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1/5【NOAH】“別人級"成長強調の清宮に拳王が「壮行試合以下」タイムでの決着を通告 決戦前日にGHCヘビー調印式

 あす(6日)後楽園大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)拳王vs清宮海斗(挑戦者)」に向けた調印式が5日、都内ノア事務所で開かれた。半年間の海外遠征を通じて“別人級"の成長を遂げたと主張する清宮を、王者・拳王は「グリーンボーイ」と切り捨て、半年前の壮行試合を下回る勝負タイムでの決着を予告した。

 半年間の海外遠征から注目の凱旋を果たす清宮が、ノア年初大会でいきなりGHCヘビー級王座に挑戦。海外遠征中は日夜プロレスに没頭し、20連戦以上をこなすこともあった。遠征後半にはインパクトレスリングのテレビ収録大会にも軒並み参戦し、前GHCヘビー級王者エディ・エドワーズをはじめとした、数々の強豪との試合も重ねた。体重も90キロから一時105キロまで増量。現在は100キロまでブラッシュアップし、Tシャツの上からでも目視可能なほど肉体的にも成長を遂げた。そして初めての海外生活、過酷な連戦などを通じて精神面も養われたという。

 調印式では「半年前の僕とは完全に違う。このベルトに挑戦するに値するだけの練習と試合を毎日重ねてきたので、もちろん獲る自信があっての挑戦」と清宮は強調。新技や新たな動きについても「フィニッシュに向けていろいろと策を練っているので、当日披露したいと思います」と話した。

 一方の拳王はGHCヘビー級王者として事実上の初戦。「三沢さんと関わったことが無い人間同士による初めてのタイトルマッチ。テメーらが想像もつかないようなスゲー試合をする」と完全なるノア新時代到来を試合を通じて示す覚悟を改めて示した。

 急成長を主張する清宮だが、拳王もこの半年間で急激に躍進。グローバル・リーグ戦制覇、GHCヘビー級奪取を果たしてヘビー級転向1年で一気にノアの頂点を極めた。「コイツも成長したのかもしれない。でも俺のほうが険しい道のりを歩んできたんだ」と強調した拳王は、「こんなデビュー3年足らずのグリーンボーイに俺が負けるわけがない。俺が必ず防衛して、さらに上を目指していく。福島での壮行試合、10分そこそこだったろ? だからもっと短いタイムでコイツを叩きつぶしてやる」と通告。半年前の清宮壮行試合(6・25郡山)では、拳王が12分7秒、ダイビング・フットスタンプで完勝しており、それをさらに下回るタイムで“成長の差"を見せつける構えを示した。

 清宮も「拳王さんが『グリーンボーイ』だと思っているようなら、絶対に負けない」と油断は好都合とばかりに言い切り、「僕は口というよりはお客さんに試合で分かってもらう」と“番狂わせ"に自信をのぞかせた。

 昨年末に後楽園ホールの動員が好転し、新世代中心の上昇気流が生まれつつある方舟マット。浮沈を占う重要局面となる年初大会で“脱・丸藤&杉浦"“武道館再到達"を掲げた新王者・拳王に、さらに“下"の世代のホープ清宮が挑む構図。新世代による新価値観創造という至上命題を背負ったノア勝負の1年間が、間もなく始まる。


【調印式におけるコメント】

――決戦直前の心境を

▼清宮「明日は必ず俺が勝ちますので、後楽園ホールに皆さん来てください」

▼拳王「プロレスリング・ノアを創った三沢さん。三沢さんに関わりのない人間が初めてチャンピオンになり、そして三沢さんに関わりのない人間が挑戦者としてくる。三沢さんと関わったことが無い人間同士による初めてのタイトルマッチ。テメーらが想像もつかないようなスゲー試合をする。こんなデビュー3年足らずのグリーンボーイに俺が負けるわけがない。俺が必ず防衛して、さらに上を目指していく」

――海外遠征で清宮選手はどれほどパワーアップしたと実感している?

