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8/30【WRESTLE-1】9・2横浜文体のカズ&近藤戦へW-1タッグ王者・土肥熊がバッティングセンター特訓

 9・2横浜文化体育館大会で“チーム246"カズ・ハヤシ&近藤修司とのWRESTLE-1タッグ王座2度目の防衛戦を控える土肥孝司&熊ゴローが都内のバッティングセンターで特訓を敢行した。

 チーム246のスピードに熊ゴローが対応できるように、というのが目的。嫌がる熊ゴローを土肥は無理やりバッティングセンター内へ押し込み、キャッチャーマスクとキャッチャーミットを装着させた。

 そして二人は「130?/h」と書かれたケージへ。どうやら土肥は130キロのスピードで飛んでくるボールを熊ゴローにキャッチさせるつもりのようだ。「いやいや、こんなの無理でしょ! てかなんでいつも俺ばっかり…」とぼやく熊ゴローだったが、土肥は「いいから獲れ! これ以上早く動ける人間なんていないから! これで246にも勝てる」と容赦なく命じた。

 当初はボールを避けていた熊ゴローだったが、回を重ねるうちに恐怖を克服。最終的に130キロのボールをキャッチすることに成功した。が、その間、土肥は別のケージでバッティングに興じていたため目撃していなかった。「見てなかったのかよ!」と熊ゴローが問い詰めると、土肥は「ちゃんと途中まで見てたよ」と涼しい顔で返答。熊ゴローは「全然役に立たないですね! 命をかけてやりましたけど」と特訓効果を実感できない様子だったが、ともあれ二人は口をそろえて初代王者突破によるタッグ王座防衛を誓い合っていた。(※写真、情報提供:WRESTLE-1)

【特訓後の土肥&熊ゴロー】
――今、バッティングセンターで特訓してきましたが、この意図を教えて頂けますか?

▼土肥「やはり246はスピードがすごいですから。そのスピードに対応しないといけない。だからバッティングセンターで130キロの球を打って、捕るという。」

▼熊ゴロー「危ない!(笑)」

――実際にやってみてどうでしたか?

▼熊ゴロー「ボールが通った時の音、ブン! ブン!」

▼土肥「シューだろ? どっちかというと」

▼熊ゴロー「いや、ブンって音がするんですよ。」

▼土肥「シューだよ!」

▼熊ゴロー「シューは100キロくらいのとき、130キロくらいのときは音が違います。あれは、危ない! ほんとに! やばい!」

――やってみて役に立ちそうですか?

▼熊ゴロー「全然役に立たないですね! 命をかけてやりましたけど」

▼土肥「役に立ったよ! 根性も据わるでしょ?」

▼熊ゴロー「いや、見て楽しんでいただけ! となりのレーンで打ってましたもん!」

▼土肥「(笑)」

――土肥選手は快音を響かせていましたね。

▼熊ゴロー「佐藤(嗣崇※野球経験者で9・2横浜文体でデビュー)に指導されてました。打ち方が甘いって!」

▼土肥「佐藤の名前は出すな!笑」

――なぜ土肥選手は打つ方の練習だったのですか?

▼熊ゴロー「俺が受けるというか捕るというかね、謎ですよね。毎回毎回僕思うんすよ、こういう公開練習とか特訓の時ってなんで僕の練習なんですかね。謎ですよ、ほんとに! だって今日受けてないですから一球も!」

▼土肥「違うよ! 土肥熊は9:1のチームだから!」

▼熊ゴロー「いや、スピードそんなに自信あるんですか?」

▼土肥「あるでしょ! 俺、むちゃくちゃ足早いもん!」

▼熊ゴロー「短距離がイコールじゃないですからね!」

▼土肥「20ートルむちゃくちゃ早いもん!」

▼熊ゴロー「いや、ほんとにこんなこと言ってますけど、僕ばっかりで! 勘弁してください!」

――実際今日の練習をやってチーム246、攻略の糸口みたいなものは見つかりましたか?

