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11/16【ディファカップ】DDT竹下がノア中嶋への4年越し雪辱視野に 『ディファカップ2017トーナメント』へ4団体4チームが会見

 ディファカップ11・28有明大会の『ディファカップ2017トーナメント』に向けた会見が16日、都内で開かれ、DDT、ノア、ZERO1、FREEDOMS4団体の代表チームが集結。決戦に向けた意気込みを語った。

 来年6月のディファ有明閉鎖を前に、10年ぶりに『ディファカップ』がメモリアル大会として復活。ディファカップ名物の団体対抗タッグトーナメントも復活した。第1回はウルティモ・ドラゴン&YOSSINO(吉野正人)組、第2回は丸藤正道&KENTA組、第3回は真霜拳號&円華組が制覇。今回はDDTから竹下幸之介&上野勇希組、ノアから中嶋勝彦&熊野準組、ZERO1から高岩竜一&ショーン・ギネス組、FREEDOMSから葛西純&平田智也組が出場し、団体の看板を背負って覇を競う。

 DDTで9度の防衛に成功し、現KO-D無差別“絶対王者"として君臨する竹下は、高校同級生(大阪市立咲くやこの花高等学校)のDNA上野と組む。「上野と組んでディファカップに出る日が来るとは考えてもいなかった。この大会に出るのも運命的なものだったとも思うんで、そこを優勝で飾りたい」と意気込んだうえで、決勝での中嶋への“4年越しリベンジ"も視野に。竹下は2013年8月のDDT両国大会で中嶋に敗れており、「リベンジをしたい気持ちはあります。ただ、まずは1回戦なんで、そこを勝たないと何も見えてこない」と見据えた。

 その1回戦の相手はFREEDOMSの葛西&平田組。平田は11・13後楽園大会でデビューしたばかりで、ほぼ無名の存在だが、葛西は「平田に経験を積ませる意味はなくて、あくまで優勝を狙うためのパートナー。それだけの実力が今の平田にあると思っているからこそ、俺っちが選んだ」と太鼓判。「試合の時点でデビュー15日目の平田が、DDTのチャンピオンである竹下選手から3つ取ったら、これほど痛快なことはない」と番狂わせを予告し、“FREEDOMS生え抜き"となる平田も「こんなことを言ったら偉そうだと思われてもいいですが、当日は自分が竹下選手から3つ取りたい」と言ってのけた。

 中嶋と熊野のノア勢にとっては、舞台のディファ有明はかつての“ホーム"。ディファでの試合も約1年ぶりとなる。ともに深い思い入れを強調したが、特段ディファ内ノア合宿所で暮らした熊野は「その恩返しとして、今回のトーナメント、必ず優勝したい」と宣言した。DDT竹下から“リベンジ"を示唆された中嶋も「彼の今の実力なら(決勝に)上がってくるんじゃないのかな…という予想はついてます。僕らも勝ち上がることができて、竹下選手、上野選手と当たることができたら、僕も受けて立つ気持ちで、団体を背負って向かいたいと思います」と応じた。

 そのノア勢と1回戦で当たるのは高岩&ギネスのZERO1コンビ。唯一第1回、第2回とトーナメント出場経験のある高岩は、会場であるディファへの思い入れを語ったうえで、ベテランらしく「優勝あるのみ」と自然体。ZERO1ジュニア二冠王としての参戦となるギネスも「高岩さんとは“チーム・ハイボール"。日々一緒にハードなトレーニングを積んで、一緒にハイボールを飲んでいる高岩さんと、このトーナメントに出場する機会をもらえました。必ず優勝してハイボールでお祝いしたいと思います」と懐からハイボールを取り出して、会見の席上で“前祝い"の乾杯をしてみせた。

 ともあれ、あらゆる思惑が交錯するディファカップ・トーナメント。決戦のゴングは12日後の28日に鳴る。

 会見における各選手のコメントおよび全カード・試合順は以下の通り。

【会見の模様】
――ディファカップに向けた意気込みを

▼竹下「このディファカップは僕らにとっては紛れもないチャンス。僕ら22歳コンビは間違いなく平均年齢では一番若い。DDTを背負って出るからには、もちろん優勝。DDTが最高であり、最強であることを証明したいと思いますんで、よろしくお願いします」

