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9/30【NOAH】“ノア色"全開の熱闘へ王者エドワーズと挑戦者・丸藤が誓いの握手 10・1横浜文体各GHC戦へ公開調印式

 あす(10月1日)横浜文体大会の各GHC戦に向けた公開調印式が30日、東京タワー展望台内『Club333』で開かれ、王者と挑戦者が直前の意気込みを語った。

 ノア秋のビッグマッチもいよいよ目前。地上150mの大展望台内でGHCヘビー、タッグ、ジュニア各王座戦に向けた調印式が開かれた。メインを飾るGHCヘビー級選手権試合に向けては、王者のエドワーズと挑戦者の丸藤正道が“ノア色"を全面に押し出しての熱闘を誓い合い、ガッチリと握手を交わした。

 前哨戦を通じて故・三沢光晴さんの技を繰り出し合うなど“ノアの歴史"に対する思いをぶつけ合ってきた。「三沢さんがチャンスをくれなければ、今の自分は無いと思ってます。これまでこのベルトを巻いたことのあるすべてのチャンピオンに対してもリスペクトの気持ちを持っています。その中でも特にマルフジは倒したい相手。リスペクトの気持ちがあるからこそ、倒したい」とエドワーズが決意を新たにすると、丸藤も「彼のノアに対する、三沢さんに対するリスペクトは尊重しつつも、やっぱり俺のほうが上だというのを見せつけたい」と応戦。「ベルトを久々に巻いて、新たな丸藤伝説を創りたい」と見据えた。

 タッグ王座戦に向けては王者の潮崎豪&小峠篤司組と挑戦者の“50ファンキーパワーズ"モハメド ヨネ&クワイエット・ストーム組が“愛"をテーマに論戦を展開。潮崎が「俺と小峠のタッグ愛。小峠に対する俺の愛!……のほうがデカいと思ってますんで、明日はしっかり小峠に対する俺の愛をより大きくして、GHCタッグのベルトを守りたい」と相棒への並々ならぬ執着をみせたが、小峠は「気持ち悪いな…」と迷惑顔。それでも「僕は潮崎豪にも負けたくないって気持ちで組んでるんで、潮崎豪が凄い能力を出してくれれば、俺はそれを踏み台にしてもっと凄いファイトをしてやる!って気になる」と小峠流で応えてみせた。

 一方の挑戦者サイドは約1年ぶりの挑戦。ストームの負傷欠場中もヨネは相棒の帰りを待ち続け、紆余曲折を経ての念願の再挑戦となる。ヨネは「ストームとタッグベルトを獲りたい。獲るために組んだチームだから。その思いは1年以上ずっとあったし、思いは他のチームより強いと思います。小峠は潮崎を踏み台にすると言ってましたけど、俺らは二人で高め合って、二人の一番の形で最後締めくくりたいと思います」と語れば、ストームも「去年の12月怪我してタイトルマッチできなかっタ。その時からずーっとGHCタッグベルト、そのことしか考えてなかった。リハビリ中も復帰してもGHCタッグベルト。だから明日横浜でデスティニー」と話した。タッグ愛とベルト愛の違いを強調した二人は、なぜかダンディ坂野ばりの「ゲッツ!」で息もピタリと王座奪取を誓った。

 王者・石森太二に原田大輔が挑戦するGHCジュニア王座戦に向けては両者ピリピリムード。「ジュニアの体格のままヘビーも席巻してムーブメントを起こしたい」石森と、「ジュニアの枠にこだわってノアジュニア黄金期を再来させたい」原田は、戦前舌戦が激化していた。この日も「自分がリングに上がる理由。それは自分が進んできた道でもありますから、そこを他人に議論されることでもないですし、左右されるものでもない」(石森)、「明日は自分の気持ちが上というのを証明してベルトを獲ります」(原田)とそれぞれ強調。それぞれの思想に基づいた“横浜文体後"のプランもあるというが、双方「勝ってから言う」と口にした。

 ともあれ4大GHC戦を含む全11試合となるノア秋の横浜決戦。直前公開調印式を経て、いよいよ待ったなしとなった。


【公開会見の模様】

◇第8試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[挑戦者]
MAO
勝俣瞬馬
(1/60)
YO-HEY
HAYATA
[第31代選手権者]
※HAYATA&YO-HEY組初防衛戦

