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7/18【WRESTLE-1】パンテーラに快勝 児玉が圧巻のクルーザー王座V1

『WRESTLE-1 TOUR 2018 SYMBOL』東京・新後楽園ホール(2018年7月18日)
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ=○児玉裕輔vsエル・イホ・デル・パンテーラ×

 元同門のパンテーラにマッドスプラッシュで快勝し、児玉が圧巻のクルーザー王座V1を果たした。

 Enfants Terriblesの児玉は6・13後楽園で4度の防衛を誇る吉岡世起を破り、1年半ぶり2度目のクルーザー王座戴冠を果たした。試合後も吉岡を蹂りんしたが、救出に飛び込んだのがパンテーラだった。スワンダイブ式ミサイルキック、トペコンヒーロで新王者を排除すると、ベルト挑戦をアピール。WNCでは同じ釜の飯を食った2人がクルーザー王座を懸けて激突することになった。

 のっけから2人はロープを使ったルチャ流の攻防を繰り広げる。パンテーラは風車式バックブリーカーで制すると、ロープを踏み台にしてのドロップキックからトペの構えに入るが、児玉はリングのエプロンカバーで捕獲して阻止。場外戦ではステージ席からのトペコンヒーロをお見舞いし、試合のペースを握った。リングに戻っても、サミングなどダーティな攻撃も挟みつつ、エルボーやバックドロップで攻め立てる。

 後手に回ったパンテーラだったが、エプロンからの断崖式アストロシザースホイップで決死の反撃。場外で倒れる児玉に対し、リング上からセントーン・アトミコを投下する。ロープ上を走っての串刺しドロップキック、スワンダイブ式ボディアタックも火を噴くと、カウンターのトラースキックで児玉の顔面を射貫いた。

 エルボー合戦となると、ここまで冷静だった児玉の激情に着火。絶叫しながら連射していく。負けじとパンテーラもドロップキックを自爆させ、トラースキックを一閃。スイング式DDT、コウモリ吊り落としからスワントーンボムを投下した。

 しかし、児玉はこれを剣山で迎撃。強烈なダイビングエルボー一撃で形勢逆転を果たす。急角度のリバースDDTをお見舞いすると、狂気の笑みを覗かせた。パンテーラは丸め込みを連発して抵抗するも、ウラカンラナを切り抜けた児玉はサイドからトラースキックをズバリ。フィッシャーマン式山折りから必殺のマッドスプラッシュに繋げて、3カウントを奪い去った。

 児玉がパンテーラに快勝してクルーザー王座V1を達成。余裕の笑みを浮かべてリングをあとにすると、「また一層、輝きが増したような気がする」とベルトを手にして満足げげ。次なる防衛戦の相手は決まっていないが、「誰か来ないんだったら、僕が突っついてあげるから。いっぱいクルーザーの選手がいるでしょ? 突っついてあげるから。お楽しみに」と意味深げに予告した。

【児玉の話】「防衛しました。また一層、(ベルトの)輝きが増したような気がする。次、誰なの? 誰でもいいよ。今は乗ってるから。ああ、気持ちいい。みんな欲しいでしょ、これ。クルーザーの選手。知ってるよ、我慢しなくていいから。これ、僕から取り返す? 誰か来ないんだったら、僕が突っついてあげるから。いっぱいクルーザーの選手がいるでしょ? 突っついてあげるから。お楽しみに」

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