8/21【WWE】中邑無念、WWE王座戴冠ならず 戸澤はクルーザー王座陥落 『サマースラム』
真夏の祭典『サマースラム』が20日(米国現地時間)、 ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開催され、中邑真輔はWWE王座初挑戦・初戴冠ならず。戸澤陽は前王者・ネヴィルに敗れ、WWEクルーザー王座から陥落した。
今月14日のRAWで戸澤はネヴィルを破ってクルーザー王座を戴冠。この日ネヴィルとの再戦となる防衛戦に臨んだ。スタミナーモンスターと呼ばれる戸澤はセントーン、トぺ・ スイシーダ、シャイニングウィザードと終始攻撃の手を緩めず。ネヴィルと互角の攻防を展開したが、必殺のダイビング・セントーンを繰り出すと、ネヴィルがヒザで迎撃して形勢逆転。コーナートップから渾身のレッド・アローを決めると、戸澤は返せず3カウントを聞き、ネヴィルが新クルーザー級王者となった。
中邑がついにWWE最高峰に挑んだ。ジョン・ シナとの激闘を制してWWE王座挑戦権を勝ち取った中邑はこの日、王者ジンダー・マハルと対戦した。ファンの大歓声、 テーマ曲の大合唱を受けて入場した中邑は序盤、「カモーン」と挑発するとフロントキック、後ろ回し蹴りと鋭い蹴り技で攻撃し、得意のけいれん式ストンピングを繰り出した。
その後、シンブラザーズに気を取られた中邑はマハルに反撃を許したが、猛攻を耐え抜くと回し蹴り、ライダーキックを決め、リバーススープレックスを狙う。パワーに勝るマハルがその動きを利して反撃を試みても、三角絞めを決めて攻め込んだ。
勢いに乗る中邑はフェイスバスターを決めてから、必殺のキンシャサを狙ったものの、マハルは直前で回避。 逆に今度はマハルが必殺のカラスを狙うも中邑は延髄斬りで阻止した。それでも突進してきたマハルをコーナー ポストに激突させると、後頭部にヒザを決め、キンサシャを狙った。
だが、シンブラザーズがエプロンに上がって妨害。 中邑はキンシャサでシンブラザーズを排除したが、そのスキを突いたマハルが背後から中邑を捕まえると必殺のカラスを炸れつ。完全に不意を突かれた中邑はカウント3を聞き、WWE王座を取り逃した。
また、同大会ではユニバーサル王者ブロック・ レスナーがロマン・レインズ、サモア・ジョー、ブラウン・ストローマンを相手にフェイタル4ウェイ形式の王座戦に登場。激しい大混戦の末、レインズの3連続スーパーマンパンチをしのいだレスナーがF5を豪快に決めて3カウントを奪った。
大会の模様はWWEネットワークで全世界に生中継で配信され、さらに今回から日本語実況版も生配信。生中継後もビデオオンデマンド方式で視聴可能となっている。(※写真:(c)2017 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
☆『サマースラム』試合結果
▼8月20日(米国現地時間)ニューヨーク州ブルックリン・バークレー・センター
◇キックオフ戦第1試合◇
〇ミズトラージュ
vs
×ハーディ・ボーイズ
◇キックオフ戦第2試合◇
▼クルーザー級王座戦
[挑戦者]
○ネヴィル
vs
×戸澤陽
[王者]
◇キックオフ戦第3試合◇
▼SDタッグ王座戦
○ウーソズ
vs
エグゼビア・ウッズ&ビック・E(w/コフィ・キングストン)
◇第1試合◇
○ジョン・シナ
vs
×バロン・コービン
◇第2試合◇
▼SD女子王座戦
[挑戦者]
○ナタリア
vs
×ナオミ
[王者]
◇第3試合◇
○ビック・キャス
vs
×ビック・ショー
◇第4試合◇
○ランディ・オートン
vs
×ルセフ
◇第5試合◇
▼RAW女子王座戦
[挑戦者]
○サーシャ・バンクス
vs
アレクサ・ブリス
[王者]
◇第6試合◇
○“ディーモン" フィン・ベイラー
vs
ブレイ・ワイアット
◇第7試合◇
▼RAWタッグ王座戦
[挑戦者組]
○ディーン・アンブローズ&セス・ロリンズ
vs
セザーロ&シェイマス
[王者組]
◇第8試合◇
▼US王座戦
[王者]
○AJスタイルズ
vs
×ケビン・オーエンズ
[挑戦者]
◇第9試合◇
▼WWE王座戦
[王者]
〇ジンダー・マハル(w/シン・ブラザーズ)
vs
×中邑真輔
[挑戦者]
◇第10試合◇
▼ユニバーサル王座戦
○ブロック・レスナー[王者]
vs
×ロマン・レインズ[挑戦者]
vs
ブラウン・ストローマン[挑戦者]
vs
サモア・ジョー[挑戦者]
