2/28【WWE】WMでの中邑の相手、さらに混とん シナも加わり『ファストレーン』でのWWE王座戦は6WAYに
『レッスルマニア34』(4月8日、米ルイジアナ州ニューオーリンズ)で中邑真輔が挑戦するWWE王者が誰になるのか、状況はさらに混とんとしてきた。
ロイヤルランブルを制してレッスルマニアでのWWE王座挑戦を確定させている中邑。中邑自身は現王者AJスタイルズを逆指名しているが、一方のAJは、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、バロン・コービン、ドルフ・ジグラーの4人にベルトを狙われ、レッスルマニア前最後のPPV(ペイ・パー・ビュー)大会となる『ファストレーン』(3月11日、米オハイオ州コロンバス)では5WAY戦による防衛戦に臨まねばならぬ状況にまで追い込まれている。
中邑が挑戦する“王者"が誰になるのか…に注目が集まる状況だが、ここに来て状況はさらに混とんとしてきた。レッスルマニア出場に執念をみせているジョン・シナが、今度は祭典出場を確定させている中邑に狙いをつけ、現地時間27日に米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されたスマックダウンに現れた。
エリミネーション・チェンバー戦に敗れてレッスルマニアでのユニバーサル王座挑戦を逃したシナだが、前夜のRAWではレッスルマニアでのアンダーテイカー戦をアピール。さらに「レッスルマニアに出場するためなら何でもする」とこの日のスマックダウン冒頭にも現れ、「スマックダウンでレッスルマニア出場が決まっているのはただひとり、中邑真輔だけだ。俺はレッスルマニアに出場するためにファストレーンのフェイタル5ウェイWWE王座戦に出場したい」と主張し、現れたダニエル・ブライアンGMは今宵のAJスタイルズ戦に勝利することを条件に王座戦参加を認めた。
一方の中邑はエイデン・イングリッシュと対戦。セコンドに就いたルセフの介入に苦しみつつも、必殺のキンシャサで快勝。中邑がリングを降りたところで次の試合を控えるシナが現れ、中邑とともに会場内に吊るされたレッスルマニアサインを指差した。
そのままシナはメインでAJとノンタイトル戦で激突。スタイルズがスタイルズ・クラッシュ、フェノメナル・フォアアームを決めれば、シナがSTF、アティテュード・アジャストメントで応戦する熱戦となったものAJのカーフ・クラッシャーをしのいだシナがこの試合4発目のアティテュード・アジャストメントを豪快に決めて3カウントを奪取。WWE挑戦権を手に入れ、『ファストレーン』でのWWE王座戦は“6パックチャレンジ"と銘打たれた6WAY戦となることが決まった。
試合後には王座を争うケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、バロン・コービン、ドルフ・ジグラーがなだれ込んでシナと乱闘を展開。“6人"にまで可能性が広がったレッスルマニアでのWWE王者。果たして中邑の前に立つ王者は誰になるのか。PPV大会『ファストレーン』は日本時間3月12日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。
