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6/30【WWE】アスカ悔しい反則決着で女子王座戴冠逃す

☆『WWE Live Japan』東京・両国国技館(2018年6月30日)スマックダウン女子王座戦=○アスカvsカーメラ×

 アスカが怒濤の猛攻を見せて、終始カーメラを圧倒。しかし、カーメラが苦し紛れにパイプイスを使用したため、悔しい反則勝ちとなり、スマックダウン女子王座初戴冠を逃した。

 連勝記録こそ途切れたが、WWEのトップスターとして活躍中のアスカが、ホームリングの日本でカーメラの持つスマックダウン女子王座に挑んだ。アスカはこの春からスマックダウンに移動。17日のシカゴ大会でカーメラに挑戦したものの、タイトル奪取を逃しており、抗争が本格化しつつある。

 ゴングと同時に「レッツ・ゴー・アスカ」コールを受けて試合に臨んだアスカだったが、カーメラは苛立ちをあらわにして髪の毛を引っ張って浴びせ倒し、ブーイングを浴びる。レフェリーを盾にして攻撃を防ぐと、蹴り足を掴まれた場面では一転してアスカに手を離すよう懇願。その直後にビンタを放って、またもやブーイングを浴びた。

 アスカはジャンピングヒップアタックを乱射して逆襲に出る。ベルトを持ったまま逃げだそうとしたカーメラをリングに押し入れると、なおも逃げようとする王者にスライディングキックを発射する。だが、カーメラはエプロンのシートでアスカを包み込んで防御。そのまま殴り飛ばしてペースを奪い取る。

 またもや髪の毛を引っ張ってなぎ倒すと、変型クロスフェイスに捕獲。トラースキックを連射すると、ブーイングを送る観客に罵声を浴びせ、挑発気味に張り手を何発もアスカに叩き込んだ。

 これに怒ったアスカが猛攻に打って出た。ソバットから強烈なドロップキックを放つと、ニーアッパーで顔面を射貫き、ローリング袈裟斬りチョップから投げ捨てジャーマンでぶん投げる。そして、総仕上げとばかりにアスカロック(胴絞めチキンウイングフェイスロック)の体勢に。

 コーナーに押し込んで脱出したカーメラはロープに足をかけて、ダーティに押さえ込む。レフェリーにバレるとマットを叩いて錯乱。それでも変型クロックヘッドシザースに持ち込んだが、アスカに逆エビ固めで切り返され、あとがない状態に。

 強引に脱出したカーメラは苦し紛れにハイキックを放つが、アスカにキャッチされて裏アキレス腱固めにつかまった。もはや打つ手なし…。王者はここで暴走する。ロープに逃れたカーメラは場外に転落すると、レフェリーやアスカに気づかれないように、リングサイドのパイプイスを手にする。そして、あとを追ってきたアスカに一撃。即座に反則負けが宣告された。

 リング上でもパイプイスでアスカを殴り飛ばそうとしたが、レフェリーが阻止。すると、アスカが豪快な右ハイキックで返り討ちにした。それでもカーメラはベルトを抱えるようにして、花道を去っていく。終始圧倒しながらも、反則勝ちではタイトルの移動はなし。凱旋試合でベルト奪取を果たせなかったアスカは悔しげな表情を見せたが、それでもリングサイドのファンたちとハイタッチを交わすと、笑顔をのぞかせていた。

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