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4/2【新日本】5・4博多でV12戦決定 オカダが棚橋酷評、最多防衛記録更新を確信

 4・1両国大会でザック・セイバーJr.Jr.を退け、IWGPヘビー級王座最多防衛タイ記録V11を成し遂げたオカダ・カズチカが一夜明けた2日、東京・目黒の新日本事務所で会見。5・4博多大会で最多記録更新がかかった棚橋弘至とのV12戦が決まり、挑戦者を酷評したうえで「棚橋弘至V12阻止することはできません」と断言した。

 前夜の両国大会でオカダは豊富なバリエーションを誇るザックの関節技に苦しめられながらも、最後はレインメーカーで34分58秒の熱戦を制してIWGP王座11度目の防衛を飾った。同時に第56代王者・棚橋と最多防衛タイ記録に並び、試合後にはその棚橋が挑戦を表明。5・4博多大会で記録更新がかかったV12戦が決まった。

 両者はこれまでIWGPベルトをかけて何度も激闘を繰り広げてきた。オカダがIWGP初戴冠を果たし、棚橋の防衛記録をV11で止めた2012年2月の“レインメーカーショック"は新日本の歴史を動かした。そしてIWGP戦での対決はオカダが勝利した2016年1・4東京ドーム大会以来2年4ヶ月ぶり。今度は棚橋がオカダの記録更新に待ったをかけるべく立ちはだかることになる。

 棚橋は「世界中探しても次の挑戦者、俺しかいねえじゃん。お前の防衛記録、俺が止めてやる」と自信満々に豪語していたが、オカダの逸材評は手厳しい。これまでさん付けしてきたのが呼び捨てに変化したのも格下扱いの表れ。「つまらない相手だなと思いますよ。過去にやったことはもちろん認めてますけど、最近の棚橋弘至というのはレスラーとして認めてない相手ですね」と見下し、「実力もコンディションも全てがレベルが下がってきてるんじゃないかなと思いますね」、「昔と変わらない棚橋弘至のまま、復帰して何か凄いスペシャルなものがあるわけでもなく、いつもの棚橋弘至だなと思いましたね」と今の棚橋をバッサリ酷評した。

 オカダにとって棚橋を返り討ちにしてのV12は規定路線だ。棚橋との“レベルの差"を強調したうえで「棚橋さん自身が『もう俺じゃないんだな』ってわかるんじゃないかなとは思いますね。えぇ。『もう俺じゃねぇんだ、俺の出番じゃねぇんだな』っていうのは感じる試合になる」と断言。確信を込めて「棚橋弘至V12阻止することはできません」と言い切った。

 オカダが見据えるのはV100の大記録。「タイというのは僕の中で気持ちが悪いので、さっさと12にいかせていただきたい」と予告したレインメーカーは有言実行で棚橋にレベルの差をみせつける。

【会見の模様】
▼オカダ「ザック・セイバーJr.、ホントにレベルの違う関節技の持ち主でした。ホントに強い相手でしたし、ああいう選手と、ホントにいろんな選手と今回、防衛戦を戦うことができて、いろんな国の選手だったり、そういうのがV11つながってると思いますし。次の相手、棚橋弘至。タイというのは僕の中で気持ちが悪いので、さっさと12にいかせていただきたいと思います」

――両国では呼び捨てし、上から目線だったが、今の棚橋はどんな存在?

▼オカダ「つまらない相手だなと思いますよ。過去にやったことはもちろん認めてますけど、最近の棚橋弘至というのはレスラーとして認めてない相手ですね」

――どのへんが?

▼オカダ「コンディションもそうですし、実力もじゃないですかね。強さという意味でもちょっと落ちてきてるのかなと思いますし。それがなければやっぱその戦いしてると思いますので。実力もコンディションも全てがレベルが下がってきてるんじゃないかなと思いますね」

――棚橋のキャッチフレーズはエースだが?

