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7/30【新日本】エルガン返り討ちで4連勝 オカダが2位タイ浮上「俺が勝たなきゃ面白くないでしょ?」

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』香川・高松市総合体育館・第1競技場(2018年7月30日)
Aブロック公式戦 ○オカダ・カズチカvsマイケル・エルガン×

 圧倒的なパワーで迫り来るエルガンを返り討ちにして、オカダが4連勝。2位タイに浮上したレインメーカーは「新日本プロレス、俺が勝たなきゃ面白くないでしょ? 任せなさい。しっかりG1 CLIMAX、優勝してきます」と高らかに宣言した。

 3勝2敗のオカダと2勝3敗のエルガンがAブロック公式戦で対戦した。まさかの連敗スタートとなったオカダだったが、3連勝でやっと白星先行。調子を上げてきている。対するエルガンは2連勝して好発進を遂げたが、3連敗で負け越しに。ここまで真逆の星取りを刻んできた2人は、2015年、2017年のG1公式戦で激突。オカダが連勝しているが、昨年は25分を超す熱戦となっていた。

 オカダはエルガンの筋肉を意識して、自らも力こぶを作ると、序盤からレインメーカーやツームストンパイルドライバーなどを積極的に狙っていく。しかし、エルガンはことごとく阻止すると、首固めを仕掛けられたところで一気にブレーンバスターでぶっこ抜いた。巨体に似合わぬトペスイシーダも見舞う。

 対するオカダはリング内外でDDTを繰り出し、首攻めに出るも押し切れず。すぐに試合を立て直したエルガンはパワースラムを皮切りに、ブレーンバスターやノーザンライトスープレックス、ジャーマンスープレックスで投げまくる。ダイビングボディプレスはオカダに避けられて自爆に終わるが、逆水平や二段蹴りでペースを渡さず、コーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターでぶん投げた。

 すかさずコーナーめがけてのパワーボムからエルガンボムに繋げる必勝パターンに持ち込むが、オカダは背後に不時着して阻止。後頭部にドロップキックをぶち込んだ。だが、これだけではエルガンをストップさせることはできず、ドロップキックもレインメーカーも失敗。延髄斬りやハーフネルソンスープレックスでさらに攻め込まれたが、オカダは今度こそドロップキックをクリーンヒットさせ、ダブルダウンに持ち込んだ。

 しかし、エルガンの時間が続く。エルガンはレインメーカーをかいくぐると、猪突猛進にラリアットを2連射。オカダに負けない声援を浴びると、コーナーへのパワーボムを繰り出し、再びエルガンボムの構えに。

 粘るオカダはエルガンの猛攻をしのぎ続ける。エルガンボムは何とかリバースすると、雪崩式BTボムを狙われても、腕を巻きこんでマットに投げ捨てた。ならばとエルガンはその抵抗をパワーで押しきりにかかる。トラースキックやローリングエルボーでメッタ打ちにすると、オカダのドロップキックを読んで、空中でキャッチし、そのままジャンピングパワーボムをズバリ。BTボムもさく裂すると、場内には「エルガン」コールがこだました。

 エルガンは勝負を決するべくバーニングハンマーを狙うが、オカダは何とか背後に不時着して切り抜ける。ツームストンパイルドライバーを狙って何度もポジションを入れ換え合ったが、オカダが制して、脳天からマットに叩きつけた。勝負所を逃さないオカダは、ローリング式レインメーカーから、正調レインメーカーをズバリ。何とかエルガンを仕留めた。

 苦闘を制してオカダは4連勝。鈴木みのる、EVIL、ジェイ・ホワイトと並んで2位タイに立った。「4勝目〜!」と今宵も明るく宣言したオカダは、「いやあ、どうでしたか? 高松の皆さん。100対0で、オカダ圧勝でしょう。オカダ、凄いパワーを見せつけたでしょう」と言い張って笑いを誘う。すると、一転して「みんな笑って…。俺を泣かせたいわけね。そうやってバカにして。泣かないけど。大人だからね」とすねた態度を見せつつ、「4勝2敗。まあ、大丈夫でしょう。あと、残りのメンバー。誰? わからないけど、大丈夫でしょう。新日本プロレス、俺が勝たなきゃ面白くないでしょ? 任せなさい。しっかりG1 CLIMAX、優勝してきます」と最後は力強く高松のファンに優勝を約束した。次戦は8・2福岡。6月の大海賊祭で引き分けたばかりの鈴木と対戦する。

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