▼上野「先月デビューして1年を迎えまして、2年目に入ったところで迎えるディファカップ。竹下選手が言うように凄く大きなチャンスだと、とらえています。パートナーの竹下選手は大阪の同じ高校(大阪市立咲くやこの花高等学校)の同級生で、一緒にトレーニングもしてきたので、チームワークという部分ではまったく問題ないと思っています。そういう意味では信頼が一番できるパートナーだと思うので、自分の力を1回戦から出し切って、そのなかでDDT・DNAの代表として優勝を目指していきたいと思っています」


▼葛西「この名誉あるディファカップ・メモリアル・トーナメントに、今の時点でデビュー3日目(FREESOMS11・13後楽園でデビュー)の平田をパートナーにして『FREEDOMSナメてんのか?』と思ってるここに集まってるメンバー、もしくはメディアの方もいらっしゃるとは思うんですけど、これは別に平田に経験を積ませる意味はなくて、あくまで優勝を狙うためのパートナー。それだけの実力が今の平田にあると思っているからこそ、俺っちが選んだパートナーです。相手がDDTの竹下選手と上野選手ですが、試合の時点でデビュー15日目の平田が、DDTのチャンピオンである竹下選手から3つ取ったら、これほど痛快なことはねえかな…と思ってるんで。俺ら優勝狙ってるんで、決勝でももちろん高岩さん、もしくは中嶋選手から、このデビュー15日目の平田が3つ取るところを皆さんに見せようと思ってるんで、期待しといてください」

▼平田「まだ自分はデビューして3日目ですが、竹下選手から自分が3つ取る。葛西さんがそうおっしゃいました。こんなことを言ったら偉そうだと思われてもいいですが、当日は自分が竹下選手から3つ取りたいと思います」

▼中嶋「今回ディファカップで4大会。ひじょうに刺激的なメンバーが揃いましたが、しっかり僕と熊野でノアを代表して、ノアの誇りと強さを見せつけて優勝したいと思います」

▼熊野「このディファカップが開かれるディファ有明は、僕がプロレスラーとしてのデビューを目指して練習を積んだ場所。その恩返しとして、今回のトーナメント、必ず優勝したいと思います」

▼高岩「ディファカップといえば、1回目と2回目にも出場しました。これまでは準優勝とか3位とかでしたので、今回はZERO1のジュニアのチャンピオンであるショーンと組むので、優勝しか狙ってない。ただ、今回のディファカップ、ヘビー級が入ってるのは突っ込んでいいとこなんですかね? …とにかく優勝あるのみです」

▼ギネス「私はショーン・ハイボールです(笑) 高岩さんとは“チーム・ハイボール"。日々一緒にハードなトレーニングを積んで、一緒にハイボールを飲んでいる高岩さんと、このトーナメントに出場する機会をもらえました。必ず優勝してハイボールでお祝いしたいと思います」

――平田選手から3カウントを取ると公然と言われたが?

▼竹下「僕もデビューしてすぐの時から、いろんな大物選手と試合をさせてもらって、毎回『絶対勝つ!』と言ってました。それは何も形式上言ってることじゃなくて、僕も本心で言っていたこと。でも、言うのは誰でもできること。試合も正直一回も見させてもらったことは無いので、僕から本当に3カウントを取りに来ているのか…という気持ちを当日、ディファカップという舞台で感じられるのかどうか、楽しみですね」

――上野とのチームに関する思い入れは?

▼竹下「僕たち高校の同級生で、上野がプロレスを初めて観たのは僕が出た大阪大会に応援に来てくれた試合。まさか、そんな上野と組んでディファカップに出る日が来るとは考えてもいなかったので、特別な思い入れ…というよりは、その時点で僕らがこの大会に出るのも運命的なものだったとも思うんで、そこを優勝で飾りたいと思います」

――決勝はノアチームかZERO1チーム、どちらと当たりたい?