▼オカダ「まぁ名乗りたきゃ名乗ってくれよと。別に僕もいいですよ。棚橋さんが新日本プロレスのエース、どうぞ名乗って下さい。別にそれは自分が言ってることだけだと思いますし、他の人がやっぱり棚橋弘至エースだよねって思えるような存在なの?って。エースはそんな試合休んだりしないと思いますし、弱いエースなんていないと思いますんで。それでも恥ずかしくなく、俺エースだよと名乗りたいんであれば、どうぞご自由に名乗って下さいって感じですかね」

――先シリーズ、棚橋と当たった感触は?

▼オカダ「棚橋弘至だなっていう。ホントそれだけですね。もちろん懐かしい感じはしましたし。でも驚くこともなかったというか、昔と変わらない棚橋弘至のまま、復帰して何か凄いスペシャルなものがあるわけでもなく、いつもの棚橋弘至だなと思いましたね」

――オスプレイ、ザックを破ってきたが、イギリスのレスラーはやりやすいかやりづらいか?

▼オカダ「僕もメキシコも行ってますし、アメリカも行って、新日本もやってますし、その3つの国のプロレスというのがあるんですけど、ああいうイギリスだったりヨーロッパのスタイルは僕、全くわからないので、こんなプロレスあるんだっていう、こんな返し方だったり、こういう関節技があったりとか、そういうのは戦って学べてるというか。もちろんびっくりもしますし、もちろんきついのがたくさんある中で、いい経験だなというのは思いますね」

――そういう選手とやってきてベルトの価値も上がると?

▼オカダ「そうですね。イギリスでオスプレイにしても、ザックにしても凄い有名な選手なので、そういう選手と戦って、またイギリスにもIWGPというのも、オカダ・カズチカというのももっと届いたんじゃないかなと思いますね」

――V100を宣言していたが、今後の挑戦者選びはどうしていく?

▼オカダ「どうなんですかね。昨日も出てきたのは棚橋だけでしたし、みんなわかってきてるんじゃないかなと。オカダには勝てないよと。まぁ、その時はその時、考えます。別にオカダvs外道でも……あ、外道さんはリスペクトしてるんで、外道さんでももちろん……(笑) でもそんなこといっても次こそは俺がって選手は出てくると思いますし、ちょっと気が早いかもしれないですけど、昨日もG1のシリーズの日程が発表されて、そういうとこでもやっぱ俺がって選手が出てくると思うんで、それは気にせずV100。1年10ヶ月ですか、チャンピオンでいて、まだまだ先ですね。きついですけど、楽しみながらやっていきます」

――棚橋に引導を渡したい気持ちはある?

▼オカダ「まぁ引導を渡したいっていう気持ちはないですね。ただ、棚橋さん自身が『もう俺じゃないんだな』ってわかるんじゃないかなとは思いますね。えぇ。『もう俺じゃねぇんだ、俺の出番じゃねぇんだな』っていうのは感じる試合になると思いますね」

――棚橋のレベルが下がったと言っていたが、二人の差は何レベルぐらい違う?

▼オカダ「数字ですか? うーん、まぁ棚橋弘至がレベル50だとしたら、オカダ・カズチカは……何ですかね(苦笑) いやぁ昨日のザック・セイバーJr.より難しいかもしれない。でもそれは棚橋弘至自身がホントにオカダとレベルが違う、IWGPのベルトに対してレベルが違うなと思うんじゃないかなと思いますね」

――棚橋とのIWGP戦が2016年1・4以来になるが、2年半ぶりにもう一度ベルトをかけて戦う心境は?

▼オカダ「何ですかね。別にやっときたなとか、そういうのは全くないですね。もちろん実力があればもっと早く戦ってたと思いますし、それが今の棚橋弘至の強さというか実力なんじゃないかなと。ベルとにたどり着くまでに約2年半かかってしまう選手なんじゃないかなと思いますね」

――棚橋のV12を阻止したオカダ選手のV12を棚橋が阻止しにかかっていることに因縁は感じる?

▼オカダ「できるならやってみろよって感じですけどね。6年前ですね、あの時も誰もオカダが勝つと思わなかった状況だったと思うんですけど、今回も僕の中ではもうお客さんが『棚橋絶対無理だよ』というような状態にまで、前哨戦もありますし、しっかり追い込んで。でも棚橋弘至V12阻止することはできません」

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