プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/29【WRESTLE-1】1・8後楽園で稲葉&伊藤とV2戦 「2018年はタッグベルトを1回も落とさない」 W-1提供・土肥熊インタビュー

 1・8後楽園大会で稲葉大樹&伊藤貴則とのNEW ERA対決によるWRESTLE-1タッグ王座2度目の防衛戦を控える土肥孝司&熊ゴロー。2017年はタッグ王座戴冠と陥落を繰り返してきたが、最終的に王者として2018年を迎えることができた。「2018年はタッグベルトを1回も落とさない。それがまず一つの目標」(土肥)と誓う二人は、「W-1と言ったらイケメンさんとか芦野とかって名前が出ると思うんですけど、まず土肥熊の名前が出るようにしたいんでね。タッグをシングルと同等の位置に持っていけるのは土肥熊しかいない」(熊ゴロー)とタッグ王座の権威向上を描き、他団体出撃も視野に入れている。W-1提供の土肥熊インタビューは以下の通り。

【土肥熊インタビュー】
──今年は大活躍のお二人でしたけど、この2017年は土肥熊というタッグチームにとってどういう年でしたか?

▼土肥「まず、去年の文体があって、この熊ゴローと組むことになってしまって」

▼熊ゴロー「な、なってしまって……?」

▼土肥「勢いでね(笑)。最初は嫌で嫌でしょうがなかったんですけど、土肥熊の自主興行を1月にやって、関本大介&岡林裕二と闘ってから、『ちょっとタッグを真剣にやってみるのもいいかな』と思って1年間やって来たんですよね。まあ、なんだかんだでタッグは土肥熊の年だったかなと思います。ただ、防衛がなかなかできない(笑)」

▼熊ゴロー「獲って獲られての1年でしたね(笑)」

──でも、1年で3度もタッグベルトを獲ったのはそれはそれで凄いことだと思いますけどね。

▼熊ゴロー「スリータイムスチャンピオンですよ」

▼土肥「肝心なところで負けてしまうという勝負弱さが出てしまっているんですよ、熊ゴローのね」

▼熊ゴロー「ぼ、僕ですか? でも僕も1月に関本さんと岡林さんとやってから、明確な目標ができましたよね。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞の最優秀タッグチーム賞を取るという目標がね。それで1年間がんばってきたんですけど」

▼土肥「でも、お前は関本&岡林戦がターニングポイントだったわけじゃないでしょ?」

▼熊ゴロー「いやいや、あの2人とやって、必ず超えなきゃいけないなって思いましたもん。いつか必ず強くなって、大きくなって、もう一度関本さんと岡林さんとやりたいなって思いましたからね」

▼土肥「めっちゃ緊張してたもんな(笑)。足震えてたもん、入場前」

▼熊ゴロー「ハハハハハ! やっぱり憧れの人との試合でしたからね。僕はすぐ緊張するんで」

──でも、ベルトを獲ったり、落としたりっていうの繰り返しつつ、チームとして成長していったんじゃないですか?

▼熊ゴロー「成長しましたね」

▼土肥「このまま来年も発展していければいいなと思っています」

▼熊ゴロー「また新たなタッグの猛者が現れればいいですけどね。やっぱり、もっともっと他団体の選手とやりたいですよ。関本さんと岡林さんだけじゃなくて、凄いチームはたくさんあるし、外の団体の選手とやっていきたい。もちろんW-1の中の選手たちともやりつつですけど」

▼土肥「それにはこのW-1タッグチャンピオンシップのベルトが、他の団体の人たちからも魅力のあるベルトだなって思われないといけないよね。だから、まずベルトの価値を上げること。それはみんな言っているし、口で言うのは簡単なんだけど、W-1という歴史の浅い会社でやるのはなかなか難しいですよ。ただ、俺ら土肥熊というタッグは少しずつ外に響き始めているなとは感じていますね」

──それは熊ゴロー選手も感じます?

▼熊ゴロー「う〜ん……響いてますかね?」

▼土肥「響いてるんじゃないかな」

▼熊ゴロー「僕は勝ち負けにこだわらずに、ドンドン外の選手とやっていかないといけないと思っているんですよ。自分たちが思っている以上に、存在を発信していかないといけないなって。だから、いろんなところで闘っていくのが大事だと思っていて、大きな団体だろうが小さな団体だろうが、関係なく出ていく。そして土肥孝司&熊ゴローの土肥熊というチームを売っていく。現状ではまだまだ足りないですね」

▼土肥「それはそうだね」

──でも、プロレス大賞の最優秀タッグチーム賞を取れなくて、「なんで土肥熊じゃなかったんだ」っていう声もあったんじゃないですか?

