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11/29【長州プロデュース興行】Wメインで長州&飯伏、丸藤&鷹木初タッグ実現、キーワードは「“プロ"のレスラー」 1・14後楽園『POWER HALL 2018』第一弾カード発表

 長州力プロデュース興行『POWER HALL 2018〜Set Back the Clock〜』(1月14日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント2カードが29日発表され、長州と飯伏幸太の初タッグ実現が決まった。

 久々となる長州プロデュース興行。大会開催は発表済みだったが、この日は“ダブルメインイベント"として「長州&飯伏&未定vs藤波辰爾&関本大介&TAKAみちのく」「丸藤正道&鷹木信悟vsマサ北宮&田中将斗」が発表された。

 後楽園ホールで開かれた発表会見には長州、飯伏、丸藤、関本、北宮の5選手が出席。興行プロデュースにあたって長州が強調したのは、“プロ"としての心構えだった。

 「“プロレスラー"いう言葉は今の時代、あんまり使いたくないんですよね。“プロのレスラー"として頑張ってほしい。プロのレスラーとして、今回の『POWER HALL』のなかで個々アピールしてもらいたい」と長州。現状ではあまりにも広くなりすぎた“プロレスラー"の定義だが、“プロ"のレスラーを集めて、現プロレス界にメッセージを送るのも今興行の意義のひとつだ。

 「“やるべきべきことをやってリングに上がる"ということですよ。そんなにリングの中っていうのはラクな場所ではない。基本っていうか、一番は自分を守ることですよね。やっぱり(プロレス界に)大きな怪我も続いてるし。やるべきことをやったって怪我をしないとは限らないですけどね。それだけリングの中を甘く見てると、とんでもないことになっちゃう。(やるべきことを)やらなくてもリングに上がって無事に下りれる。これを続けてると、どっかでツケが回ってくるとも思うし。“プロ"ですから。うん」と持論を語った。

 目玉のひとつとなる長州と飯伏は初タッグ結成は飯伏の熱望によるもの。会見で飯伏は、長州とのタッグ実現が出場の条件だったことを明かしたうえで、「以前…7、8年前に一度、タッグマッチで長州さんと戦ったことがあったんですけど、先日対談した時に話をしたら、対戦した時のことを長州さんは覚えていないということで(笑) 僕のなかではもの凄く長州さんに対する意識はありますし、戦ったという事実もあるので、次は組んでみたい。前回の印象が無いということなんで、今回はハッキリと長州さんのなかに自分を残したいと思います」と意気込んだ。

 長州も「今の時代の間違いなく先陣を走ってる選手」と飯伏を評価。「この間もちょっと会ったんですけど、彼の主張、彼が何を見せていきたいかっていうのが、今の時代のプロレスであり。それはそれであるならば、同じコーナーから彼のプロレスをしっかりと見てみたい」と応じた。

 ノア丸藤とドラゲー鷹木の初タッグも実現する。会見で「この間、違う会場で肌を合わせたんですけど、今度は横に立ってみて、どうなるかは分かりませんが、心強いことだけは確か」と鷹木を評した丸藤は、「あくまでダブルメインイベントと銘打たれてるからには、『POWER HALL』という名の興行ではありますが、メインイベンターとしてのプライドを持って、長州さんのカードのほうに負けないような試合内容、印象を残して“プロのレスラー"というものを、お客さんはもちろん長州さんにもしっかり見てもらいたいなと思います」と話した。

 同大会の決定分カードおよび会見での各選手のコメントは以下の通り。


【長州プロデュース興行】1/14(日)東京・後楽園ホール『POWER HALL 2018〜Set Back the Clock〜』17:30開場、18:30開始

▼ダブルメインイベント
マサ北宮
田中将斗
vs
鷹木信悟
丸藤正道

▼ダブルメインイベント
関本大介
TAKAみちのく
藤波辰爾
vs
未定
飯伏幸太
長州力


【会見の模様】

――当日に向けた意気込みを

▼北宮「カードを見ても分かる通り、反対コーナーには丸藤正道、鷹木信悟がいる。隣には田中将斗がいます。どの選手も今トップを走る選手だと思います。自分のこれからにつなげるために、3人とも敵だと思って、自分が一番目立って勝ちたいと思います。以上!」

▼丸藤「ダブルメインイベントということなんですけど、色の濃いメンツのなかに入ったので、自分の存在感が薄れないように試合ができたらいいなと思います。せっかくの長州さんの興行。参加できて光栄に思いますが、願わくばまた何か機会があれば長州さんに絡めたらうれしいなと思います」