▼竹下「もちろん、いろんな選手と戦ってみたい気持ちもありますが、中嶋選手とはかつてDDTの両国大会でやってその時は負けてますんで、リベンジをしたい気持ちはあります。ただ、まずは1回戦なんで、そこを勝たないと何も見えてこない。僕たちは実力では負けてないと思っていますけど、油断せずにしっかりDDTという名を残すために1回戦からガッチリ行きたいと思います」

――葛西選手、パートナーの平田選手が優勝に足る存在であるという根拠は?

▼葛西「それは今、俺が言うことじゃないと思いますね。当日試合して、こいつがリングに上がって上野選手なり竹下選手と肌を合わせて、30秒試合を見てもらったら『あ、葛西純は本気で優勝を取りにきたんだな』と思ってもらえると思います。それくらい、トータルですべてにおいて、この葛西純が自信をもってパートナーに選んだ人間なんで、これは間違いないです」

――中嶋選手も舞台であるディファ有明で久々に試合をするが?

▼中嶋「素直にうれしいですね。いろんな戦いをやってきた場所。一番大きいのはKENTA選手とSEMという舞台でやったのも、その後の自分にとっても大きなきっかけになりました。僕も僕で熊さん(熊野)に負けないくらい思い入れのある会場なので、しっかりその場所で俺たちが一番輝きたいなと思っています」

――高岩&ギネス組の印象は?

▼中嶋「高岩さんとは本当に久しぶりなので楽しみですし、一つひとつの技が重みもあるし。高岩さんはヘビー級ということで突っ込まれてましたけど、僕の今の体重は100Kg以上無いので、そこはあまり突っ込まないでください(笑)」

――竹下選手からリベンジも視野、との言葉があったが?

▼中嶋「今回このトーナメントのメンバーを見た時に、竹下選手の名前もあったので、彼の今の実力なら上がってくるんじゃないのかな…という予想はついてます。ただね、そこはタッグなので、どうなるかは分からない。僕らも勝ち上がることができて、竹下選手、上野選手と当たることができたら、僕も受けて立つ気持ちで、団体を背負って向かいたいと思います」

――高岩選手もディファ有明での久々の試合となるが?

▼高岩「2回目のGHCジュニアを杉浦選手から獲ったのもディファなんで、凄く思い入れのある会場ですね。中嶋選手とも昔、健介オフィスの大会で試合をしましたし、デビューしたての時の中嶋選手とも試合をしましたんで。今でも中嶋選手は凄い活躍をしてるんで、改めて肌を合わせて(今の中嶋を)体感したいなと思います」

――決勝で当たりたいチームは?

▼高岩「ショーンはデスマッチがしたいって言ってるんで(笑) 葛西選手と当たりたいんじゃないですかね? 僕らはチーム・ハイボールなんで。ハイボール飲めば痛いの大丈夫だと思うんで(笑)」

▼ギネス「(※懐から高岩とハイボール缶を取り出して)ハイボール、ハイボール!」


☆11/28(火)東京・ディファ有明『ディファカップ・メモリアル2017』18:00開場、19:00開始

◇第1試合◇
▼ディファカップ2017トーナメント FIRST ROUND
平田智也
葛西純
(1/無)
上野勇希
竹下幸之介

◇第2試合◇
▼ディファカップ2017トーナメント FIRST ROUND
ショーン・ギネス
高岩竜一
(1/無)
熊野準
中嶋勝彦

◇第3試合◇
▼ディファカップ・メモリアル スペシャルタッグマッチ
KAZMA SAKAMOTO
マサ北宮
河上隆一
(1/30)
三富政行
潮崎豪
男色ディーノ

◇第4試合◇
▼プロレスリング・ノア提供スペシャルタッグマッチ
大原はじめ
拳王
(1/30)
原田大輔
小峠篤司

---休憩---
※プロレスリング・ノアの大会でもお馴染みRANさんによるハーフタイムショーを開催

◇第5試合◇
▼ディファカップ・メモリアル スペシャルシングルマッチ
マイク・ベイリー
(1/30)
石森太二

◇第6試合◇
▼ディファカップ・メモリアル スペシャルタッグマッチ
日高郁人
田中稔
浜亮太
(1/60)
河童小僧
丸藤正道
HARASHIMA

◇第7試合◇
▼ディファカップ2017トーナメント FINAL 決勝戦
第1試合の勝者チーム
(1/無)
第2試合の勝者チーム

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