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1/10【全日本】秋山がアジアタッグ王者・野村&青柳に連続挑戦、パートナーは永田! 2・3横浜文体

 全日本は10日、2・3横浜文化体育館大会の追加カードを発表。アジアタッグ選手権試合「野村直矢&青柳優馬vs秋山準&永田裕志」が新たに決まった。

 1・6名古屋大会で秋山は大森隆男との25周年タッグでアジアタッグに挑戦し敗退。これで昨年暮れの最強タッグ公式戦に続き、野村&青柳に2連敗を喫する形となった。

 だが、王者組の発言が秋山に火をつけた。「僕ら2連勝したんで立場逆転ってわけじゃないけど、僕らが第一線でいって、秋山さん、大森さんには退いていただく。で、僕らが全日本プロレスという団体を引っ張っていく」(野村)、「秋山さん、大森さんにはゆっくりしていただいて、僕らがそろそろトップ戦線で全日本プロレスをプロレス界で上に持っていけるように頑張っていきたい」(青柳)と頼もしい言葉を口にした二人に対し、秋山は再挑戦を決意した。

 だが、パートナーの大森は首の負傷により欠場が決定。パートナー不在の中、秋山が白羽の矢を立てたのは団体の枠を超えた同志・永田だった。年齢は永田が1歳上になるが、ともに92年秋デビューの同期。2001年10月の新日本・東京ドーム大会で初合体を果たして以来、双方のデビュー20周年記念試合など節目でタッグを組んできた。そして今回、二人で組んでのベルト挑戦は初めてだ。

 永田を選んだところに秋山のアジアタッグ獲りへの本気度を物語る。が、それ以上に「たぶん彼らそんな試練という試練がなかったと思うので、ここは思い切り試練を与えてやろう」との思いが強い。確かに最強タッグ公式戦、アジアタッグ戦と野村&青柳に2連敗を喫したが、内容的にはいずれも秋山&大森が圧倒。秋山は「勝負もそうだけど試合も全部支配しないといけないんだ。お前らそれができない。チャンピオンはそういうもんだよ。試合も全部支配しないといけないんだよ。それで初めてチャンピオンだよ。試合支配されて勝負勝ちました? そんなのチャンピオンじゃない」と投げかけ、野村と青柳に王者らしさを求めた。

 5度目の防衛戦となる野村と青柳は史上最強のチャレンジャーを迎え撃つといっていい。もちろん秋山&永田の挑戦に異論はなく、「永田選手だったら僕、年末のLION'S GATEでシングルマッチ負けてるんで、そのお礼もかねてその挑戦受けたい」(青柳)、「永田選手はおいしい獲物ととらえて、全然挑戦受けて立ちたい」(野村)と口を揃えた。秋山から厳しい言葉を投げかけられたが、二人が見据えるのは「しっかりとそれまでに二人で策を練って内容、結果どちらも勝てるように」(野村)と完全勝利。ともにこの一戦での秋山超えを描いた。

☆2/3(土)神奈川・横浜文化体育館『2018 YOKOHAMA TWILIGHT BLUES SPECIAL』17:00開始

▼アジアタッグ選手権試合
[挑戦者組]
永田裕志
秋山準
(1/60)
青柳優馬
野村直矢
[第103代王者組]
※野村&青柳5度目の防衛戦

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者組]
ヨシタツ
宮原健斗
(1/60)
石川修司
諏訪魔
[第79代王者組]
※諏訪魔&石川初防衛戦

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
青木篤志
(1/60)
TAJIRI
[第46代王者]
※TAJIRI4度目の防衛戦

▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者]
KAI
(1/60)
ジョー・ドーリング
[第59代王者]
※ジョー3度目の防衛戦


【会見の模様】
▼秋山「アジア負けて、自分自身、まだまだアジアタッグに挑戦して獲りたいという気持ちがあるんで、今日ちょっと僕から青柳&野村に直訴というのも何だけどやらせてもらいたいということで、チャンピオンを呼ばせてもらってます」

