10/18【NOAH】10・28後楽園で杉浦が4カ月ぶり復帰 全快強調で復帰戦カードには「井上雅央以外」を希望
ノアは18日、心房細動治療に伴う手術のため6月から欠場していた杉浦貴が、10・28後楽園大会で約4カ月ぶりに復帰すると発表した。都内事務所で会見した杉浦は全快を強調。復帰戦カードには「井上雅央以外の選手」との対戦を希望した。
心房細動による不整脈に悩まされてきた杉浦は、6月から欠場して7月14日にに手術。その後3ヶ月間に渡って投薬治療を続け、10月14日に最終的な検査を受けた結果、「不整脈もおさまって異常なし」と復帰許可が下りた。
長期欠場は5年前の腰椎椎間板ヘルニア以来だったが、「(5年前は)寝たきりで練習もできなかったんだけど、今回は退院2日後から練習は始めていたんで、肉体的なストレスはなかった」と杉浦。疾患的な不安を取り除き、コンディションも整えてきたことから“全快"での復帰を強調した。
とはいえ「気持ち的には早くリングに上がりたい!っていうのはあった。いろいろ…溜まってたよ。でも抜けるとこは抜いてきたから!(笑)」と“ハレンチ節"(?)でリングへの思いを語った杉浦は、欠場期間中のノアマットについて「拳王とか若い選手が伸びてきた…っていうのはあると思うけど、逆に余計『いや、まだまだだろ』って気持ちが強くなりましたね」と腕まくり。
一方で自身復帰のタイミングと大日本・岡林裕二の「グローバル・リーグ戦」負傷欠場が重なったが、「(代わりに出場したい気持ちは)それはレスラーだから多少はあったんだけど、やっぱり出るからには優勝するために出たいし、パッと出て優勝できるような甘いリーグ戦では無いかもしれない」と慎重に判断。「とりあえず試合をして、“慣らし"って言ったら失礼かもしれないけど、まず試合をしてからペースを上げていく」との結論に至った。
復帰戦のカードは未定だが、杉浦は「やっぱり、いきなりトップの選手とやりたい…というのはあるけど、今はリーグ戦があるんでね。やっぱりそれがメインだと思うし、そこは邪魔したくないし。ただ井上雅央はないな…。それ以外で」と希望。会見に同席した内田雅之会長は「どういう復帰戦のカードを組むかは悩んでいて、今までに無かった、見てみたかったタッグチームだとか、枠にこだわらずに考えたいなと思っております」との見解を示した。
杉浦復帰会見の模様は以下の通り。
【会見の模様】
――復帰に際して
▼杉浦「6月から欠場していて、7月14日に手術をしました。そこから3ヵ月間、投薬治療をしました。そして10月14日に24時間の心電図、造影剤を入れてのMRIといった最終的な検査をしました。その結果、不整脈もおさまって異常なしということで、投薬治療の終了と試合復帰の許可が下りました」
――5年前に腰椎椎間板ヘルニアで長期欠場した際は、期間中フラストレーションが溜まっていたようだが、今回は?
▼杉浦「試合がしたいって気持ちはあって、その辺のストレスはあった。ただ、5年前は寝たきりで練習もできなかったんだけど、今回は退院2日後から練習は始めていたんで、肉体的なストレスはなかった。気持ち的には早くリングに上がりたい!っていうのはあったけど」
――いろいろ溜まっていた?
▼杉浦「いろいろ…溜まってたよ。でも抜けるとこは抜いてきたから!(笑)」
――欠場期間中も会場に顔を出していたが、ノアの動きをどう見ていた?
▼杉浦「拳王とか若い選手が伸びてきた…っていうのはあると思うけど、逆に余計『いや、まだまだだろ』って気持ちが強くなりましたね」
――自分が出ていかないと…という気持ちになったと?
▼杉浦「いや、出ていかないといけない…っていうより、まだまだ出ていきたいし、俺はまだまだ行くから」
――パートナーの拳王については?
▼杉浦「いい試合はしてたんじゃないの? ひじょうにいい試合はしてるんだけど…まだ試合後のマイクは小物感を感じるけどね(笑)」
――欠場期間中に印象に残った試合は?
▼杉浦「この前の後楽園の中嶋vs拳王だったり、その日のメインだった丸藤vs潮崎だったり。ヘビー級のその辺の試合かな」
――岡林のグローバル・リーグ戦欠場と自身の復帰が重なったが、代わりに自分が出たい気持ちはなかった?
▼杉浦「それはレスラーだから多少はあったんだけど、やっぱり出るからには優勝するために出たいし、パッと出て優勝できるような甘いリーグ戦では無いかもしれないし。その辺は葛藤はありましたね」
――万全を期してまずは復帰戦の後楽園に集中したほうが良い、との結論になった?
▼杉浦「うん。とりあえず試合をして、“慣らし"って言ったら失礼かもしれないけど、まず試合をしてからペースを上げていこうと」
――復帰戦のカードは未定だが、どんなカードを望む?
▼杉浦「井上雅央とやっても納得いかないと思うしね(笑) やっぱり、いきなりトップの選手とやりたい…というのはあるけど、今はリーグ戦があるんでね。やっぱりそれがメインだと思うし、そこは邪魔したくないし。ただ井上雅央はないな…。それ以外で」
――内田会長は復帰に際してどんな期待をかけている?
▼内田会長「杉浦選手と私の関係もいろいろありましたが、ウチにとってはトップの位置にいる選手でありますので、今回無事手術を終えてカンバックしてしていただいたので、それにふさわしいカードを用意しつつ、今シリーズで全開になるまで暴れていただきたいと思っております。どういう復帰戦のカードを組むかは悩んでいて、今までに無かった、見てみたかったタッグチームだとか、枠にこだわらずに考えたいなと思っております」