プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/2【全日本】永田が同志・秋山とのアジアタッグ獲りに自信満々「歴史の1ページになるような大仕事を」 2・3横浜文体4大タイトルマッチ直前公開会見

 2・3横浜文化体育館大会『2018 YOKOHAMA TWILIGHT BLUES SPECIAL』の4大タイトルマッチへ向けた直前公開会見が2日、神奈川・横浜港大桟橋国際客船ターミナル出入国ロビー特設会場で行われ、秋山準と組んでアジアタッグ王座決定戦に臨む永田裕志が「明日の横浜大会、皆様は大きな歴史の1ページを見ることになります。明日の横浜大会ではその大きな1ページになるような大仕事をしたい」と最古のベルト戴冠に自信をのぞかせた。

 全日本の2018年初のビッグマッチとなる2・3横浜文体は三冠ヘビー級、世界タッグ、アジアタッグ、世界ジュニアヘビー級の4大タイトルマッチを主軸に開催される。大会が前日に迫ったこの日、4大タイトルマッチ出場選手が出席(ジョー・ドーリングのみ欠席)し、意気込みを語った。

 注目されるのは秋山と組んで野村直矢&崔領二とのアジアタッグ王座決定戦に臨む新日本・永田。当初は第103代王者組・野村&青柳優馬に挑戦する予定だったが、青柳の負傷欠場に伴い、第104代王者組決定戦に変更となった。

 92年9月デビューの“同期"である秋山とは2001年10月、新日本・東京ドーム大会で初タッグを結成(vs武藤敬司&馳浩)。以来、互いの記念試合など節目で同じコーナーに並び立ってきたが、二人でベルト獲りに挑むのは初めて。初タッグ結成前には2001年3月のZERO-ONE(現・ZERO1)旗揚げ戦でタッグ対決を果たして初遭遇。新日本vsノアを初めて実現させ、当時のプロレス界の歴史を動かした一戦となった。「かつて我々新日本プロレスと全日本プロレス、プロレスリング・ノアが交わることがまずありえない状況だったんですよ。そういう大きな壁を切り崩したのが僕と秋山準選手」と当時を振り返った永田にとって、秋山の存在は「間違いなく僕のプロレス人生において本当に大きな存在であることは変わりません」と思い入れが強い存在だ。

 アジアタッグ王座獲りに挑むのは2001年6月、真壁伸也(現・刀義)と組んで垣原賢人&長井満也組と第69代王者決定戦を争って以来、実に18年ぶりとなる。団体の垣根を越えた同志・秋山と狙いにいくチャンスが巡ってきて、「必ず勝利して、またファンの皆様に違った新たな全日本プロレスの景色をお見せしたい」と最古のベルト初戴冠を誓った永田は、「明日の横浜大会、皆様は大きな歴史の1ページを見ることになります。明日の横浜大会ではその大きな1ページになるような大仕事をしたい」と気合を入れた。

 今回、欠場となった青柳とはLION'S GATEで対戦しているが、野村とはこれが初対決。「今、全日本プロレスが本当に外から見ていて非常に盛り上がっているのは若い選手の台頭」と評した永田だが、この会見で初めて顔を合わせた野村の発言に対する評価は「今、初めて野村選手とこういう場で話を聞いたり様子をみてますけど、残念ながら若いなと。それはいいことなんだろうけど、この舞台でどっちがチャンピオンかわからないような発言をしているようじゃちょっと厳しいかなと」と手厳しい。「若い選手を思い切り踏みつけて、踏み潰して、弾き返すのは得意中の得意」と豪語した永田は、「この場では残念ながら我々の勝ちかなと。明日はそう簡単に楽な勝利を収めないように、彼らに頑張ってほしい」と皮肉たっぷりに塩を送る余裕もみせた。

※その他コメントなどは後ほど掲載します

【アジアタッグ会見の模様】
▼野村「明日の横浜文体では自分と崔選手が必ずこのアジアタッグのベルトを獲ります。そして自分は欠場した青柳の分も持って必ず勝ってこのアジアタッグのベルトを獲ります」

▼崔「もともと青柳選手がここに立ってる予定だったと思うんですが、ケガのため僕になりました。しかし崔&野村組、このチームが必ず歴史に名を残せるようなチームになると僕は信じてます。明日、死ぬ気でこのベルトを獲りにいきます。応援よろしくお願いします」

▼秋山「今日は足元の悪い中、ありがとうございます。当初、青柳がチャンピオンとして僕らが挑戦ということになっていましたが、ケガのため。でも、それも彼の一つの試練だと思います。崔選手になりましたけど、やることは一つです。横にいる永田裕志選手とアジアのこのベルトに名を刻みたい。久しぶりに永田裕志とこうやって並んで興奮しております。明日は絶対勝ちます。よろしくお願いします」

▼永田「新日本プロレス・永田裕志です。6年半ぶりの全日本プロレス参戦、秋山準社長に導かれてやってきました。6年半ぶりといっても以前の全日本プロレスとはガラッと選手たちも変わってしまい、出された対戦相手が若い選手たち。若い選手を思い切り踏みつけて、踏み潰して、弾き返すのは得意中の得意なので、明日が非常に楽しみです。必ず勝利して、またファンの皆様に違った新たな全日本プロレスの景色をお見せしたいと思います」

――二人で組んでベルトを狙うのは初めてだが、秋山、永田両選手はお互いをどのような存在だと思っている?