▼清宮「このベルトに挑戦するに値するだけの練習と試合を毎日重ねてきたので、もちろん獲る自信があっての挑戦です。まず体重も力も違う。何よりハングリー精神を養えたので負けることはないと思います。半年前の僕とは完全に違うんで、拳王さんが『グリーンボーイ』だと思っているようなら、絶対に負けないです」

――清宮選手は『半年前とは別人』と主張しているが?

▼拳王「(12・22)後楽園のリング上でも言った通り、今いるノアの中途半端なレスラーよりコイツの目は本物だった。でも俺はヘビー転向1年でこのベルトを手にしたんだぞ? 俺の気持ちのほうがさらにつえーんだ。テメーに負けるワケがねえだろ。このグリーンボーイが!」

――拳王選手もこの半年間で飛躍的に存在感を増したが、この半年間での“成長具合"でも負けていない?

▼拳王「半年前、福島での壮行試合でコイツと戦った。そこから半年。コイツも成長したのかもしれない。でも俺のほうが険しい道のりを歩んできたんだ。福島での壮行試合、10分そこそこだったろ? だからもっと短いタイムでコイツを叩きつぶしてやる」

――…と通告されたが?

▼清宮「それだと海外に行った意味が無いので。試合でお客さんに分かってもらうしかないので、僕は口というよりはお客さんに試合で分かってもらって、拳王さんにも成長というのを見てもらいたいと思います」

――となると、今まで日本では見せたことがない技や動きを持っている?

▼清宮「そうですね。フィニッシュに向けていろいろと策を練っているので、当日披露したいと思います」

――ノアが生まれ変われるかどうかの1年、そのスタートダッシュを占う重要な大会になるが、GHC王者として今年改めてどうノアを導いていく?

▼拳王「ずっと言ってきたけど、俺には夢があるんだよ。その夢に向かって一歩一歩、進んでいくだけだよ。俺がこのベルトを持ってる。ノアの顔だろ? 俺は必ず夢に向かって一歩一歩、歩んでいく」

――清宮選手は“三沢さんに関わりの無い選手同士によるGHC戦"について?

▼清宮「僕は三沢さんに憧れてノアに入ったというのはあるんですけど、今の状況からして、拳王さんが言うように世代は完全に入れ替わってると思うので、新しい戦いは見せたいと思ってます。ただ、過去があって今があるとも僕は思っているので、そういう部分も試合でしっかり見せていきたいと思います」

――“GHC王者・拳王"の印象は?

▼清宮「僕が海外行く前、拳王さんは『俺がトップになる』と言っていて、その通りにチャンピオンになったので凄く尊敬はしています。ただ、僕はそれ以上に海外に行って成長していると思うので、“成長"という部分でも拳王さんに負けるつもりはまったくないです」


【NOAH】1/6(土)東京・後楽園ホール『Navig. For The Future 2018』17:15開場、18:00開始

▼シングルマッチ
宮脇純太
vs
小川良成

▼6人タッグマッチ
コーディ・ホール
宮本裕向
長井満也
vs
齋藤彰俊
クワイエット・ストーム
モハメド ヨネ

▼10人タッグマッチ
諸橋晴也
田中稔
熊野準
大原はじめ
Hi69
vs
LEONA
YO-HEY
HAYATA
タダスケ
原田大輔

▼シングルマッチ
ジェイ・ブラッドリー
vs
杉浦貴

▼タッグマッチ
マサ北宮
中嶋勝彦
vs
小峠篤司
潮崎豪

▼シングルマッチ
マイバッハ谷口
vs
丸藤正道

▼X-Division選手権試合
[挑戦者]
アンドリュー・エベレッタ
(1/60)
石森太二
[第84代王者]
※石森3度目の防衛戦

▼GHCヘビー級選手権試合
[挑戦者]
清宮海斗
(1/60)
拳王
[第30代選手権者]
※拳王初防衛戦

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