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7/18【全日本】大森との25周年対決でGAORA王座V3戦 秋山が「25分1本勝負」を提案

 8・11博多大会でGAORA TVチャンピオンシップが決まった王者・秋山準、挑戦者・大森隆男が18日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。3度目の防衛戦となる秋山はともにデビュー25周年を迎えることにちなみ、25分1本勝負でタイトルマッチを行うことを提案した。

 7・17後楽園大会で秋山率いるエクスプロイダーズ(仮)と大森率いるアックスボンバーズの全面対決が行われ、大森が丸山に勝利。エクスプロイダーズ(仮)に寝返っていた木高イサミを奪還し、アックスボンバーズは再び一枚岩となった。

 その試合後、大森は秋山の持つGAORA王座への挑戦を表明。この日、8・11博多大会でのタイトルマッチが決まった。二人は92年デビューの同期。今なおライバル関係は続いている。それが25周年、全日本創立45周年のダブル記念イヤーにベルトをかけて戦うことになり、大森は「のちのちまで語り継がれるような試合をして、なおかつベルトを腰に巻きたい。どっちにしろ記念試合というか、節目のタイトルマッチになりますので、そのぐらいの気持ちで臨みたい」と燃えている。

 3度目の防衛戦となる王者・秋山は「25周年、お互いに迎えてまた大森が今持ってるベルトに挑戦してくれると。僕に拒むものは何もない」と歓迎。GAORAベルトに独自性を打ち出すことを公言してきたとあって、「これは僕からの一つ提案なんですけど、お互い25周年ということで25分1本勝負で試合をやらないか」と提案した。

 すると大森はかつて秋山を7秒殺した実績がありながら「秋山さん、25分で決着つかないと思うんですよ。25分で決着つかない可能性が非常にあると思う」と難色を示した。秋山もそこは織り込み済みで、「もしも25分で決着つかなかったら、当日そこに来てるファンの人の声援で決めてもらおうと。どちらの内容がよかったか」と観客ジャッジ案を披露。「ウチの正義、公平」と和田京平レフェリーにどちらに声援が多かったか判断してもらうつもりだ。大森が「本当に公平なんですかね、あの人は。僕に凄く言ってくる時があるんですよ」と再び難色を示しても、秋山は「俺も試合中に怒られたりするから。それは取締役だろうが、社長だろうが、そこは公平に裁いてくれると思う」と断言。それでも疑心暗鬼の大森は「じゃあ博多の試合だけ和田公平に名前変えてもらって出てもらうっていうのはどうですかね?」、「(和田京平レフェリーに)ちゃんと京平(公平)に試合を裁いてもらいたい」などと言い出し、動揺の色をのぞかせていた。なお、会見後、秋山案が認められ、この一戦が25分1本勝負(マスト裁定)で行われることになった。

【会見の模様】
▼大森「GAORAのベルトを甦らせる、再び輝かせる、オリジナリティーを持たせる、そういう秋山選手の姿勢に影響を受けまして、ぜひベルトに挑戦したいと。そして昨日アックスボンバーズがたぶんなんですけど、また一つになったと思うんですよ。その勢いも借りて、ぜひこのベルトに挑戦したいと思います」

▼秋山「昨日、大森選手から挑戦表明ということで、25周年、お互いに迎えてまた大森が今持ってるベルトに挑戦してくれると。僕に拒むものは何もないです。これは僕からの一つ提案なんですけど、お互い25周年ということで25分1本勝負で試合をやらないかと」

▼大森「秋山さん、25分で決着つかないと思うんですよ。25分で決着つかない可能性が非常にあると思う」

▼秋山「いやいや、前に7秒で勝ってるじゃない。25分どころか7秒で勝ってるからいけるよ」

▼大森「じゃあ、もし25分以内に決着つかなかったらどうするんですか?」

▼秋山「わかってる、わかってる。それは俺も考えて、もしも25分で決着つかなかったら、当日そこに来てるファンの人の声援で決めてもらおうと。どちらの内容がよかったか」

▼大森「えぇ? そんな決着の仕方があるんですか? それ誰が判断するんですか? もし僕に声援が少なくても俺の方が多かったとか。公平な誰かいるんですか?」

▼秋山「ウチの正義、公平といえば和田京平ですよ。京平さんにそこはバチっと決めてもらいますよ」

▼大森「本当に公平なんですかね、あの人は。僕に凄く言ってくる時があるんですよ」

▼秋山「俺も試合中に怒られたりするから。それは取締役だろうが、社長だろうが、そこは公平に裁いてくれると思うんで」

▼大森「京平じゃなくて公平ですか。じゃあ博多の試合だけ和田公平に名前変えてもらって出てもらうっていうのはどうですかね?」

▼秋山「そこは大森から言って(笑)」

▼大森「言っときます」

▼秋山「そんな感じで(苦笑)」

▼大森「そのぐらいこのベルトの色ぐらい真っ赤に燃えるぐらいの気持ちを持って臨みたいなと思います」

――お互い25周年で、全日本45周年のダブル記念イヤーにタイトルマッチを行うことに意義がある?

▼秋山「そうだと思うし、それを感じて大森も表明してくれたんだと思ってます」

▼大森「そうですね。選手権ということもありますし、記念イヤーということもあります。凄く重く受け止めてベルトに挑戦したいと思います。そうなると、さっきのジャッジの仕方というか、ちゃんと京平(公平)に試合を裁いてもらいたいんですよ」

▼秋山「京平?」

▼大森「京平じゃない…間違えちゃった。紛らわしいな。京平だか公平だか、どっちでもいいって気持ちになってきましたよ」

――GAORAベルトを獲ったらどのように回していきたい?

▼大森「ちょっとそこまではまだ考えが及ばないですね。のちのちまで語り継がれるような試合をして、なおかつベルトを腰に巻きたい。どっちにしろ記念試合というか、節目のタイトルマッチになりますので、そのぐらいの気持ちで臨みたいと思います」

――25分で決着つくのか弱気だったが、7秒で勝ったことあるので自信を持ってもいいのでは?

▼大森「そうですね。あくまでも25分というもつれ込むかどうかっていうところで。もしもつれ込んだ場合はそういうことですから。あんまり先のことを考えすぎちゃっても訳わからなくなりますからね。そうなった場合はそうなんだけど、ベルトを獲りにいく一心で挑戦したいなと、このように思います」

――王者が秋山選手だからこそ挑戦したい気持ちが大きい?

▼大森「その通りです。秋山さんがチャンピオンで今、GAORAのベルトに特別な意味を植えつけてきているベルト。凄く意義があるものだと思いますね」

――8・5新木場大会に鈴木鼓太郎、佐藤恵一の参戦が決まったことについては?

▼秋山「いろいろ発表あってから、ファンの方の間でも賛否両論いろいろあると思いますけど、僕は正直そこでは青木のこれからの覚醒ということを考えてのカードだと僕は思ってるんで。いろんなことがあって、悔しい思いしたことも絶対あっただろうから、そこはその試合で一気に出して弾けてもらいたいなと思います」

▼大森「かつて全日本プロレスに所属していた二人でございますけど、そこから何かまた新しいものが生まれる可能性があるんじゃないかなと、個人的にも凄く興味深いカードですね」

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