プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/21【WRESTLE-1】9・2横浜文体W-1タッグ王座挑戦へ「新しい246をお見せする」 W-1提供・カズ&近藤インタビュー

 9・2横浜文化体育館大会でWRESTLE-1タッグ王者・土肥孝司&熊ゴローに挑戦するカズ・ハヤシ&近藤修司。社長&副社長タッグのチーム246は初代王者組でもあり、土肥&熊ゴローからの指名を受けて2年ぶりの戴冠を狙うことになった。久々のタッグ結成へ向けて「新しい246をお見せすることを約束します」と宣言した。WRESTLE-1提供のインタビューは以下の通り。

【カズ&近藤インタビュー】
──カズ選手と近藤選手のチーム246が久々に横浜文体でW-1タッグ王座に挑戦することになりました。これは近藤選手が8・11後楽園大会で河野選手と挑戦して土肥熊に負けたあと、246が逆指名されて決定したんですけど、リングに呼び込まれた時はどのような心境だったんでしょうか?

▼カズ「これはね、冷静に考えたら『この野郎!』ってなるはずなんですけどね(笑)。『顔じゃねえ!』って言いたいところですが、最近の土肥熊を見ていて僕は魅力のあるチームだなと思っているんですよ。お互いにないものを補えているし、それがいい感じでタッグとしていい方向に向かっているしね。あれはいいチームだなと思いますよ」

──魅力あるチームに成長してきていると。

▼カズ「かなり魅力のあるチームになってきましたよね。だから、そういう意味ではうれしい気持ちもありますけど、やっぱり『この野郎!』っていう気持ちはありますよね」

▼近藤「まあカズさんの言うように頭にくる部分もありますけど、向こうはチャンピオンですからね。僕はチャンピオンは基本的に何を言ってもいいと思っているんで、そうきたかっていう感じですよね」

──なるほど。ただ、246としてベルトに挑戦したりするのは久々なんですよね。

▼カズ「2人で組むこと自体も初代タッグ王者となって、その後にベルトを落として以来じゃないですかね。」

──組むこと自体久々なんですね。ただ、現在はお二人とも社長と副社長としてリング外でもお忙しい日々を送っていらっしゃいます。カズ選手が近藤選手のことを「最強のビジネスパートナー」と表現してましたけど、リング外での連携を密にされていますから、例え2人だけのタッグが久々でも問題はないということですかね?

▼カズ「それは問題ないですね。こうやって一緒に経営に関する仕事をしている中で、改めてまったく違うものを持っているんだなというのを再認識できましたし、仕事をしていても楽しいですし、それはリング上でも通じることだと思うんですよ。まあ長く組んでいましたし、なんの問題もないですね」

▼近藤「僕の役目は裏方面で言うと、カズさんをすげえ社長にすることだと思うんですよ。このプロレス業界で一番すげえ大社長にすることだと勝手に思っているんで、それを信念に動いてます。結局、最後に責任を取らなきゃいけないのはカズさんだし、そうしたら思いっきりやりたいようにやってもらえるようにサポートするのが僕の仕事ですよ。そういう意識で動いてるんで、久々のタッグだろうがそれは問題ないですね」

──なるほど。ただ、せっかく社長と副社長がレスラーですし、選手たちに試合を通じて何かを教えることができるというのもいいことですよね。

▼近藤「やりながら教えていくというのも大事ですよね。人を育てる上で、闘っていく中で『プロレスとはこういうものだ』と教えていくことも大きな括りで言えば社長業の中に入ってくると思いますからね」

──そういう部分では4月からの体制でW-1を運営していますけど、闘いの姿勢は伝えられているなというのは感じていますか?

▼カズ「ぶっちゃけ今は社長業の勉強のほうが忙しいから、そこは実感できてないかな(笑)。ただ、僕自身、社長をやっているからって選手として諦めたくないですし、選手じゃないと社長をやっていてもまったく意味がないと思ってやっているんで。だから、いざという時に自分の背中を見せられるようにはしたいなと思っていますね」

──ただ、闘いの姿勢を見せるという意味では、このW-1の年間最大のビッグイベントである横浜文体大会で、お二人揃ってタイトルマッチに出るというのは非常にいいタイミングだと思うんですけど、いかがですか?

▼近藤「そうですね。結果的には土肥熊に呼び出されて挑戦するということになりましたけど、そういうタイミングだったのかなと思いますよね。社長と副社長になって約半年、たまたまかもしれないけど、ここで僕たちがまた組むのは運命だったのかなという気がしますね」

──さて、改めてチャンピオンチームの土肥熊についてお聞きしたいんですけど、カズ選手は先程魅力的なチームになってきているとおっしゃっていました。ただ、本日行なわれた会見の様子(8月19日の『W-1サマーフェスティバル』内での公開記者会見)の様子を見ていると、近藤選手が熊ゴロー選手に理不尽な理由で謝罪させたりとか、かなり手のひらで転がしている感じがしたんですけど、いかがですか?