※野村&青柳が会見場に登場

▼秋山「僕はチャレンジャーなので、チャンピオンチームにお願いということで、もう一回アジア挑戦させてもらいたいと思ってます」

▼青柳「誰の挑戦でも受けて立つつもりです、が…」

▼秋山「わかってる、わかってる。タッグだから。大森が欠場となって今。でも俺もちゃんとそれはわかってる。久しぶりにな俺の盟友に話をしたら快く俺のパートナーになってくれると。新日本さんもOKということで、俺と永田裕志でいかせてもらうから。文句ある?」

▼青柳「いえ。そんな何も文句ないです。永田選手だったら僕、年末のLION'S GATEでシングルマッチ負けてるんで、そのお礼もかねてその挑戦受けたいと思います」

▼秋山「野村もOKか?」

▼野村「永田選手はおいしい獲物ととらえて、全然挑戦受けて立ちたいと思います」

▼秋山「これでチャンピオンもOK。ドリーさんに確認とればそれで済むと思います。俺と永田裕志が組んでアジアいくっていうことでドリーさんも文句ないと思うので。2月3日…」

▼青柳「文体でやりましょう」

――永田とはこれまで何度もタッグを組んでいるがベルト挑戦は初めてでは?

▼秋山「ないですね。今、僕らのやることは、その時はチャレンジということもあったけど、今回ももちろんチャレンジだけど、お互いに何をプロレス界で残せるか。いい形のものを残していきたいなと思ってます」

――永田をパートナーに選んだのは野村&青柳に対する試練の意味合いもあるのでは?

▼秋山「たぶん彼らそんな試練という試練がなかったと思うので、ここは思い切り試練を与えてやろうと思います。試練があったといわれればそうかもしれないけど、ちょっと違うよというのをみせないといけないなと思います。あとは彼らにたっぷり聞いてやってください」

――今までの挑戦者の中でも最強の挑戦者組になると思うが?

▼野村「新日本プロレスの永田選手と秋山さん、この二人に勝てば一気に格も上がると思うんで、一気にのし上がるチャンスなんで絶対負けられないです。絶対勝ちます」

▼青柳「まさか挑戦者から試練をもらうとは思ってなかったですけど、ここはその試練を乗り越えて、このアジアの価値と僕らのタッグチームの価値を上げたいと思います。あとはこの挑戦、僕らが退けた場合は僕らが代わって全日本プロレスを盛り上げたいと思いますので、秋山さんにはごゆっくりしていただきたいと思ってます」

▼秋山「口で言うのは簡単だけど、勝負もそうだけど試合も全部支配しないといけないんだ。お前らそれができない。(青柳に向かって)腕組むな。偉そうにするな。まだまだ早いよ。全部乗り越えて全て。チャンピオンはそういうもんだよ。試合も全部支配しないといけないんだよ。それで初めてチャンピオンだよ。試合支配されて勝負勝ちました? そんなのチャンピオンじゃない。全部だよ、全部。全てお前らが俺を乗り越えたとき、お前ら真のチャンピオンだよ。それが今回は永田裕志だよ。両方ともめんどくさいぞ。しっかり考えてこいよ」

――やはりこの一戦で秋山選手を倒す必要がありそうだが?

▼青柳「はい、秋山さんを止めます」

▼野村「もちろん秋山さんを止めて、防衛します」

――秋山選手の厳しい言葉を受けて?

▼野村「2月の文体でしっかりとそれまでに二人で策を練って内容、結果どちらも勝てるように」

▼秋山「それ含め試練ですよ。内容も勝たなきゃいけないというのも彼らにとって試練ですよ。非常に難しいところ。それは別に彼らだけじゃなくて、俺と永田裕志が組んだら誰がどうやったって難しいチームだと思うんですよ。それに打ち勝って初めてチャンピオン、初めてこれから全日本を支えていってもらえる人間になると思うんで。それに負けるようじゃまだまだってことですよ。全てね。この前みたいに試合をリードされてたけど最後勝ちましたじゃない。全部勝たないといけない。そうなったら俺も何も言わないだろうし。でもまだまだだと思うから俺はここにいる。そうやって何も言わせないように、ゆっくりして下さいというなら、全部上回れるようにしっかり練ってこい」

▼青柳「今回はチャンピオンとして迎え撃ちますが、試練という意味では挑戦者としてもそういう気持ちを持って戦いたいなと思います。試練を乗り越えるために、真のチャンピオンになるために、この防衛戦戦い抜いて最後は僕らがキッチリ勝ちたいと思います」

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