▼秋山「僕が今こうやって25年やってきた中でやっぱりキーとなる選手は、何人かはいるんですけど、確実に永田選手はそのうちの一人で、こうやって横にいると昔のことも思い出しますし。ただ、これからまた前をみていかないといけないので、僕は全日本を率いていますし。野村が横にいますけど、これから光り輝く彼らの未来のためにもまだまだ押さえつけないといけないところもあると思うんで、その点では横にいる永田裕志選手は最もそれに適した選手だと。なのでお願いしました。彼が頑張ってると思うと、僕もよしと思うし。僕にとってはそういう存在です」

▼永田「今のファンの方はなかなかご存じないかもしれませんが、かつて我々新日本プロレスと全日本プロレス、プロレスリング・ノアが交わることがまずありえない状況だったんですよ。そういう大きな壁を切り崩したのが僕と秋山準選手でした。間違いなく僕のプロレス人生において本当に大きな存在であることは変わりません。タイトルマッチという形で組むのは本当に初めて。って言っても我々が純粋なタッグを組むのが今回が4回目じゃないですかね。たぶんそうですね」

▼秋山「よく覚えてる」

▼永田「というわけで明日の横浜大会、皆様は大きな歴史の1ページを見ることになります。明日の横浜大会ではその大きな1ページになるような大仕事をしたいと思ってます」

――アジアタッグには真壁選手と組んで挑戦経験があるが、永田選手にとってどんなベルト?

▼永田「子供の頃から見てました。本当に歴史がある、日本プロレスからあったベルトだという。そういうチャンピオンベルトは今なかなかないので。そこにまさかまた絡めるとは思いませんでしたしね。確か真壁と組んで挑戦したのは16年前だったですかね。あの時、今もうやめてしまったかつての東スポの記者に『弟はアジアチャンピオンだけど、兄貴はアジアタッグ失敗だ』と散々からかわれたので、そのリベンジもかけて頑張りたいですね」

――青柳選手の分も背負うということは、秋山選手を超える気持ちが大きい?

▼野村「もちろんそうですね。青柳がタイトルマッチ前にケガして欠場してしまったっていうことは本人が一番悔しいと思うんで、その分も僕が背負って、明日、秋山さんを超えたいと思います」

――アジアタッグに名乗りを上げた一番の動機は?

▼崔「僕が最後に対戦をして、その時に青柳選手がケガをしたということじゃないんですね。実は僕がまだ20歳の頃ですね。19の頃からずっとオランダの方でプロの格闘技の試合をやっていた時のことですね。当時、自分の師匠だったジェラルド・ゴルドーからこんなことを言われました。『俺の知り合いの橋本真也っていう人間が日本で自分の団体を旗揚げするから、興味があったらそこに修行に行かせてもらえ』と。そんなことを言われて、僕は旗揚げ戦をテレビで見たことを凄く覚えています。そしてそのリングには秋山さんと永田さんがいました。何回も何回も映像をみて、どんな攻撃をどの場面でしたか、全部記憶するぐらい頭に残っています。ホント衝撃的な大会で衝撃的な試合だったと思います。で、そのお二人が今こうして第一線で活躍されていて、めぐり巡って僕がその二人の前にチャンピオンベルトをかけて決定戦をさせてもらえるということになって、僕は本当に正直、ここしかないと思ってました。青柳選手が欠場になって何となく繰り上がったとか、僕はそんな気持ちで来たわけじゃないです。決まったんだったら僕は全日本でナンバー1の素質を持っているとずっと前から言ってきた野村選手とこうして組ませてもらえるなら、もう何もいりません。これ以上のものはありません。全力で明日ぶつかって歴史に名を残したい。僕はホントそう思ってます」

――相手が変更にはなったが、全日本の未来である野村選手と対戦することについては?

▼永田「今、全日本プロレスが本当に外から見ていて非常に盛り上がっているのは若い選手の台頭だと思いました。そういう意味で青柳選手は残念だったけどね。今、初めて野村選手とこういう場で話を聞いたり様子をみてますけど、残念ながら若いなと。それはいいことなんだろうけど、この舞台でどっちがチャンピオンかわからないような発言をしているようじゃちょっと厳しいかなと。この場では残念ながら我々の勝ちかなと。明日はそう簡単に楽な勝利を収めないように、彼らに頑張ってほしいなと。率直な感想は今そういうところです」

プロ格 情報局