▼カズ「わかんない(笑)。あいつらは、特に熊なんかわざとこっちに乗っかってやってる可能性はあるからね。だから、試合でも手のひらで転がせるかどうかはわからない。そもそも熊と違って、土肥ちゃんはうまいですからね。熊をうまく使ってますよね」

──近藤選手はどうですか? 河野選手と組んで挑戦する前は熊ゴロー選手のことを「バカ」だの「豚」だのさんざんな言い方をしていましたけど。

▼近藤「バカはバカだと思いますよ(笑)。豚は豚だと思いますし。ただ、自信を持っていますよね。精神的なものでしょうね。自信を持った豚ですよ。豚ですら、自信を持ったらなんとかなっちゃうっていうことですよね。だから、それだけのことをこなしてきたんでしょうね」

──何度もタイトマッチをやってますからね。

▼近藤「うん。経験を積んできたことによって、そういう自信がついてきたのかなっていうふうには思いますね。だから、今日の会見でもなかなかスベらないんですよね(笑)」

──ああ、土肥選手が熊ゴロー選手にセントーンやらせたりしても、お客さんの反応は良かったですもんね。

▼近藤「今までのあいつはスベる空気感があったんですけど、なんとなくお客さんを乗せちゃっていっているところに自信が伺えますね。今までだったらお客さんの前で本当にテンパって『どうしよう』なんて顔をしていましたけど、自信を持って、おいしいと思ってセントーンをやってますからね。そこは成長したなと思いますね」

▼カズ「だから、今の彼らは自分がやってきたことが自信につながっているわけだから、裏を返せば自信をなくさせるようなことをすれば勝てるわけですよ。それには新たな刺激を与えてやることですよね。つまり、彼らが見たことがないようなことをすれば慌てふためくと思うんですよ」

▼近藤「ただ、攻略するのが難しくなってきたというのも感じます。熊のセントーンは当たったら終わり感がありますからね。それは土肥の垂直落下もそうですけど、食らったら終わり感がありますよ。ただ、さっきも言ったように豚は豚ですから(笑)。デブがスタミナがないのはわかってるんで、熊の腹を傷めつけて苦しませてやろうかなと思っています。あとは長い試合にしてしまうとか、走らせまくるとか、やりようはいっぱいあるんで」

──熊ゴロー選手のセントーンに関しては、リングの板が新しくなって硬くなってしまったと聞いたんですけど、食らったらきつくなってるんじゃないですか?

▼カズ「あいつ、ダイビングセントーンをやるたびに何十枚と板を割るから、リングを作る業者さんに絶対に割れない一番硬いのにしてくれって言ったら、ウチのリングが凄く硬くなっちゃってですね(笑)。たしかに食らったらヤバイけど、食らわなきゃいいだけの話なんでね。やっぱり、ウチらもこうやってもう一度組む以上は、土肥熊以外にもまだまだ魅力的なタッグがいるんだっていうのを見せないといけないですから。プロレスの流れって早いし、ウチら246を知らないお客さもいるかもしれないし、まだ見たことがない人にあいつのセントーン以上の衝撃を与えたいですよね」

──なるほど。せっかく組むわけですから、本当のタッグチームというのはこういうものだというのは土肥熊にもお客さんにも見せておきたいところですよね。

▼近藤「それはありますよね。結局、タッグとしての力量はコンビネーションなんですよ。コンビネーションってツープラトンとかそういう話じゃなくて、一人が何かをしている時にもう一人が何をしているかが重要なんですよ。そこに彼らが気づいてるかどうかかなと思います。でも気づいているのは土肥だけなんですよ(笑)」

──もう一人は確実に気づいていないと(笑)。

▼近藤「確実に気づいていない(笑)。ただ単に好き勝手にやっているだけですよ。でも、我々は2人ともわかっている。そこの差が出る試合になるのかなと思っています」

──わかりました。では、最後に改めて横浜文体に向けて意気込みをお願いできればと思います。

▼カズ「さっきも言いましたけど、246を見たことがない人もいると思うんで、新しい246をお見せすることを約束します」

▼近藤「勝ってからですね。勝ってから、どうなっていくのか? 彼らもそう思っているでしょう。勝ってやりたい相手がいるとか言ってたんですけど、僕らも勝ったら勝ったでプランはあるよということです。どっちをお客さんは期待しているのか?そこを含めて勝ちにいきます」

プロ格 情報局