――改めて意気込みを

▼YO-HEY「こんばんは! どうも〜布施明です。今日は東京タワー、こんなにもしっかりしたところで会見イベントということなんで、普段通りパジャマで着ちゃって申し訳ないんですけど(笑) 意気込み…この前の調印式でも言ったんですけど、向こうの勝俣君にMAO君ですか。気持ち悪いくらい爽やかで驚いてるんですが、この会見終わったら自分らも散髪屋さんに行って、丸坊主にでもして…あ、丸坊主はやりすぎなんでスポーツ刈りくらいにして爽やかに頑張って、そんな風にベルトを防衛していきたいと思います♪」

▼HAYATA「……同じやっ」


◇第9試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
原田大輔
(1/60)
石森太二
[第35代選手権者]
※石森2度目の防衛戦

――改めて意気込みを

▼原田「明日、横浜で石森太二のベルトに挑戦します。自分の考えや思いは散々言ってきたので、明日は自分の気持ちが上というのを証明してベルトを獲ります」

▼石森「自分がリングに上がる理由。それは自分が進んできた道でもありますから、そこを他人に議論されることでもないですし、左右されるものでもない。相手がどう思ってるかは分かりませんけど、自分の気持ちは分からないと思うし、分かって欲しくもないです。自分の信念を貫いて、明日のタイトルマッチに臨みたいと思います」

――それぞれの思いに基づいた横浜文体後のプランはある?

▼原田「今後のプランに関しては…まずはしっかりベルトを獲ることが大事だと思うので、それは勝ってからしゃべりたい。ただ、このベルトに絡んでない選手をどんどん絡ませたいな…とは思ってます。詳しくは勝ってから言いたいです」

▼石森「考えてることはあるんですけど、明日に集中したいので。勝ってから言います」


◇第10試合◇
▼GHCタッグ選手権試合
[挑戦者]
クワイエット・ストーム
モハメド ヨネ
(1/60)
小峠篤司
潮崎豪
[第40代選手権者]
※潮崎&小峠組初防衛戦

――改めて意気込みを

▼ヨネ「いくつになってもタイトルマッチは緊張感がありますし、目指すべきところ。色々あって、回り回ってもう一回クワイエット・ストームと…僕はクワイさんって呼んでるんですけど、クワイさんと組んでもう一度その場に立てる。まずはそれが嬉しいです。やるからには“奪ベルト"なんですけど、チャンピオンは強いですし、勢いもある。でもそこは俺らのタッグ愛で、このアフロのオッサンと50cmの腕オバケがベルトを巻くところをぜひ皆さんに見せたいなと思います」

▼ストーム「皆さんコンニチハー! 明日、ヨコハマで俺とヨネ、50ファンキーパワーズがGHCタッグチームベルト…(※ダンディ坂野ばりポーズで)ゲーッツ!………ゲーーーッツ!」


▼小峠「ヘビー級に転向してからやっとGHCタッグのベルトを獲ることができたんで、もちろん1回で落としたらカッコ悪いですからね。特にストーム、勢いありますけど、今年に入ってから絶対、俺のほうが抜群に勢いありますから。負ける気はさらさらないです」

▼潮崎「向こうのモハメド ヨネ&クワイエット・ストームのタッグ愛というものは分かりますし、今のノアであれだけのタッグチームはいないと思ってます。でも、俺と小峠のタッグ愛。小峠に対する俺の愛!……のほうがデカいと思ってますんで、明日はしっかり小峠に対する俺の愛をより大きくして、GHCタッグのベルトを守りたいと思います」

――相棒から愛を叫ばれたが?

▼小峠「凄いですね、愛、愛、愛…って(笑) 僕は愛というよりは……気持ち悪いな…。僕は潮崎豪にも負けたくないって気持ちで組んでるんで、潮崎豪が凄い能力を出してくれれば、俺はそれを踏み台にしてもっと凄いファイトをしてやる!って気になるので…頑張ってね」

▼潮崎「それは俺を意識してるってことだから、それも愛だと認識させてもらうから!」

▼小峠「あ〜…はい、じゃあそう捉えてもらっても」

――パートナーとも戦う?

▼小峠「そうですね。まぁあんまり褒めたくはないですけど、立派な実績残してますからね。シングルのヘビー級の王者にも何度かなってますし。そこを超えようとしないと、僕自身がヘビーに来ても何も変わらないと思うので、その姿勢だけは絶対に変えるつもりはないです」

――50ファンキーパワーズの二人は、負傷欠場やや別のパートナーとの挑戦など紆余曲折があった末での1年ぶりの挑戦となるが、ベルトへの思いを改めて?

