プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/10【全日本】KAIが地元・横浜での三冠初挑戦・初戴冠へ「自分を信じる」、同期SANADAのIWGP初挑戦にも刺激

 2・3横浜文体で三冠ヘビー級選手権試合を争う王者・ジョードーリング、挑戦者・KAIが10日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。古巣・全日本参戦からちょうど1年で三冠ベルト初挑戦を地元・横浜で果たすKAIは、同期・SANADAのIWGP王座初挑戦にも刺激を受けつつ、「担いで自分のメテオインパクトで落とせさえすれば3つ獲れる自信がある」とジョー攻略による初挑戦・初戴冠に自信をみせた。

 1・2後楽園大会で王者・ジョーがゼウスを退け、三冠ベルト初防衛に成功後、KAIがリングに上がり挑戦をアピール。古巣・全日マットへのフリー参戦からちょうど1年で至宝ベルトへの初挑戦を決めた。

 1年前の1・2後楽園大会での参戦表明時に目標として掲げた三冠初挑戦がついに実現する。しかも王者はかつて全日本道場で寝食をともにし、トレーニングを積んだ間柄のジョー。あらゆる要素に“運命"を感じるKAIは、「チャンピオンは見るからに大きくて強いじゃないですか。でもそれがアダになるっていうのが証明できた。担いで自分のメテオインパクトで落とせさえすれば3つ獲れる自信がある」と断言。「自分を信じて、自分だけを信じることが大切だと思うんで、必殺のメテオインパクトを決めて勝って、自分の地元である横浜に錦を飾りたい」と初挑戦・初戴冠を見据えた。

 今回、三冠ベルト初挑戦となるKAIだが、奇しくも同期・SANADAも新日本2・10大阪大会でIWGPヘビー級王座初挑戦(王者はオカダ・カズチカ)を果たす。全日本、WRESTLE-1で出世争いを繰り広げたSANADAの存在を意識しないはずがない。会見でSANADAのIWGP初挑戦を初めて知ったKAIは「状況は違えど、自分の中ではある意味、ライバルとの戦いでもあるかなって今、言われて思いました」と対抗意識をのぞかせつつ、刺激を受けていた。

【会見の模様】
▼KAI「フリーのKAIです。まずはこの三冠挑戦を正式決定していただいたPWF、全日本プロレス、そして三冠王者のジョーさんに感謝したいと思います。私ごとですがフリーになって1年経ちまして、今こうして戦えるリングがあって、このような状況にいれることを本当に幸せに思いますし、感謝します。去年の1月2日、後楽園ホールで全日本プロレスさんに参戦させていただく際に、リング上で『目標は三冠を巻くこと』というふうに言ったんですけど、昨年はそれがかなうことができず、三冠の戦いにも入ることができなかったので。奇しくも今年の1月2日、同じ日に去年もっていた思いをかなえたいと思い、三冠戦のあとに行動を起こして挑戦を表明しました。奇しくも現三冠王者が10年前ぐらいですかね。今会見場なんですけど、ここがリビングだったんですけど、そこで同じ釜の飯を食べたジョーさんというのもありますし、ガンと戦って、ちょうどカムバックしたのが自分がまた全日本プロレスさんに上がらせていただいた、表明をさせていただいた日。凄く運命を感じるんですけど。そんな三冠王者であるジョーさんは誰が見ても強いし、ガンに勝った男なんで、2月3日の横浜文体は凄くタフな試合になるとは思いますが、自分を信じて、自分だけを信じることが大切だと思うんで、必殺のメテオインパクトを決めて勝って、自分の地元である横浜に錦を飾りたいと思います」

▼ジョー「KAIは非常に素晴らしい選手だ。このベルトを守っていく中で必ず戦わなければいけない選手だと思っていた。彼は素晴らしい選手だが、俺からこのベルトを獲るためにはベスト中のベストを尽くさないと獲れないだろう。なぜならこれは俺にとって最高峰、至宝であるからだ」

――この道場で寝食をともにし、トレーニングをしてきたKAI選手が挑戦者となるが?

▼ジョー「当時、ここに住んでいた選手たちが今プロレス界でトップになっている。そして俺たちはここで一緒に暮らしてたくさんの思い出がある。その中で俺とKAIで三冠戦をやれるというのは非常にうれしいことだ。ここで育った人間が日本でトップレベルにいる。俺たちもそれをみせる」

――同期のSANADAが新日本2・10大阪大会でIWGP王座初挑戦を決めたが意識する?

▼KAI「刺激になりますね。凄いタイミングですね。知らなかった…。状況は違えど、自分の中ではある意味、ライバルとの戦いでもあるかなって今、言われて思いました。面白いですね」

――地元・横浜が舞台だが?

▼KAI「自分自身も振り返ればファンの時も見ていた会場ですし、いろんな思い出…いい思い出も悪い思い出もあるんですけど、キャリア10年を超えて、地元でこうしてかつて所属していた団体の至宝である三冠ベルトに挑戦できるっていうのは運命感じますし、ありがたいことですね。だからこそ、獲りたいですよね。状況が状況もありますし」

――ジョー選手は横浜でKAI選手を退ければ、その先にさいたま、チャンピオン・カーニバルと三冠王者としてさらなるビッグマッチを控えるが?

▼ジョー「誰が相手だろうが、どういう大会であろうが、どんなビッグマッチであろうが、俺はこれを守り抜くだけだ。偉大な選手がこようが俺が勝って偉大な選手になる。なぜなら俺はベストだからだ。ビッグマッチになればなるほど凄い人間に駆り立ててくれる」

――勝負のポイントは?

▼KAI「この間も後楽園ホールでみましたよ。チャンピオンは見るからに大きくて強いじゃないですか。でもそれがアダになるっていうのが証明できた。担いで自分のメテオインパクトで落とせさえすれば3つ獲れる自信があるんで。過信じゃないです。自分を信じる自信です。それがあるんで。こういう三冠ベルトをかけて戦う相手として、やっぱり強い相手を倒してこそ。プロレスってそうじゃないですか。だからこそ楽しみですけどね。当日までジョーさんも凄くコンディション上げてくると思うんで、自分もそれに負けないようにコンディション上げていきたいと思います」

▼ジョー「もちろん自分の必殺技で相手を倒すことを考えないといけない。タイトルマッチはそんな簡単なもんじゃないし、お前にチャンスはない。俺も自分のことを信じているから。そこは気をつけた方がいいよ」

※写真撮影後、向き合い

▼KAI「(英語で)俺はこのベルトがほしい。俺はそれをいただく。俺のホームタウンでだ」

▼ジョー「シー・ユー・ヨコハマ(と握手)」

▼KAI「イエス、マイ・ホームタウン」

プロ格 情報局