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8/5【NOAH】齋藤撃沈、拳王&清宮のGHCタッグ挑戦が決定的に 潮崎は杉浦圧倒のまま川崎へ

『DEPARTURE 2018』東京・後楽園ホール(2018年8月5日)
○拳王&潮崎豪&中嶋勝彦&マサ北宮vs杉浦貴&丸藤正道&田中将斗&齋藤彰俊×

 拳王&清宮組のGHCタッグ王座挑戦が決定的に。8・18川崎大会のGHCヘビー級王座戦に向けた前哨戦では挑戦者・潮崎が王者・杉浦を圧倒し、最後まで挑戦者が猛威をふるって川崎を迎えることになった。

 両軍強力メンバーが揃った方舟世代闘争の8人タッグマッチ。なかでも特段勢いをみせたのは、やはり潮崎だった。のっけから杉浦の反攻を飲み込みながら徹底した逆水平で圧倒。何度もたまらず杉浦が胸板をおさえてうずくまるシーンを作り出した。中盤の猛打戦も気迫で上回り、逆水平や豪腕ラリアットで押しまくり、杉浦も予選スラムで両者大の字に持ち込むのが精一杯だった。

 そして試合を決めたのは拳王。GHCタッグ王者の齋藤と火花を散らし、強烈な側頭部への後ろ回し蹴りをクリーンヒットさせて競り勝つと、こん身の蹴暴をズバリ。最後はダイビングフットスタンプで急降下し、王者から直接3カウントを奪ってみせた。

 勢いそのままマイクを握った拳王は、「おい! 齋藤。前回、後楽園でたまたま勝っただけで調子に乗ってんじゃねえぞ? 齋藤、丸藤。今さらお前らがベルトを持って、何が面白いんだ? どんな刺激があるんだ? このノアのリング、輝かしい未来が見えて来るのか? その役目を果たすのはこの俺、拳王だ。丸藤&齋藤、そのベルトに挑戦させろ」と表明。

 すかさず丸藤が「これはタッグのベルトだぞ? 誰がお前の隣に立つんだ?」とパートナー不在の拳王をただしたが、そこでリングに飛び込んできたのが清宮だった。

 清宮は「俺がそのベルト獲って、ノアの未来を切り開く。そのベルト、挑戦させろ!」と名乗り。すかさず今度は齋藤が「おい一言だ。ナメんなよ、このクソガキ!!」と叫んで受けて立ち、両軍顔面密着でにらみ合いとなった。

 さらには丸藤が「おいお前ら、俺のパートナー誰だと思ってんだ!?」と場内に問いかけ、トレンディエンジェルばりの「齋藤さんだぞ!?」を唱和したものの、拳王はこれを一刀両断。「こんなマイクの渡しあいでのお茶濁し、どうでもいいんだよ。俺たちが体と体、命と命をかけた闘いをやって、そのベルトを奪ってやるからな」と公然と通告し、「あのヌルい空気はなんだ!? あれが俺たちが命と命を削り合うプロレスリングのリングか!? なにが『齋藤さんだぞ』だ? 俺たちは命かけてんだ。俺たちはなあ…人生かけてんだよ!」とバックステージでも怒りをあらわに。ともあれ「(王者)丸藤&齋藤vs拳王&清宮(挑戦者)」によるGHCタッグ王座戦の開催が決定的となった。

【試合後の拳王&清宮】
▼拳王「おい! あのヌルい空気はなんだ!? あれが俺たちが命と命を削り合うプロレスリングのリングか!? なにが『齋藤さんだぞ』だ? 俺たちは命かけてんだ。俺たちはなあ…人生かけてんだよ! おい丸藤、齋藤! テメーらからベルトを奪って、テメーらの息の根、止めてやるからな」

▼清宮「俺は思いっきり! ノアの未来を思ってんだよ。このノアの未来を切り開くのは俺だ!」

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