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7/27【新日本】因縁のエルガンを撃破 鈴木が3連勝

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』静岡・アクトシティ浜松(2018年7月27日)
Bブロック公式戦 ○鈴木みのるvsマイケル・エルガン×

 鈴木が昨年のG1で因縁が生まれたエルガンを撃破。2連敗からの3連勝で白星先行となった。

 ともに2勝2敗の鈴木とエルガンがAブロック公式戦で対戦した。両者は昨年のG1公式戦で対決。エルガンが当時NEVER王者だった鈴木に勝利した。9・10福島ではベルトを懸けたランバージャック戦で激突。鈴木が返り討ちにした。その時以来、10ヵ月ぶりの再戦が実現した。

 重たい逆水平からショルダータックルに繋げて先制したエルガンは、鈴木がぶら下がり式腕十字を仕掛けても、力ずくではね除けた。しかし、場外戦になると、鈴木は浅見レフェリーを盾にしてエルガンの追撃を阻止。レフェリーが不在になったのをいいことに、パイプイスで背中を痛打すると、鉄柱や客席のイス、場外フェンスを利用したアームロックで右腕を絞め上げる。

 腕を押さえて苦しむエルガンは、ジャーマンを狙ってもクラッチできない。それでも、何とか強引にパワースラムで投げ飛ばした。ロープの反動を利用してのボディプレスを落とすと、右腕ではなく、左腕で串刺しラリアットを連発。ファルコンアローもさく裂する。

 それでも右腕が機能せず、エルガンに本来の爆発力はない。余裕の鈴木は串刺しフロントハイキック、ランニングローキックと畳みかけてリズムを取り戻すと、今度は左腕狙いにシフトし、チキンウイングアームロックで絞め上げた。そこから今度は右腕を腕ひしぎ逆十字固めに捕らえる。エスケープを許しても、打撃戦で圧倒した。

 反撃したいエルガンは、痛みを気にしながらも、右のエルボーで挽回。何とかジャーマンで引っこ抜いて流れを押し戻す。鈴木が左手を腕ひしぎ逆十字固めに捕らえても、無理矢理に抱え上げて、マットに投げ捨てた。浴びせ倒すようなラリアットで追い討ちすると、コーナーめがけてパワーボムを敢行。エルガンボムに繋げる必勝パターンに。

 腕のダメージからか、クラッチが甘くなったのを見逃さない鈴木はスリーパーに捕らえるも、エルガンは前に投げ捨てる。再びバックを狙われても、後頭部へのエルボーで振り払い、トラースキック、タイガードライバーと畳みかけた。痛む右ヒジからサポーターを剥ぎ取ると、こん身のエルボーを突き刺す。

 しかし、エルガンがロープに走ったところで、鈴木が追尾してのドロップキックで逆転。張り手やボディブローでメッタ打ちにすると、スリーパーに捕獲した。エルガンが抵抗してもフロントヘットロックに移行。ならばとエルガンは強引にブレーンバスターで引っこ抜きにかかるも、鈴木は背後に不時着して、またもスリーパーで絞め上げて、一気にゴッチ式パイルドライバーを敢行して、3カウントを奪い取った。

 腕攻めでペースを握ってエルガンに快勝。鈴木は連敗スタートとなったが、その後は3連勝をあげ、初めて白星先行となった。次戦は7・30高松。鈴木はEVILと対戦する。

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