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8/14【WRESTLE-1】「目を覚まさせる」「圧倒する」 リザルト陥落の伊藤が文体再戦へ立花に倍返し予告

 8・11後楽園大会でコワモテに変ぼうした立花誠吾に敗れ、リザルト王座を失った伊藤貴則。立花は芦野祥太郎&児玉裕輔と結託し、反則三昧の挙句に勝利をもぎ取った。収まらない伊藤はすぐさま前王者としてリマッチ権を要求し、9・2横浜文体大会での再戦が決定。怒りに燃える伊藤の声をお届けする。


──8・11後楽園大会で獲ったばかりのリザルト王座を手放してしまったわけですけど、現在はどのような心境なんですか?

▼伊藤「まあ試合には負けたと思ってないんで。結果的には負けとなってしまったかもしれないですけど、竹刀にイスに金的攻撃ってもう反則三昧じゃないですか? あんなの試合じゃないでしょう!確かに負けという結果になってしまいましたけど、負けたと思えないし、全然満足してないですね」

──満足してないというか、納得がいかないという感じですかね?

▼伊藤「納得がいくわけないですよね、あんなことされて。立花とは以前もやっているんですけど、その時は今回みたいな反則攻撃なんかなかったですから。僕もあいつといい試合ができたと思ったし、内容的にも納得のいくものだったんですよ」

──新木場でやったACE興行での『W-1 GP』の出場者決定トーナメントの決勝戦ですよね。あの試合は正々堂々とした素晴らしい闘いでしたよね。

▼伊藤「そうなんですよ。正々堂々とお互いに力を出しきっていい試合ができたと思うんですけど、あれから今回の試合まで1カ月ぐらいしか経ってないのにえらい違いですよね」

──新木場で闘った時の立花選手はやりがいのある相手だと感じましたか?

▼伊藤「やっぱり立花はACEの中でも強い選手だし、自分自身もやっててやりがいを感じましたよ。でも、今回はなんやねんっていう感じですよね。あんなんじゃやりがいも何もないですよね。本当だったら、二度と触りたくないレベルですよ」

──あの反則三昧の攻撃は伊藤選手は想定していたんですか?

▼伊藤「外見がガラリと変わったわけじゃないですか? 記者会見の時もサングラスをかけてくるは、竹刀を持ってくるはわけわかんなかったんで、何かしてくるんだろうなって思っていましたけど、まさかあそこまで卑怯な手を使ってくるとは思わなかったんで。もちろん、僕の準備不足という面も否めないですけどね」

──想定しておくべきだったというか、もっと油断せずに臨んでいればっていう感じですかね?

▼伊藤
「ゴングが鳴る前に仕掛けられましたからね。油断もクソもないですよね。でも次の試合ではあいつの攻撃は全部跳ね返してぶっ殺してやりますよ!」

──裏を返せば、見てくれがあれほど変貌してしまっても、試合はまともにやってくれるという期待もあったんですか?

▼伊藤
「そうですね。芦野さんたちとなんとかかんとかってチームを組んだじゃないですか?」

──ENFANTS TRRRIBLESです(笑)。

▼伊藤
「ああ、それそれ! 覚えにくい名前ですよね。でも、チーム名をあの日に発表して、そのあとで僕らのタイトルマッチだったじゃないですか? あのチームでW-1を良くしたいみたいなことを言ってたんで、タイトルマッチだしちゃんと試合をしてくれると思っていたんですよ。でも、外見どおりでしたね。信じた俺がバカだった……。ただ、もうやってくることはわかってるんで。次は文体だし、あの大舞台であいつの竹刀をへし折ってやりますよ!いくらでもやってこいって。こっちも予め予想しておくんで。準備さえしておけば、あんなの受けるような攻撃じゃないですから。全部返り討ちにしてやりますよ!」

──なるほど。ところで、試合後に立花選手がコメントスペースで怒りをぶちまけていたんですよ。要はプロレス総合学院出身ということで色眼鏡で見られていると。俺は普通のレスラーと同じぐらい練習だってちゃんとやっているのに、そういう色眼鏡で見られるのは耐えられないというような主旨の発言をしています。伊藤選手も総合学院出身で2期生ですけど、この発言についてどのように思われますか?

▼伊藤
「結局は個人の力次第ですよね。ACEという団体が色眼鏡で見られるのは仕方がないかもしれない。でも、僕は自分が色眼鏡で見られなくなったらそれでいいです。プロレスラーは最後は自分の力でのし上がらないといけないし、そういう目で見たけりゃ見ろっていう感じですね」

──まあ、伊藤選手の場合はタイトルも獲ってますし、W-1の上位の人たちからもシングルマッチで勝って結果を出していますし、何よりもそこで教わってきたことや練習に自信を持っているっていうことですよね。

▼伊藤
「はい。当たり前のことですけど、練習だって毎日やってますからね。何も恥ずべきところはないですよ。もちろんACEという団体が色眼鏡で見られなくなるのが一番ですけど、そこはやっぱり個人個人実力も環境も違うんで。W-1に出ている人、ACEにしか出られない人といろいろいますから。そこは競争だし、個人個人が上がっていけば、やがて団体もそういう目で見られなくなると思うし、あとはお客さんに判断してもらうしかないですね。僕は決してリングで恥ずべきことをしているつもりはないんで」

──力でそういう評価を覆していけばいいということですね。

▼伊藤
「そう思いますね。でも、言っている本人があれじゃあねえ」

──説得力がないと(笑)。

▼伊藤
「あるわけないでしょう! 実力がついたというわけでもなく、外見変えて、反則ばっかりしていても意味がないですよ。あいつは考えているようで何も考えてない。底が知れましたね」

──ただスネているだけという感じですか?

▼伊藤
「この間、ハタチになったんでしょ? ハタチになってグレたんでしょう。ガキですよ、ガキ! 反抗期の」

──ちょっと遅めの反抗期がきましたか(笑)。

▼伊藤
「だから、大人の僕がぶちのめして、ちゃんと目を覚まさせてやります。あいつを正しい方向に導きますよ」

──なるほど。今、立花選手を導いているのはW-1王者の芦野選手じゃないですか? W-1の顔でもあるチャンピオンがああいう方向に立花選手を導いていることに関してはどう思われるんですか?

▼伊藤
「本当にチャンピオンが指示しているんですかね? まあ、あそこは師弟関係があるんで指示かもしれないですけど、そうなら本当に納得がいかないですよね。W-1を良くするとか言っているけど、あんなことをやらせて良くなるわけがないじゃないですか? 何よりも立花にとって良くないですよ。あのやり方でW-1が良くなると思っているなら、おかしいですよね」

──ちなみに立花選手は総合学院の1期生出身ですけど、いい先輩だったんですか?

▼伊藤「ACEのトーナメントでやった時までは実力も認めてたし、尊敬する部分もあったんですけど、今はただのクソですね。クソ! ただのクソ野郎ですよ」

──わかりました。では、改めてリマッチが決まった文体での立花選手とのリザルトチャンピオンシップはどのような試合を見せたいと思っているのか、教えてください。

▼伊藤「圧倒しますよ。すべてにおいて圧倒します! あいつの竹刀攻撃も反則攻撃も全部防いで、もう一度元に戻すためにぶちのめすだけですね。僕があいつをぶちのめす姿を見に来てほしいですね。そして立花は初心に戻ってやり直してほしい。以上です」

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