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7/17【NOAH】北宮が亡き師・マサ斎藤さんに捧ぐ監獄固めでタッグ前哨戦制す 「魂胸にゴー・フォー・ブロックで」

『GLOBAL Jr. TAG LEAGUE 12th』埼玉・所沢市民体育館サブアリーナ(2018年7月17日)
○マサ北宮&潮崎豪&中嶋勝彦&拳王vs杉浦貴&丸藤正道&モハメド ヨネ&齋藤彰俊×

 14日に亡くなったマサ斎藤さんの弟子にあたるGHCタッグ王者の“ジ・アグレッション"中嶋&北宮組が、タッグ防衛戦に向けた前哨戦で躍動。最後は北宮が亡き師譲りの監獄固めで挑戦者・齋藤からギブアップを奪い、「魂胸にゴー・フォー・ブロックで」と誓った。

 中嶋と北宮は、斎藤さんがアドバイザーを務めた健介オフィス出身。この日の試合前には追悼セレモニーでともにリング上に立った。試合ではセミファイナルに登場。8人タッグマッチで7・28後楽園大会のGHCタッグ王座戦に向けた前哨戦に臨み、挑戦者の丸藤&齋藤組を押し込んだ。

 終盤には齋藤が盛り返して北宮にデスパニッシュを狙ったものの、中嶋がミサイルキックで飛び込んで阻止。齋藤はなおもスクルデスを狙ったものの、足へのラリアットで叩き落とした北宮、逆にニークラッシャーへ。そして師匠譲りの監獄固めへ。一層気持ちを込め、斎藤さんが旅だった天を指さしながら絞め上げると、たまらず齋藤もギブアップを意思表示した。

 “獄門鬼"と呼ばれた斎藤さんに捧ぐ監獄固めで次期挑戦者から直接勝利。「亡きマサ斎藤さんの魂を胸に、ゴー・フォー・ブロックでプロレス道をまい進する。そういう意味を込めた監獄固めだった。ここから前に進んでいきたいと思います。止まることなくね、落ちることなく」と北宮は噛みしめるように話した。

 中嶋も「すべての思い出が俺の心の中には生きてるんで。それはこれからも変わらない。(ともに過ごした時間)すべてが俺の財産」。偉大なるマサ斎藤の魂を胸に、まずはノアのタッグ戦線で上位世代を飲み込みにかかる。


【試合後の中嶋&北宮】
――タッグ王座戦に向けた前哨戦で直接勝利、力の差をみせたが?

▼北宮「前にも言ったとおりよ。アイツらがどんどん来ねえから、俺たちが仕掛けてやってんだよ。盛り上がらねえタイトルマッチなんか誰がおもしれーんだ? 28日にまで徹底的に痛めつけて、せいぜい満身創痍で臨むがいいさ」

▼中嶋「そうだよな〜。まだ分かってねえみたいだな。俺たちジ・アグレッション、タッグチャンピオンが胸を貸してやってんだよ!」

――最後は天を指さしながらの監獄固めだったが?

▼北宮「うん。亡きマサ斎藤さんの魂を胸に、ゴー・フォー・ブロックでプロレス道をまい進する。そういう意味を込めた監獄固めだった。ここから前に進んでいきたいと思います。止まることなくね、落ちることなく」

――中嶋選手は斎藤さんの訃報に接して?

▼中嶋「一言では言えないね。新弟子の頃からお世話になって…。すべての思い出が俺の心の中には生きてるんで。それはこれからも変わらないです」

――どんな教えを生かしていく?

▼中嶋「すべてですね。無駄なことは何一つなかった」

――道場でともに過ごした時間は宝物?

▼中嶋「もちろん。すべてが俺の財産です」

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