▼熊ゴロー「見つかるわけないじゃないですか! 僕は見つかってないですよ! 命かけて…」

▼土肥「命かかってねぇだろ! 大げさなんだよ!」

▼熊ゴロー「命かけましたね! かかってましたよね?」

▼土肥「すぐお前そうやって第三者に聞くのやめろ!」

▼熊ゴロー「えーだって…」

▼土肥「マイクの時だってすぐ客に媚びんなよ!」

▼熊ゴロー「お客さんに媚びて…」

▼土肥「『どうですか、お客さん!』しか…」

▼熊ゴロー「お客さんの声も聞きてぇなっていう、そういうことですよ!」

▼土肥「お前が試合中に出るとシーンとしてるもんな!」

▼熊ゴロー「何がですか? お客さんがですか? なんて言ってたんですか?」

▼土肥「言ってたよ! 昨日、俺、ちょっと食事会の時に!」

▼熊ゴロー「なんて言われたんですか?」

▼土肥「熊ちゃん出るとシーンとなっちゃうから名前が呼びづらい!って」

▼熊ゴロー「そういう失礼なお客さんもいるってことですよ!」

▼土肥「失礼っていうか、それだって事実だからしょうがないんじゃない!」

――改めて文体で社長、副社長のチーム246を指名したその意図は何ですか?

▼熊ゴロー「指名したのはこの人!」

▼土肥「指名っていうかリング上で、熊が俺らは最低で最高のタッグチームって言ってるけど、『土肥さん、最低で、最高で、最強になったんじゃないか』って言ったらお客さんがシーンとしたんで、まずいなって思って。やっぱ俺ら過去のチャンピオン倒してくって言ってたから。そしたらこの現場に初代王者がいるじゃん!と思って。246は最多防衛、7回防衛しているしね。だから弊社の社長を呼んだんですよ。そうしたら意外とあのふたり仲がいいのか悪いのかわからないけど、がっちりな感じだったんで」

――対戦相手がチーム246に決まったことに関して、熊ゴロー選手はどうですか?

▼熊ゴロー「どうですかね…」

▼土肥「いつもはこいつが勝手に決めるんだから、たまには俺が勝手に決めても」

▼熊ゴロー「最多防衛記録を持ってるって言いますから、それを倒すしかないですから! 倒して、俺らは一刻も早く外に打って出るという…はい!」

――倒した先には何か考えていることはありますか?

▼熊ゴロー「先を見据えてますから…とにかく」

▼土肥「WRESTLE-1ありきですよ! WRESTLE-1のなかが充実して、そして俺らがWRESTLE-1タッグチャンピオンとして出ていく!」

▼熊ゴロー「そうです!」

――わかりました。そのための練習でもあったわけですよね?

▼熊ゴロー「僕からしたらそのためかどうかはわからない!」

▼土肥「ストレス解消だったかもしれない!」

――最後におひとりずつ文体に向けて意気込みをお願いします。

▼熊ゴロー「文体は、246を倒して僕らがWRESTLE-1の文体で一番いい試合だったって言われるような試合をして、ベルトも必ず守り抜いて…」

▼土肥「去年は何の印象も残んなかったもんな、熊ゴローは!」

▼熊ゴロー「そんなことないですよ! 武藤さんに褒められたんですよ!」

▼土肥「いや、全然褒めてなかったよ!」

▼熊ゴロー「褒められたんですよ!」

▼土肥「土肥が9で、熊が1だったよ」

▼熊ゴロー「『そんなことねぇよ!』って言ってましたよ」

▼土肥「お前だろ!」

▼熊ゴロー「違う! 武藤さん言ってました!」

▼土肥「ほんとかよ!」

▼熊ゴロー「本当だ!」

▼土肥「…まぁ去年の文体があって俺らは組むことになって、土肥熊っていうタッグチームなったところで、今年の文体は俺らがチャンピオンとして防衛戦をやる。しかも相手はチーム246で今は社長、副社長。いいシチュエーションなんじゃないですか。ここで必ず防衛して、興行のメインを食って、文体終わったら土肥熊すごかったなってお客さんに思い知らしめます、期待してください。今、一番面白いのは土肥熊です!」

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