▼関本「長州力さんのプロデュース興行に参戦できることを本当に……え〜…緊張します(笑) 今から緊張します。当日は暴れまくって大日本プロレスをアピールしたいと思います」

▼飯伏「一番最初に話をうかがった時に、ひとつだけ条件があります、と。長州さんと組むことができるなら、ぜひ出させていただきたい…ということで、出場に至りました。自分の意気込みとしては、出ること自体が一番の意気込みだと思います。当日は頑張ります」

▼長州「自分自身のことを言えば、一言。一生懸命頑張る。これだけの選手が集まってるし、みんなに一言、言いたいのは…僕は“プロレスラー"という言葉は今の時代、あんまり使いたくないんですよね。“プロのレスラー"として頑張ってほしい。プロのレスラーとして、今回の『POWER HALL』のなかで個々アピールしてもらいたいですよね。プロのレスラーとして一生懸命やってもらって。怪我の無いように。以上です」

――飯伏選手とのタッグについて?

▼長州「全然問題ないですね。今の時代の間違いなく先陣を走ってる選手だし。この間もちょっと会ったんですけど、彼の主張、彼が何を見せていきたいかっていうのが、今の時代のプロレスであり。それはそれであるならば、同じコーナーから彼のプロレスをしっかりと見てみたいですね。組むことは望んでいた? それはどっちでも。僕は組んでも離れても。僕はそういうのはまったくないんで。自分のことだけ。リングのなかで対戦相手と勝負しながら、“プロのレスラー"として客との勝負もあるし。そういうところですね。それが通用するかしないかは大変なことだと思いますけどね。今の僕だと。まぁ頑張ってやります」

――“プロのレスラー"というのが今回の人選につながっている?

▼長州「そういう意識を持ってる選手が今回集まってるんじゃないですか。何でもいいプロレスラーは多分、この中にはいないと思います。名前は結構挙がりましたけど」

――なぜ長州選手とタッグを組みたかった?

▼飯伏「以前…7、8年前に一度、タッグマッチで長州さんと戦ったことがあったんですけど、先日対談した時に話をしたら、対戦した時のことを長州さんは覚えていないということで(笑) 僕のなかではもの凄く長州さんに対する意識はありますし、戦ったという事実もあるので、次は組んでみたい。前回の印象が無いということなんで、今回はハッキリと長州さんのなかに自分を残したいと思います」

――藤波との対決については?

▼飯伏「藤波さんとは組んだことはあるんですけど、対戦したことは無いので。色々と吸収したいなと思います。楽しみです」

――丸藤選手はパートナーの鷹木信悟について?

▼丸藤「この間、違う会場で肌を合わせたんですけど、今度は横に立ってみて、どうなるかは分かりませんが、心強いことだけは確かなんで。パートナーもありますが、あくまでダブルメインイベントと銘打たれてるからには、『POWER HALL』という名の興行ではありますが、メインイベンターとしてのプライドを持って、長州さんのカードのほうに負けないような試合内容、印象を残して、“プロのレスラー"というものを、お客さんはもちろん長州さんにもしっかり見てもらいたいなと思います」

――改めて“プロレスラー"と“プロのレスラー"を使い分けるようになった心境というのは?

▼長州「簡単ですよ。“やるべきべきことをやってリングに上がる"ということですよ。そんなにリングの中っていうのはラクな場所ではないですよ。あとは本人の自覚。そこまで言うつもりはないけど、プロのレスラーとしてリングに上がるんだったら、僕はやるべきことをやって上がるべきだと思いますね」

――基本という部分?

▼長州「基本っていうか、一番は自分を守ることですよね。やっぱり(プロレス界に)大きな怪我も続いてるし。やるべきことをやったって怪我をしないとは限らないですけどね。それだけリングの中を甘く見てると、とんでもないことになっちゃう。そういうことも含めてですね。本人は一生懸命やってるんでしょうけど。だから“どこまでやるべきか"っていうこともあるだろうし。選手もそこらへんの自覚をして、リングに上がるべきだと思うんですけどね。まぁこれは分からないけど、防げる怪我もあったかもしれないし。あまりにも大きな怪我が立て続けに起きてるし、そこはやっぱり心配ですよ」

――そういうメッセージもこの興行で発信したい?

▼長州「そういうところが大きいですね。(やるべきことを)やらなくてもリングに上がって無事に下りれる。これを続けてると、どっかでツケが回ってくるとも思うし。“プロ"ですから。うん」

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