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6/21【全日本】アジアヘビー前哨戦 王者・崔がボディガーを直接ピン

☆『2018ダイナマイトシリーズ』北海道・浦河町勤労者体育センター(2018年6月21日)
○崔領二&ジェイク・リー&ディラン・ジェイムスvsジョー・ドーリング&ゼウス&ボディガー×

 アジアヘビー級王者・崔がボディガーとの前哨戦で直接勝利だ。

 7・29大阪大会で王者・崔とボディガーがアジアヘビーのベルトをかけて戦う。決戦はまだ1ヵ月先だが、この日、早くも前哨戦が幕を開け、崔がジェイク&ジェイムス、ボディガーがゼウス&ジョーとそれぞれ組んで激突した。

 やはり二人はタイトルマッチを意識。序盤から対峙するとタックル合戦で正面衝突を繰り返し、ボディガーが競り勝ってみせる。その後、一進一退の攻防が続く中、終盤になって再び両者が向き合った。串刺しラリアット、ショートレンジラリアット連打、バックドロップで一気に攻め立てるボディガーに対し、崔もジェイクの援護射撃を受けると、ジェイムスとともにミドルキックと逆水平を交互に連発し、ダブルブレーンバスターで巻き返した。

 ボディガーも譲らずスピアーで逆襲。カカト落とし、ラリアットでたたみかけたが、崔は2発目のラリアットを阻止して大外刈りで叩きつけて流れを引き戻した。すかさず山折りでボディガーの動きを鈍らせると、最後は赤川鉄橋を突き刺して3カウントを奪った。

 前哨戦初戦でいきなり崔が挑戦者から直接勝利を奪った。内容的には接戦で、本番も紙一重の勝負となりそうだ。「年齢関係なしに今の気持ちが続く限りやってるというか、コンディションもいいし」とボディガーを評した崔は、今宵の対決を通じて「何かありのままがきて、ありのままで受け止めるみたいな、その時の自分の体調を万全に整えて、その時に元気な奴がぶつかる。結果的にそれが何歳であろうと年齢とか関係なくて、意気込みじゃないですかね」と勝負のポイントを定めた。もちろんボディガーから意気込みは十分に感じ取ることができ、「ただやりましたじゃ済まされないでしょうね。いろんなものを巻き込んでビジネスにして、人巻き込んで感動させて自分たちものし上がる。要求されてるもんは相当ハードル高いんじゃないですか」と改めて高い志を口にしつつ1ヵ月先のV4戦を見据えていた。

【試合後の崔】
―ーアジアヘビーの前哨戦でボディガーに直接勝利したが?

▼崔「ディランもいるし、ジョーもいるし、とにかくヘビーの層が厚いなっていうのが俺のイメージ。ジェイクもいるし、どこをみてもヘビー級ばっかりで。ボディガーというのはアジアヘビー、そもそも決定トーナメント決勝でやった相手なんで、来てもおかしくないというか彼かなと思ってましたけどね。今ちょうどベルトないし彼も。でもやっぱね、甘くないですね。本当にこんだけ毎日試合が続いて、ほとんどヘビー級で、ジェイクもどんどん伸びてきて今リーダーですからね。頼もしくもあり、みんなライバルであり、忘れた頃にボディガーみたいのがやってきて。凄いやってる身としては全日本プロレスという団体に集まってる今のヘビー級。怖いけど、楽しいというか。だからいつ誰と当たってもいいようにしとかないといけないし。ディランだって、ジェイクだっていつ敵になるかわからないし、リーグ戦に入ったらみんな敵なんで。ホント北海道一日一日やりがいを感じてます」

―ー戦った中でボディガーの意気込みは感じた?

▼崔「そうですね。年齢も違うんですけど、何か一人ひとり、年齢バラバラですけど、ディランなんか若くて、彼はもう50で、だけど全然、何ていうかな。年齢関係なしに今の気持ちが続く限りやってるというか、コンディションもいいし。何かありのままがきて、ありのままで受け止めるみたいな、その時の自分の体調を万全に整えて、その時に元気な奴がぶつかる。結果的にそれが何歳であろうと年齢とか関係なくて、意気込みじゃないですかね。意気込みはホント十分伝わったし。ただ7月29日にお互いが無事だったらの話。彼が前哨戦いろいろ終えてリングに上がれてるかそれはわからないし、ただやりましたじゃ済まされないでしょうね。いろんなものを巻き込んでビジネスにして、人巻き込んで感動させて自分たちものし上がる。要求されてるもんは相当ハードル高いんじゃないですか。このアジアヘビーのベルトは三冠の下とか、そんな位置じゃないんでね。これはこれ、あれはあれ。三冠は三冠、これはこれ。どっちが上もどっちが歴史あるも俺の中で関係ないから。やってる人の、獲りにいきたい人の気持ちなりだと思ってるんで」

【ジェイクの話】「今日はジュニアがなく、ホントにスーパーヘビーだらけの中で、僕なんかまだその中に入ったら凄い華奢な方に見えちゃうというのがあるんでね。それをどういうふうに覆すかも、個人としてもチームリーダーとしても問われることなんでね。とりあえず勝ちは勝ちなんでね。この状態でしっかりもっともっと連係だったり何なりを増やしていって、やっていければなと思います」

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