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7/27【新日本】ハイフライ弾連発で真壁に快勝 棚橋4勝目で首位タイキープ

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』静岡・アクトシティ浜松(2018年7月27日)
Bブロック公式戦 ○棚橋弘至vs真壁刀義×

 ハイフライフローアタック、ハイフライフローの連続弾で棚橋が真壁に快勝。4勝目を挙げ、首位タイをキープした。

 3勝1敗で首位タイの棚橋と2勝2敗の真壁がAブロック公式戦で対戦した。2人はG1での対戦経験が多く、真壁が初出場した2004年からの15年間で合計10回対戦。棚橋が8勝2敗と大きく勝ち越している。昨年も棚橋がハイフライフローで勝利していた。

 新日本生え抜き同士の対戦らしく、基本に忠実なグラウンド戦で幕開け。スタンド勝負になると、真壁がショルダータックルから串刺しラリアットに繋げて先制した。そこから真壁は落ち着いた面持ちで、棚橋の古傷である左ヒザ攻めを展開する。

 5分経過まで守勢を強いられた棚橋だったが、反転式のダイビングボディアタックで反撃に転じる。得意のフライングフォアアームを皮切りに、ダイブ式サマーソルトドロップ、串刺しドロップキックと猛攻。声援を煽ると、真壁のお株を奪う馬乗り式ナックルパートに。

 これに怒った真壁は串刺しラリアットから、こうやるんだと言わんばかりに、馬乗りになってナックルパートを連打、連打、また連打。ノーザンライトスープレックスに繋げる。互いのジャーマンは決まらなかったが、その直後に真壁のラリアットがカウンターでクリーンヒットした。

 続くパワーボムをコーナーに押し込んで阻止した棚橋は、ドラゴンスクリューを見舞うも、スリングブレイド狙いを読んだ真壁はパワースラムで譲らない。2人は同時に立ち上がってリング中央で向かい合うと、エルボー合戦で火花。会場からは「オイ! オイ!」と歓声がこだました。真壁はロープに走ろうとした棚橋を強引に振り向かせてラリアットを放つ。が、倒れない棚橋も同じく真壁を振り向かせてビンタを一閃。真壁も意地でダウンを拒否し、今度こそラリアットで浴びせ倒した。

 勢いに乗った真壁はパワーボムで追撃。再びラリアットを振り抜くと、必殺のスパイダージャーマンへ。棚橋を鉄柱に叩きつけて引っこ抜きにかかる。激しい抵抗を受けた真壁だったが、雪崩式フロントスープレックスに切り換えると、キングコングニードロップを投下する。

 間一髪で避けた棚橋は、ラリアットを食らっても止まらず、スリングブレイドをズバリ。カウント1でキックアウトして意地を見せた真壁だったが、棚橋はハイフライフローアタック、ハイフライフローと怒濤の連続ダイブで一気に3カウントを奪い取った。

 真壁に快勝して棚橋が4勝目。EVILと並んで首位タイをキープした。棚橋は次戦の7・30高松で1勝4敗と伸び悩んでいるYOSHI-HASHIと対戦する。

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