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6/18【WWE】中邑4度目の挑戦もAJにKO負けでWWE王座戴冠ならず、アスカもスマックダウン女子王座逸す PPV『マネー・イン・ザ・バンク』シカゴ大会

 PPV大会『マネー・イン・ザ・バンク』が米国現地時間17日、イリノイ州シカゴで開催され、中邑真輔がAJスタイルズの持つWWE王座に挑戦。ラストマンスタンディング戦でKO負けを喫し、4度目の挑戦で頂点ベルト獲りはならなかった。

 この日、4度目となるAJvs中邑のWWE王座戦が実現した。試合形式はラストマンスタンディング戦。手段を選ばぬ激しい攻防が展開された。中邑はアナウンステーブル上でキンシャサを叩き込んで先制。AJをテーブルに叩きつけて主導権を握った。だが、その後ヒザを負傷。それでも急所攻撃、キンシャサで攻め込んだものの、AJはカウント9で立ち上がり、急所蹴りで報復。苦もんする中邑はリング上から場外へのフェノミナルフォーアームを食らってアナウンステーブルごと吹き飛び、ダウンカウント10。KO負けを喫した中邑のWWE王座初戴冠はならなかった。

 アスカがカーメラの持つスマックダウン女子王座に挑戦した。平手打ちを食らったアスカは「この野郎」と雄たけびを上げるやヒップアタックを連発し、スライディングニーを決めて攻め立てた。逃げ足の早いカーメラはアスカのミサイルキックやアスカロックをことごとく回避。さらに場外のアスカにトペ・スイシーダを決めた。が、ここで突然リングサイドにアスカばりの能面を装着した謎の女が現れた。能面を取ってジェームズ・エルズワースが正体を明かすと、それに気を取られたアスカはカーメラのスーパーキックをモロに食らって敗戦に終わった。

 ハシゴの上に吊された「いつでもどこでも王座に挑戦できる権利書」が入ったブリーフケースを奪い合う男子マネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦。コフィ・キングストン、ブラウン・ストローマン、フィン・ベイラー、サモア・ジョー、ルセフ、ザ・ミズ、ケビン・オーエンズ、ボビー・ルードの8人で争われた。圧倒的なパワーを誇るストローマンは他の7人からラダーを使った集中砲火を浴び、一度は戦線離脱に追い込まれたものの、息を吹き返すとジョーとミズをパワースラムで排除。ラダーに登ったベイラーとキングストンを叩き落として一気にブリーフケースを奪い、マネー権を手にした。

 王者ナイア・ジャックスの指名によってロンダ・ラウジーのRAW女子王座挑戦が実現した。ロンダはWWE参戦以来これが初のシングルマッチ。パワーボム、サモアンドロップで攻め込まれながらも、ダイビングボディアタックや背負い投げで反撃し、必殺のアームバーを仕掛けた。が、ここでこの日のMITB女子ラダー戦に勝利してマネー権を得たアレクサ・ブリスが現れ、ブリーフケースでロンダを殴打した。アレクサはマネー権行使を宣言すると、ナイアにDDT、ツイストブリスをさく裂させて3カウントを奪い、RAW女子王座を手中に収めた。

 オープニングマッチでは178cmのダニエル・ブラインアンが213cmのビック・キャスに挑んだ。35cmの身長差をものともせず、ブライアンはイエスキックやドラゴンスクリュー連発で攻め込んで優勢に進めた。キャスも体格差を活かしたパワー殺法で対抗し、ビッグブーツを打ち込んだが、ブライアンは2カウントでキックアウト。ニー・プラスでキャスを吹き飛ばすと、最後はヒールホールドでタップを奪って勝利した。

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