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6/13【新日本】ライオンズゲート初のメイン若手対決、K-DOJO吉田が海野熱闘撃破 「いつかもっと大きな舞台で」

☆『LION'S GATE PROJECT13』東京・新宿FACE(2018年6月13日)
○吉田綾斗vs海野翔太×

 他団体にも門戸を開く新日本の若手主体興行・ライオンズゲートのメインで、意外にも初の“若手対決"が実現。K-DOJOのホープ・吉田が、成長著しいヤングライオンの海野を熱闘の末に破り、「いつかもっとデカい舞台でやれたら」と未来を見据えた。

 13回目にして初めて“若手対決"がメインイベントに据えられた今大会。前回の5月大会セミファイナルで大日本・関本とまみえた海野と、5月メインで永田に挑んだ吉田の激突となった。

 序盤から圧倒したのはキャリアに勝る吉田だった。強烈なミドルキックやサッカーボールキックで海野を押し込み、胴締め式チキンウイングアームロックに持ち込むなどして海野をギブアップ寸前にまで追い込んだ。

 屈さぬ海野もミサイルキックや逆エビ固めで反撃。逃れた吉田が得意のヒザを連発しても、蹴り足をつかんで強引に逆エビ固めに持ち込む根性をみせ、これしかないとばかりに絞めまくる。吉田がロープをつかみかけても、2度に渡ってリング中央に引きずり戻す執念をみせた。

 だが、ロープをつかんでみせた吉田も追撃をチキンウイングフェイスロックで切り返すや、スクラップバスターへ。なおも海野はカウンターのスパインバスター、ミサイルキックで盛り返し、ジャーマンで固めてニアフォールまで追い込んでみせたものの、しのいだ吉田もホイップ式のヒザ蹴りで追撃を阻止。海野もまだまだエルボー合戦で闘志をあらわにしたが、吉田も素早くチキンウイングフェイスロックで捕獲し、こん身のランニングローキックを連発だ。海野も必死にカウント2で返し続けて場内も熱気に包まれたが、最後は吉田が狙いすました右ハイキックを叩きこみ、グラついた海野を急角度のバックドロップで投げ切って3カウントが数えられた。

 試合後は吉田が求めた握手を海野が張り飛ばして拒否したものの、最終的には座礼で互いの思いを示し、爽やかな拍手に包まれるなかで第13回目のライオンズゲートの幕が下ろされた。

 第2回ライオンズゲートからレギュラー参戦を続けてきた吉田は、おととい(11日)の小橋建太プロデュース興行・後楽園大会に続く他団体メイン出場。「ライオンズゲートの2から出てきて、やっとメインでシングルできるようになりました。海野さんとはほぼ同世代。もっともっと大きくなって、もっとデカい舞台でやれたらいいなと思いました」と未来を見据えた。


【吉田の話】「今日戦った海野さん。自分のほうがキャリアがありますけど、これくらいのキャリアの差なら、ほぼほぼ同世代と言えると思うんで。もっともっと大きくなって、もっとデカい舞台でやれたらいいなと思いました。そして、一応今回でライオンズゲート(参戦)が終わることになるけど、どこかでまたやれる機会があると思うんで。自分もライオンズゲートの2から出てきて、やっとメインでシングルできるようになりました。このライオンズゲートという舞台、そう簡単には無くしたくないんで、自分もこれから頑張っていきますんで、またこの舞台がある時は呼んでください。ありがとうございました」

【海野の話】「絶対に負けちゃいけないところで負けてしまった…。でも初めてライオンズゲートらしいメインができたと思う。これから先、若手がどんどん引っ張っていってやる。だからこそ、今日来たお客さんの声援は一つひとつ届いてたし、ホントに感謝してます。もっとデカいところでメインを張って勝てるように、まだまだ練習して必ず這い上がる。今に見とけ」

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