▼土肥「それは結構いただけましたね。多分、W-1のファンのじゃない人とからも言っていただいたんでね。ただ、響き始めたって言ってもまだまだだっていうことなんでしょうけどね」

──そういう部分では、名前を売るという目的もあって、大晦日にAbema TVで放送される『朝青龍を押し出したら1000万円』という企画に応募されたわけですけど。

▼土肥「まあ出るのは難しいなとは思っていたんですけどね」

▼熊ゴロー「ああ、1000万円欲しかったなあ(笑)」

▼土肥「あのさ、出ても勝たなきゃ1000万円は手に入らないんだから(笑)」

──でも、それぐらい名前を売ろうという気持ちが強いということですよね。

▼土肥「そうですね。足掻いて足掻いていくつもりです。もちろんW-1の試合も大事ですけど、外に出ていかないと名前は売れないですから。その一つのツールとして朝青龍を使わせてもらったんですけどね」

──なるほど。そして、2018年の一発目の試合として、1月8日の後楽園ホール大会で稲葉&伊藤組を相手に2度目の防衛戦を行なうことが決定しました。

▼熊ゴロー「僕らはまだ2回防衛したことがないから、早くも山場ですよ」

▼土肥「そうか(笑)。安定感のないチームだね。でも、全部お前が負けてんじゃん」

▼熊ゴロー「あ、本当だ(笑)」

▼土肥「じゃあ、1月のキーポイントは熊ゴローっていうことで」

──でも、最近はセントーンの命中率が高くなり始めましたよね。

▼熊ゴロー「外国人にはよく当たりますね。『セントーンいきま〜す!』って言っても、言葉がわかんないんで。

▼土肥「外国人ってジェイクしかいねえじゃねえかよ(笑)。ただ、俺もお前も伊藤にシングルで負けてるから、気を引き締めないとね」

──今回は稲葉選手からの申し出により、2018年はNEW ERAでW-1を盛り上げたいということで、チームメイト同士での防衛戦となりましたね。

▼熊ゴロー「望むところですよ」

▼土肥「熱い試合ができるんじゃないですかね」

──稲葉&伊藤は急造タッグという感は否めないですけど、どのような印象を持っていますか?

▼土肥「まあ、タッグチームとしての力は俺らのほうが確実に上回っていると思うんで」

▼熊ゴロー「ただ、伊藤は蹴りが相当強いですからね。僕は背中にでっかい痣をつけられましたから。寝ている姿勢のせいか、背中の痣がだんだん脇腹に移動してくるんですよ。凄い蹴りを持っているし、爆発力ありますからね。あと稲葉さんの身体がクネクネなんでね」

▼土肥「なんだよ、クネクネって(笑)。タフって言えよ。でも、スポンジみたいな男だよね」

▼熊ゴロー「こっちの攻撃が全部吸収されちゃうみたいな。僕のダイビングセントーンを初めて返したのは稲葉さんですからね」

▼土肥「俺の垂直落下式のブレーンバスターもそうですよ。稲葉にしか返されたことがないですね。ただ、いい試合になると思います」

▼熊ゴロー「伊藤のキックを僕らが受けて受けて、受けきったうえで勝つという最高の勝ち方をしたいですね。そのほうが見ているお客さんも気持ちがいいと思うんですよ。『伊藤のキックは半端ねえけど、土肥熊ってタフだな』って。そう思ってもらえるような試合をしたいですね」

▼土肥「俺らは伊藤のキックを逃げないよな。キャッチもしない。全部受けきってやる。伊藤は12月の後楽園大会で芦野に負けて、『挑戦するのはまだ早かった』とか言われてたけど、やっぱり場の雰囲気に飲まれちゃった部分はありますからね。ポテンシャルは高い男なんで」

▼熊ゴロー「そんな伊藤の攻撃をいなして勝つんじゃなくて、受けきって勝つのが僕ら土肥熊の美学ですよ。僕はあいつのカカト落としで一度殺されかけてますからね。それでもすべて受けきって勝つ!」

▼土肥「うん。すかし合いなしの試合ができると思いますね。稲葉大樹も熱い男なんで、新年一発目から熱い試合ができると思います」

──外に名前を売るためにはやっぱりこのW-1で熱い試合をすることも重要ですからね。

▼熊ゴロー「やっぱりW-1は大切な場所なんで、そこでがんばらないといけないですよね。そうじゃないとよその団体からも呼んでもらえないし、本当に関本さんと岡林さんのようにどこからも欲しがられるような土肥熊になりたいですね」

▼土肥「なんでお前が勝手に決めるんだよ(笑)」

──さっきからやたらと出たがってますよね(笑)。

▼熊ゴロー「外に出たいですよ〜」

──わかりました(笑)。では、最後に土肥熊として2018年の目標を教えてください。

▼熊ゴロー「僕は引き続き東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞の最優秀タッグチーム賞を狙いつつ、W-1と言ったら土肥熊と言ってもらえるようになりたいですね。今はW-1と言ったらイケメンさんとか芦野とかって名前が出ると思うんですけど、まず土肥熊の名前が出るようにしたいんでね。タッグをシングルと同等の位置に持っていけるのは土肥熊しかいないと思うんで。タッグの素晴らしさを伝えて、僕らも有名になることが目標ですね」

▼土肥「2018年はタッグベルトを1回も落とさない。それがまず一つの目標ですかね」

──チャンピオンのまま2019年まで突っ走ると!

▼熊ゴロー「じゃあ、2020年の東京オリンピックの年まで持っていますか?」

▼土肥「いや、その前に解散かな(笑)」

▼熊ゴロー「ちょっと孝司さん!」

プロ格 情報局