのか、そこもあと40日間で僕自身、想像できない域にいくんじゃないかなと思ってます」

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