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7/18【WRESTLE-1】土肥を熱戦突破 芦野がW-1GP初制覇、9・2文体で王者・征矢に挑戦

『WRESTLE-1 TOUR 2018 SYMBOL』東京・新後楽園ホール(2018年7月18日)
「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2018」決勝戦=○芦野祥太郎vs土肥孝司×

 土肥を熱戦の末に撃破した芦野がW-1GP初制覇。9・2横浜文体でW-1王者の征矢に挑戦することが決定した。

 準決勝で前年覇者イケメンを破った芦野と、羆嵐との元パートナー対決を制した土肥が「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2018」決勝戦で激突した。どちら優勝しても初優勝。勝者は9・2横浜文体でW-1王者・征矢に挑戦することが決まっている。

 芦野が先に仕掛ける。エプロンで土肥のラリアットを食らってしまったものの、断崖式サイドスープレックスを強行。ロープを挟んだ状態でのドラゴンスクリューもお見舞いし、アンクルロックに繋げるべく足攻めに打って出た。

 一方的に攻め込まれ、コーナーに振られても走れずに倒れてしまった土肥だったが、カウンターのショルダースルーで執念の逆転。ボディスラム、ローリングエルボー、旋回式スクラップバスターとパワフルな攻撃で巻き返した。芦野にアンクルロックを狙われても、前方に投げ捨てて脱出。すかさずハーフネルソンスープレックスで連続してぶん投げ、こん身のラリアットを振り抜く。

 芦野がアンクルロック、土肥が南京錠固めを狙ってせめぎ合うと、両者はさらにヒートアップ。芦野がエルボースマッシュを見舞えば、土肥もスパインバスターやドロップキックでお返しする。続くラリアットが空を切ると、芦野がジャーマンでぶん投げ、両者大の字に。場内は手拍子に包まれた。

 先に南京錠固めに捕獲して土肥が決定機を掴む。リング中央に引きずり込んで絞めに絞めると、自ら技を解き、ラリアットを立て続けにぶち込んだ。だが、芦野もこのまま沈まない。一瞬の隙を突いて、アンクルロックに捕らえる。

 長時間絞め上げられた土肥だったが、前方に投げようとしたり、蹴り上げたりと懸命に抵抗して、やっと脱出に成功する。そして、豪快なブレーンバスターから雪崩式ブレーンバスターの体勢に。

 だが、投げられず、勝機は一気に芦野へ傾いた。芦野は土肥をマットに叩き落とすと、ダイビングエルボースマッシュをズバリ。ロコモーションジャーマンから必殺のTボーンスープレックス(変型エクスプロイダー)で引っこ抜いた。フォールを返されると、頭を抱えてしばし呆然。それでも観客の声援で再び気合いを入れ直し、奥の手・雪崩式Tボーンスープレックスで熱戦に終止符を打った。

 芦野が「WRESTLE-1 GRAND PRIX」初制覇。「勝ったぞー!」と雄叫びを上げると、場内は大歓声に包まれた。「正直、このトーナメントが始まった時、不安で仕方なかった。俺以外のヤツが文体のメインに行くのが不安でしょうがなかったんだよ」と強気に言い放つと、「俺は必ず文体のメインであのベルトを取り返す。あのベルトは俺のだからよ。返してもらうぞ、征矢」とW-1王者・征矢を呼び出した。

 しばらく経ってからベルトを肩にかけて征矢が登場。「とりあえず優勝おめでとうございます。9月2日、文体の対戦相手、芦野祥太郎。挑戦者として、このベルトに挑んでこい。全力で叩き潰してやるよ」と芦野に通告すると、リングをあとにした。

 「やっぱチャンピオンの言うことは重みがあったなあ」と皮肉った芦野は、「去年はよ、文体をチャンピオンとして俺は成功させるって言ったよ。今年はチャレンジャーとして俺が成功させる」と高らかに宣言。「W-1の顔はよ、イケメンでも、チャンピオンの征矢でもねえんだよ。W-1の顔はこの俺だよ」と叫ぶと、再び芦野コールがこだました。最後に芦野は「9・2横浜文体大会、必ず来てください。最高の試合をお見せします」と観客に呼びかけ、自信満々で優勝トロフィーを掲げてみせた。

 一方、敗れた土肥は「負けました…。また目標を失っちまった。ビッグマッチがあるのに目標が…」と意気消沈。それでも近藤修司が「まだ終わっちゃいねえんだろ? こいつは準優勝。大したもんだ。俺なんか1回戦負けだよ。まだチャンスあるんじゃないか? どう、俺と一緒にタッグっていうのは」と助け船を出すと、土肥も「やります」とガッチリ握手。早くもタッグ戦線での巻き返しを誓った。

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