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2/5【全日本】「自分が持つことによって何か変わらないといけない」 世界ジュニア新王者・青木がJr.リーグ制覇へ近藤警戒

 2・3横浜文体大会で世界ジュニアヘビー級王座3度目の戴冠を果たした青木篤志が5日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「自分が持つことによって何か変わらないといけないし、本当に重大」と全日ジュニア活性化にかける覚悟を口にした青木は、まず今月13日開幕のジュニアリーグ戦制覇を自らに課し、初戦激突する近藤修司を警戒した。

 TAJIRIとの熱戦を制した青木は2016年6月に第39代王者から陥落以来、1年7ヶ月ぶり3度目となる世界ジュニア戴冠を果たした。みたび全日ジュニアの頂点に君臨。そして新ベルトを初めて手にし、「今まで見てたのと実際に手にするのは違うので、いい意味で新鮮な気持ち」と感想を話した。

 ジュニアの至宝を手にしたことで、青木は今まで以上に全日ジュニアの活性化への思いを強くしている。そのために2・3横浜文体の試合後にはジュニア勢をリングに呼び込み、13日開幕の『Jr.BATTLE OF GLORY』にかける覚悟を問いかけた。「責任は持たないといけないと思うし、自分が持つことによって何か変わらないといけないし、本当に重大」と気を引き締めた青木は、「より中の人間に対してはハッパをかけていきたいと思うし、それが今後のジュニアヘビーの活性化につながると思うので、そこを重点にやっていきたい」との構え。もちろん、それ以上に自分にプレッシャーをかけて全日ジュニアに全精力を注ぐつもりでいる。

 その第一歩として2・13後楽園大会でジュニアリーグ戦が開幕する。王者として出場する青木は「今、世界ジュニア持ってるので、自分が一番強いはずなんでね。それを証明するために」ともちろん優勝を見据えている。中でも初戦で当たる近藤修司とは注目の一戦だ。かつて近藤が全日本所属時代に何度も対戦し、強敵であることは十分承知の上。「実力のある選手ですから、一発目に当たるというのはね。そこをどうしていくか、しっかり切り崩さなければいけない」と警戒しつつ、「いい意味で一発目にしっかり勝っていけば、一気に優勝に近づくと思うんで。とにかく気は抜かず全力で全試合でいきたい」と気を引き締めていた。

【会見の模様】
▼青木「2月3日、何とか無事にというか、世界ジュニアのベルトを久々に巻くことができました。応援していただいた皆様、ありがとうございます」

――ベルトは新しくなったが久々に世界ジュニアを巻いた心境は?

▼青木「正直言うとベルトが新しくなってこうやって自分の手元にあるのが初めてなんで、受け取った瞬間は何かちょっと新鮮な感じでした。前のイメージがどうしても強いので、新しいベルトを獲った瞬間にホントに変わったんだなっていう、それは実感しました。だから気持ち的にじゃあ、もう一度というのも強かったですし、今まで見てたのと実際に手にするのは違うので、いい意味で新鮮な気持ちで今ベルトを持ってます」

――やはり王者として全日ジュニアを盛り上げていく責任感があると思うが?

▼青木「所属っていったらあれですけど、全日本プロレスの選手としては久々にベルトを持ってる人間なので、やっぱり責任は持たないといけないと思うし、自分が持つことによって何か変わらないといけないし、本当に重大だなというのは思ってます。今まで所属外の人が持っていて、やっぱり所属外の人が持ってる状況とは違うと思います。なので、より中の人間に対してはハッパをかけていきたいと思うし、それが今後のジュニアヘビーの活性化につながると思うので、そこを重点にやっていきたいと思います」

――王者になってすぐジュニアリーグ戦が始まるが?

▼青木「今に始まったことじゃなくて、ずっと前から言ってますけど、僕は選手権とリーグ戦は別物というか、別のタイトルだと思っているので。今、世界ジュニア持ってるので、自分が一番強いはずなんでね。それを証明するためにリーグ戦優勝して、選手権は選手権でその中で何か生まれたらいいなと思ってます」

――2・3横浜文体で青木選手の呼びかけで選手が集まり,岩本が主張していたが、リーグ戦を盛り上げようという機運は感じた?

▼青木「そうですね。たぶんあの言葉でみんな何かしらの反応があるだろうし、それで何も感じないような人だったらリーグ戦をやっていても何も光らないだろうし。せっかくリーグ戦というものがあるのであれば、自分たちが輝くものですから、僕一人が頑張ったってリーグ戦は盛り上がらないし、全員で仲良く盛り上げていこうというんじゃなくて、一人ひとりの気持ちが強くないとリーグ戦なんて面白くも何ともならないから。結局、誰が優勝したの? それだけで終わっちゃうリーグ戦なんか楽しいと思わないから。そういう気持ちとか、何かここにかけるものをもう一度、みんなに持ってきてほしくてああいうふうに言いました。やっぱりコメントで僕が裏の方で言うのと、実際会場の中でファンの方々がいる前で言うのとではプレッシャーのかかり方も違うと思ったので、ああいう形でね。本来だったらわざわざ呼び込む必要もないのかなと思いますけど、でもああやって呼び込んで自分にも他の選手にもプレッシャーかけてやっていった方がいいなと思いましてやりました」

――リーグ戦の中で気になる選手は?

▼青木「それはやっぱ初戦ですよね。近藤修司選手。過去に自分が全日本プロレスに上がり始めた時、アジアタッグなり何なりで当たったこともありますし、過去にはシングルでも当たったことありますし、実力のある選手ですから、一発目に当たるというのはね。そこをどうしていくか、しっかり切り崩さなければいけないし。ベルトを持ってるんで余計にプレッシャーを感じてやらないといけないし。いい意味で一発目にしっかり勝っていけば、一気に優勝に近づくと思うんで。とにかく気は抜かず全力で全試合でいきたいと思ってます」

――ベルトを獲ったことでマスクと決別する気持ちは?

▼青木「ないですよ、別に。あれだって試合中に破こうとしたのか剥がそうとしたのかわからないけど、ズレちゃってるしあれだから取っただけで。別にあれを取ってこのままずっとといっても正体わかってるから別にいいでしょ。まだわかんないですよ、どうするか。それはやっぱり試合見てもらわないと。そこが一番」

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