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6/19【新日本】左手骨折・ロビンソンが強行出場も…ホワイトが返り討ちでUS王座防衛確信

☆『共闘ことばRPG コトダマン Presents KIZUNA ROAD 2018〜スーパー・ストロング・マシン引退セレモニー〜』東京・後楽園ホール(2018年6月19日)
○ジェイ・ホワイト&オカダ・カズチカ&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsマイケル・エルガン&ジェフ・コブ&デビッド・フィンレー&ジュース・ロビンソン×

 左手を骨折しながらもロビンソンが志願の強行出場。しかし、その決意をあざ笑うかのように、ホワイトがブレードランナーで返り討ちにし、US王座防衛に自信を深めた。

 7・7ロサンゼルスでのUS王座戦に向けて、王者・ホワイトと挑戦者・ロビンソンの抗争は激化するばかり。ホワイトは6・17後楽園の試合後、花道でロビンソンを襲撃。ロビンソンはホワイトが持ち込んだパイプイスごとナックルパートで吹き飛ばして返り討ちにしたものの、これで左手を痛める結果に。昨日(18日)の後楽園では再びホワイトが無法襲撃。ロビンソンをKO寸前に追い込むと、左手にパイプイスを振り下ろし、負傷をさらに悪化させた。ロビンソンはこれで左手を骨折してしまったが、本人の強い意向により、ギブスをつけてこの日の大会に強行出場。「ギブスを使った攻撃は反則」という条件で出場が認められ、エルガン&コブ&フィンレーと組み、ホワイトにオカダ&後藤&YOSHI-HASHIを加えたCHOASカルテットと対戦した。

 負傷を感じさせずに、陽気に入場したロビンソンだったが、ホワイトを前にすると険しい表情に一変する。先発はNEVER王座戦の機運が高まっている王者・後藤とコブに譲ったが、両軍入り乱れての場外戦となると、ホワイトに突進。後楽園ホールの壁や客席に投げつけて、怒りをぶつけた。

 CHAOS軍がフィンレーを攻め立てる展開になると、ホワイトは握り拳を作るロビンソンの「ジュースポーズ」を真似て挑発し、ナックルパートを乱射する。さらに、直接ロビンソンに飛びかかり、左手に攻撃を加えた。

 荒れた展開となる中、後藤とコブが再び対峙。ラリアットの相打ちを繰り返して気持ちをぶつけ合う。コブは持ち手を途中で切り換えての俵投げなど圧倒的なパワーを見せつけたが、後藤も王者の意地で続くその場飛びムーンサルトプレスを回避。ミドルキックはキャッチされ、ヘッドショットも不発に終わったが、ローリングラリアットで何とかコブの攻撃をはねのけた。

 そして、やっとホワイトとロビンソンがリング上で向かい合う。感情的になったロビンソンはフェイスクラッシャー、セントーン、串刺しラリアット、スパインバスターと怒とうの猛攻を浴びせた。仲間たちの援護射撃を受けると、「ジュース」コールに合わせて右手でナックルパートを連打。ぐらつくホワイトを左の強打で殴り飛ばそうとしたが、ギブスを付けているため、レフェリーが制止。チャンスを活かせない。

 スキを突いたホワイトが高速バックドロップでロビンソンをぶん投げると、各選手が次々とリングに飛び込んで混乱模様に。ロビンソンはオカダを豪快なフルネルソンバスターでマットに叩きつけて鎮圧したが、これで左手をさらに痛めてしまった。

 表情を歪めるロビンソンにホワイトが襲いかかり、ブレードランナーの構え。ロビンソンは必死の抵抗を見せるが、ホワイトは左手を殴り飛ばして笑みを浮かべると、スリーパースープレックスで引っこ抜いて黙らせる。そして、ジュースポーズから今度こそブレードランナーをさく裂。次期挑戦者から完璧な3カウントを奪い取った。

 勝利したホワイトは、コーナーに上がってまたまたジュースポーズを披露。動けないロビンソンにUS王座のベルトを見せつけると、その後も執拗に「ジュース!」と連呼しながらポーズを決めて、リングをあとにした。

 3戦連続でロビンソンをいたぶった狂気の王者は「これ以降、お前の左腕は封印される。お前はもう左腕は使えなくなる。サンフランシスコではどうするんだ? この3日間の戦いは全て俺のものだった」と余裕タップリに宣言。王座防衛を確信したようで、「サンフランシスコではベルトを防衛し、リングを降りる。そして、G1の開幕戦のメインイベントでオカダ・カズチカと戦う。怪我なくG1を戦い抜いたら、USチャンピオンとして、『WRESTLE KINGDOM』でのその時のIWGPヘビー級王者と対戦してやる」と7・14大田区で決まったオカダ戦や来年の東京ドーム大会まで見据えていた。

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