▼ヨネ「ストームとタッグベルトを獲りたい。獲るために組んだチームだから。その思いは1年以上ずっとあったし、思いは他のチームより強いと思います。小峠は潮崎を踏み台にすると言ってましたけど、俺らは二人で高め合って、二人の一番の形で最後締めくくりたいと思います。GHCタッグのベルト、持って分かると思いますけど、ホントに重いものなんですよ。その重いベルトを二人で巻きたいと思います」

▼ストーム「去年の12月怪我してタイトルマッチできなかっタ。その時からずーっとGHCタッグベルト、そのことしか考えてなかった。リハビリ中も復帰してもGHCタッグベルト。だから明日横浜でデスティニー。僕らがニューチャンピオンズ、デスティニー」

――ベルトへの愛も、チームとしての愛も負けない?

▼ヨネ「もちろんです……ゲッツ」


◇第11試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合
[挑戦者]
丸藤正道
(1/60)
エディ・エドワーズ
[第29代選手権者]
※エドワーズ初防衛戦

――改めて意気込みを

▼丸藤「今年はレガース履いたり、工場でプロレスやったり、色々やってるんですけど、自分がホームでやるべきことっていうのは分かってるので。明日、このベルトを久々に巻いて、新たな丸藤伝説を創りたいと思っていますので、その姿を皆さんにぜひ、会場で観てもらいたいと思っています」

▼エドワーズ「コンニチハ! このベルトを獲ることはずっと夢だった。ノアのドージョーに入った時から。そしてやっとベルトを手にいれることができて、初防衛戦でマルフジと戦える。ずっとリスペクトしてきた相手。後を追いかけて、マルフジのようになりたいと思っていた。でもここでマルフジと戦うことで、今の僕の実力を改めて証明できると思う。追いかけていたけど、今回は僕がチャンピオン。もう同じレベルになったということをマルフジを倒して証明したいと思っています」

――昔から知っているエドワーズにヘビー級のタイトルマッチで挑戦する日がくると思った?

▼丸藤「練習生の頃からポテンシャルや実力は感じていましたけど、まさかこうやってヘビーのベルトを懸けてやるようになるとは思わなかったし、今回彼がチャンピオンで俺が挑戦者。ちょっと違うのかもしれないけど、昔俺がチャンピオンで俺の師匠(三沢さん)が挑戦者…っていうシチュエーションがあったんで、改めてこの世界、何が起こるか分からないなと。その中で大きな舞台で彼と試合ができるというのは、ひじょうに楽しみです」

――前哨戦を通じて三沢さんへの思いやノアの歴史に対する思いを技でぶつけ合ったが、その観点から改めてこの試合に対する思いというのは?

▼丸藤「お互いがお互いのリスペクトであったり、人や団体に対してあると思うんですけど、そこで俺が負けてしまったら何の意味もない。彼のノアに対する、三沢さんに対するリスペクトは尊重しつつも、やっぱり俺のほうが上だというのを見せつけたいと思います」

――エドワーズさんも三沢さんやノアの歴史に対するリスペクトを試合を通じて表現していきたい?

▼エドワーズ「常に三沢さんやノアに対するリスペクトの念を持って上がってきました。三沢さんがチャンスをくれなければ、今の自分は無いと思ってます。これまでこのベルトを巻いたことのあるすべてのチャンピオンに対してもリスペクトの気持ちを持っています。その中でも特にマルフジは倒したい相手。リスペクトの気持ちがあるからこそ、倒したいと思っています」

――丸藤選手のGHC挑戦はここ数年、対鈴木軍や対新日本で“ベルトを取り返す"という悲壮感あるシチュエーションが多かったが、今回はどう違う?

▼丸藤「確かにここ数年のタイトルマッチとは違うと思うんですけど、海外に流出した…という形なので、そこは危機感を持って臨まないといけない。彼がベルトを獲って海外に戻ってる間、こちらで試合があってもベルトというものをお客さんに見せてあげられなかったのも確かなので。その辺もしっかり頭に入れながら、彼に対するリスペクトとともに、悲壮感じゃなくて危機感を持って試合に臨みたいと思います」

――エドワーズ選手がグローバル・リーグ戦に出場できない理由は?

▼エドワーズ「自分も出たかったんですが、残念なことにインパクト・レスリングとのスケジュールの兼ね合い上、難しかった。どちらの試合にも出るということは物理的に不可能でしたので」

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